「ハッピーオレンジ運動」②

 以下、私の街頭演説の内容を記載します。

*****

 児童虐待は非常に心が痛むものであり、絶対にあってはならないもの。自民党女性局は、平成22年から児童虐待防止の活動を続けている。山口県においても、児童相談所を中心に、虐待防止に全力で取り組んでくださっている。

 しかしながら、先日も隣の山陽小野田市において、29歳の母親が、生まれたばかりの赤ちゃんを窒息死させたという痛ましい出来事が起こった。
 自分が生んだ赤ちゃんに手を下すということも信じられない事だが、この母親の妊娠を家族の誰もが気付かなかったという事も私には理解できない事。
 全国のデータを見てみると、何の罪もない、また、抵抗することもできない小さな子供に虐待をする人は、実の母親が一番多い

 なぜ、実母による虐待が多いのだろうか?その理由は様々だと思うが、私なりに考えてみると、生活全般、特に、子育ての面で心に余裕がないからではないか。

 私は3人の子供を育ててきた。また現在、4人の孫に恵まれている。私自身の経験からも、また、子供たちの様子を見ていても、女性が母親になるのは本当に大変。

 まず、徐々に大きくなるおなかを10月10日抱え、そして、命を懸けて出産する。生まれたら、睡眠もそこそこに赤ちゃんにおっぱいを与えなければならない。子供が病気になると、寝ずの看病をしなければならない。歩き始めると、事故に遭わないようにと、ずっと傍で見守る。
 自分のことはさておいて、子供のために一生懸命世話をする母親の任務は実に大変。しかし、一方で、とても幸せなこと。

 子供は母親の大きな愛情に全幅の信頼を寄せて、「お母さーん」と言いながら、飛びついてくる。この腕に抱く子供の温もりは、他では感じることができない本当に温かいもの。

 しかし、もしも、母親に、経済的、また、精神的に不安がある場合はいかがだろうか?
 周りからの助けもない、身体もしんどくて仕方がない。そんな状態ならいかがだろうか?

 折角、命を懸けて産んだ子どもでも、愛することができず、おっぱいをあげることも、おむつを替えることも、食事をつくることも、洗濯をすることも苦痛だろう。
 そんな時、ひょっとすると、「この子さえいなければ・・・」と思う気持ちが、心の隙間に生まれてくるのではないだろうか?
 そして、思うようにならない、いう事を聞かない子供に、思わず手を挙げてしまうのではないだろうか?
 そんな母親の表情は、よく見れば、暗くて、笑顔がないかもしれない。私たちには、傍にいる親子に対して、もっと温かい目で接してあげる必要があるのではないだろうか?

 子供は社会の宝。そして、その母親も社会の宝。私たちには、この大きな宝を、次の世代を生きる貴重な人材として育んで行く責務がある。

 そこで、この度、全国どこからでもダイヤル189番で児童虐待の相談ができるようになった。子育てに悩んでいるお父さんお母さんも、また、近くで虐待が起こっているのではないかと思われている方も、誰でもダイヤルすることができる。躊躇わずに電話して欲しい。
 189番にダイヤルしていただき、虐待を未然に防ごう!なぜならば、虐待を受けた子供の心の傷は、誰も取り除くことができないから。
「私は愛されて育った!」
 成長した時に、全ての人がそう思えるような環境を社会総がかりでつくっていこう。

*****

 「189」番は、虐待かもしれないと思ったときなどに、最寄りの児童相談所に24時間いつでも通告・相談ができる全国共通の電話番号です。通告・相談は、匿名で行うことができ、その内容に関する秘密は、守られる仕組みになっています。

 早めの電話で、虐待を未然に防ぐためにも、これを読まれた方、ぜひ、「189番」の制度を周りの方へお知らせください。よろしくお願いします。いち・はや・くで覚えてください。
プロフィール

ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

リンク
カウンター
検索フォーム
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ