児童虐待について看護師さんへお話しました

 7月26日、山口県看護連盟周南支部の研修会が下松市にある周南記念病院の会議室で行われ、来賓としてご案内を受け、ご挨拶の場をいただきました。

 私は看護師出身の議員として医療政策など、看護師さんに共に考えて欲しい
ことを、いつもお話しするように努めています。今回は、児童虐待についてお話しました。

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 去る7月1日から、児童虐待の相談窓口として全国共通の専用ダイヤル189番の運用が始まった。

 児童虐待は非常に心が痛むものであり、絶対にあってはならないもの。しかしながら、先日も、山陽小野田市で、29歳の母親が生まれたばかりの赤ちゃんを窒息死させたという痛ましい出来事が起こった。

 自分が生んだ赤ちゃんに手を下すということも信じられない事だが、この母親の妊娠を家族の誰もが気付かなかったという事も理解できない事。しかもこの母親は、妊娠中、一度も産婦人科を受診していなかった。
 
 子供を虐待する人は、実親が一番多い。なぜだろうか?その理由は様々だと思うが、生活全般、特に、子育ての面で心に余裕がないからではないか。

 母親の仕事は気の休まる暇もない、大変なものである。

 余裕のない女性は、折角、命を懸けて産んだ子どもでも愛することができず、おっぱいをあげることも、おむつを替えることも苦痛になるかもしれない。そんな時、ひょっとすると、「この子さえいなければ・・・」と思う気持ちが、心の隙間に生まれてくるのではないだろうか?

 そして、思うようにならない子供に、思わず手を挙げてしまうのではないだろうか?そんな母親の表情は、よく見れば、暗くて、笑顔がないかもしれない。看護師の皆さんは、そんな母親の様子も見ることができるし、子供の服を脱がせ、全身を観察することもできる。

 しっかり見ながら、母親を責めるのではなく、優しい声で、「何か悩みがある?」と聞いてほしい。

 虐待を未然に防ごう!
 なぜならば、虐待を受けた子供の心の傷は、誰も取り除くことができないから。
 「私は愛されて育った!
 成長した時に、全ての人がそう思えるような環境を社会総がかりでつくっていこう。

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 看護師の皆さんは、「あまりこのような話を聞く機会がない」と、熱心に聞いてくださいました。そして、今後は、児童虐待にもっと関心を持って、診察の際、子供をより丁寧に観察したいと言ってくださいました。

 改めて、医療人の皆さんの力を借りて、子供を虐待から防ぎたいと思った研修会でした。
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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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