第19回ツルへの年賀状コンクール表彰式が行われました③

県外の男性の作品。高麗人参を咥えたツルがモチーフです。 ツルへの年賀状は、市内の小中学生の皆さんからの応募が多いのですが、県内外の一般の方からも多数寄せられています

 今年の入賞者の中には大阪の男性の方がおられましたが、表彰式にはわざわざお越しになりましたので、主催者のお計らいで「入賞者代表の謝辞」を述べられました。


 
***

 40年前、毎日新聞
で、八代のツルの記事を読んだ。

 『当時の八代にツルは150羽位いた。春先のある日、北帰行するために、一斉に飛び立った。
 しかし、一組の夫婦だけ、一緒に飛び立たず八代に残った。どうもメスのツルが病気のようだ。
 その日から、2-3日、オスのツルが急に姿を消してしまい、八代の人たちは心配していた。
 そのうち、オスのツルが、口に何かをくわえて、八代に帰ってきた
 それから数日経って、夫婦は仲良く飛び立っていった。
 その後、八代の人が調べたら、そのオスのツルがくわえて帰ってきたのは“高麗人参”だった。
 きっと、
朝鮮半島まで飛んで、滋養になる高麗人参を採ってきて、奥さんに食べさせたのであろう。だから元気になって一緒に北帰行したのであろう

というお話の記事だったが、ツルの夫婦愛の素晴らしさに驚き、40年間、ずっと忘れることができなかった

 今回、ツルへの年賀状のことを知り、この物語を絵にしてみた。

 私はまだ、その八代という所に行ったことがないので、今日は今から行って、ツルを見てきたい

***


 このお話を一生懸命聞いていた会場の皆さんから、大きな拍手が起こりました。

 八代の里に言い伝えられている「ツルの夫婦愛の逸話」はたくさんあります。私もいくつか聞いたことがありますが、これらを語り継いでいくことも、今を生きる私たちに課せられた大きな役目であると思います。

ナベヅルがカギ型で移動する様子 また、ツルは、遠くシベリアから移動する時、カギ型を作って飛んでいるそうです。カギ型の先頭の先導役と風切り役は大人のオスヅルが責任者となり、また、危険や風から守るために幼鳥ヅルは隊の内側に入れて、飛んで行くと聞いたことがあります。

 その隊を編成するためには、「最低でも20羽が必要」と聞いて、八代への飛来が途絶える日がいつか来るのではないかと、八代の人たちは危惧している訳です。

 八代のナベツルがいなくなっては「県鳥」がいなくなります。今年は7羽の飛来数でした(現在、保護ヅル1羽と合わせ、8羽が越冬中)が、「来季も1羽でも多くのツルが来ますように」と、みんなで祈っています。

 そのための「ツルへの年賀状」です。皆様もぜひ、八代の里に一度お越しいただき、仲良く、餌をついばんでいるツルをご覧になってください。そして、来年はぜひ、年賀状を書いてみてください。
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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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