田中病院の特別養子縁組への取り組み①

田中病院外観。きれいな病院です。 周南市の田中病院(産婦人科)の田中泰雅先生は、全国で3施設でしか行われていない新生児の特別養子縁組の取り組みを1年前からされています

 私は以前、この3施設(田中病院、埼玉の鮫島医院、熊本の福田病院)の取り組みが載っている新聞記事を目にし、関心を持っていました。

 この度、施設見学と先生のお話を聞く機会を得ましたので、ご紹介します。長文になりますがお許しください。

 田中先生がこの特別養子縁組に取り組まれたきっかけは、
虐待で死亡する乳幼児(未就学児)は年間100人もいるが、その半分は母子心中。しかも、その内の2割は産院から退院したその日に死亡している
という事実を知った衝撃からだそうです。

田中先生、担当の山本さんからお話を伺いました。 また、妊娠したことを親にも言えず自殺した中学生や、妊娠したことを知り男性が逃げてしまった女性、性被害者など、さまざまな事情があるということを、その時、田中先生自身も初めて知り、
 「これは大変だ。何とかしなくては!」
と、仲間の皆さんに養子縁組の話を持ちかけられました。

 しかし、誰にも賛同されず、
「仕方ない。一人でも始めよう!」と行動を起こされました。

 一方では、赤ちゃんに恵まれないご夫婦も多数いらっしゃいます。

 そこで、望まぬ妊娠でできた赤ちゃん、その母親、赤ちゃんに恵まれないご夫婦。この三者全員を救うために、どうしても赤ちゃんを育てられないお母さんから、精一杯幸せにしようと思っているご夫婦へ赤ちゃんを託すことを始められたのです。

 これが、産婦人科が行う特別養子縁組です。

 特別養子縁組は実親との関係を完全に断ち切り、戸籍上も「養子」ではなく「実子」として記載され、経済的にも心情的にも、完全に実子として育てることができます。


つづく・・・
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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
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