「あいサポートやまぐち」③「みんなで走ろう42.195キロ」

 「みんなで走ろう42.195キロ」・・・これは、旧徳山市の社会福祉協議会や福祉ボランティアの人たちの主催によるもので、
障害のある人たちとみんなで仲良く暮らそう。そのためには、まず障害のある人のことを、みんなで知るために、一緒に走ってみよう!
という企画でした。

 みんなで1本のたすきを繋いで、フルマラソンと同じ距離、42.195キロを走り抜こうというもので、多くの参加者がありました。

 我が家も、家族5人で参加し、夫は100m、私と小学校1・3・6年生の子供たちは50~100m走りました。

 参加者の中には、足の動かない方が何人もおられました。その方たちは、車いすを懸命に漕いだり、土の上を、両腕を使って這いながら5mくらい進み、次の人にたすきを渡します。中には1mを10分かけて進むという、頑張る姿も目にしました。

 両腕で這った子どもが、次のランナーにたすきを渡した時には、会場から、大きな拍手が起こりました。子どもの全身は、泥まみれでしたが、顔はとても誇らしそうな笑顔でした。

 何人の参加者があったかは覚えていませんが、4-500人位はいらっしゃったと思います。みんなで1本のたすきを繋いでグランドを106周走りました。時間は、朝から夕方までかかりましたが、途中で帰る人は誰もいませんでした

 最後のランナーは車椅子の男の子でした。その子が最後のコーナーに来た時、スタンドで応援していた大勢の小学生たちは一斉に駆け寄って行きました。中には、「車椅子を押してあげよう」と言った子どもいました。

 でも、その男の子は
今日は自分で走りたい
と言って断ったので、みんなは手を叩きながら「頑張れ、頑張れ!」と声援を送り、後ろに横一列になって、一緒に歩きました。

 応援の小学生たちは「車いすより前に出ちゃいけんよ!」とお互いに注意しあいながら、すぐ後ろから声をかけ続け、ついにゴールしました。そのゴールの時の歓声は、今でも忘れられません

 この頃、夫は県議でした。多分、厚生委員会の委員長をしていた頃と思います。実は、私自身は、この大会から福祉に目覚めたのです。

 振り返って考えてみると、この大会を企画されたのは、楽団「みかんの花」の高島さんや、山本さん(市社協)だと思いますが、お二人は、今も、障害者に対して特別な感覚と感性でもって接しておられ、私はいつも尊敬の念を持ってお付き合いをさせて頂いています。

 20年余りも前に、この大会を通して「あいサポーター」を育てようとされていたのだと思うと、尊敬の念を覚えます。

 今回、あいサポートの研修を受けて、私もあいサポーターになりましたが、これは特別なものではなく、少し関心があり、少し優しい思いやりの心があれば、小学生でもなれるものと気付きました。

改めて、多くの方に障害のある方へ関心を持っていただきたいと思った一日でした。
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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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