第19回ツルへの年賀状コンクール表彰式が行われました②

 私も毎年この表彰式にはご案内を頂き、ご挨拶の場を頂きますので、今年は、ツルの眠る方法についてお話をさせて頂きました。

 まず、会場の皆さんに、「八代のツルを見られたことはありますか?」と伺いました。殆どの方が八代のツルを見た事があるとのことです。さすがは受賞された方々です。

 ただ、ツルが眠ったところを見たことがある人はあまりありません。なぜならば、ツルは夕方になると、給餌田から「ねぐら」に帰り、家族で夜を過ごし、その「ねぐら」で眠るためです。

 しかし、ツルの安全の確保のために「ねぐら」の場所は一切公表されていませんし、毎年、秋に「ねぐら整備」に多くのボランティアが参加されますが、その日以外は、ねぐらの山に入る事は許されていません。

 そこで、「ツルは寝る時、どうやって寝るでしょう?」というクイズを出し、手を挙げていただきました。皆さんも考えてください。

① 両足で、しっかり立って寝る

② 片足で立って寝る

③ 足を曲げて、座って丸まって寝る。

八代のナベヅル。美しい姿です。 









 正解は・・・


 ②です。

 ツルは水を張った田んぼを「ねぐら」にしています。なぜなら、山の獣、キツネやイタチなどはツルを襲ってきますが、もしも、これらが襲って来れば、水の中を走ってくる「ピチャピチャ」という音がするため、すぐに飛んで逃げることができるからです。

 しかし、寒い時ですし、水の中で寝ていたら足が冷えてしまいますので、ツルは体の熱が逃げないように、右左の足を替わりばんこに、羽の中で温めて寝ているのです。

 また、田んぼの水が氷る場合もあります。もしも両足を水につけた状態で寝ていて、目が覚めた時、凍っていたら動けません。そのためにも、片足を上げています。片方の足に氷を付けて飛んでいるツルを見たことがあると地元の方から聞いたことがあります。

 さらに、長い首も冷えないように縮めて、羽の中にしまっていますが、周りに何か襲ってくるものはないか、と交代で首を伸ばして確認しているそうです。

 自然の中で、寒さや襲ってくる獣と闘いながら眠ることの大変さの話は興味があったようで、皆さんは一生懸命聞いてくださいました。

 来年は「第20回」となりますので、今から、色々な企画を考えなくてはなりませんが、「ツルの生態について」、八代の人たちはよくご存知ですので、「それをお話していただく場もつくって欲しいですね」と、提案して帰りました。
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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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