山口県看護連盟周南支部の研修会③

 吉永由紀子先生のお話の中で、特に印象に残ったエピソードをご紹介します。


***

 吉永先生が、尊敬していた大先輩と一緒のフライトの時の思い出。

 その大先輩に誉めてもらいたくて、全力で頑張った。この日、乗客の中に、割れ物のようなものを持った1人旅の女性がいたので、マニュアルに従い、離着陸の際などにはきちんと抱いてもらうよう声かけをし、先輩に誉められた。

 その先輩がその後、涙ながらに奥さんと話し込んでいる。何か、自分が失敗したのだろうかと、気になり、後で、先輩に聞いた。

 これまでも、時々飛行機便を利用しておられた方だった。今回は、亡くなられたご主人と故郷の鹿児島へ帰られる最後の旅。

 何と、割れ物と思った荷物は、旦那さんのお遺骨だった。先輩は離陸の際に、そっと壺をさすられる奥様の手元を見て気付いたそうだ。

 「お骨を抱いていては、周囲の乗客に迷惑をかけるのでは?」
と不安そうな奥様に、先輩は
「隣の席は空いているので、いつも通り、並んでお座りください」
と、お遺骨にシートベルトをかけてあげ、奥さんに泣きながら感謝された。

 満席の機内、なぜ隣の席が空いていたのか?
 それは、席を手配した地上スタッフが、「お遺骨だ」とすぐに気付いて、隣の席を空ける配慮をしていたから空席だったのだ。

***

柔らかな印象の先生の、エネルギーあふれる講義でした。 最初、「誉められたい」という気持ちで動いた・・・これは「FOR ME」の精神で、これでは、マニュアルどおりにしか動けないそうです。

 「FOR YOU」他者のために・・・という精神で動けば、さまざまなことに気付き、配慮ができる。
 これを地上・機上、全てのスタッフが行ったからこそ、このサービスが行えた。これが、「ALL FOR YOU」の精神だそうです。


 かわいらしい外見から、想像できない程のエネルギーあふれる講義でした。お遺骨のエピソードなどは、会場の皆さん全員が涙を流しておられました。

 吉永先生、素晴らしいお話をありがとうございました。とても心に滲み通りました。
プロフィール

ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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