(株)森づくりの竣工式に出席して ①

竣工式の看板横にて。 以前より親しくお付き合いをさせて頂いております香川県高松市の南部開発(株)の杉田社長さんが新会社を設立され、その竣工式のご案内を頂きましたので、去る18日、香川へ行ってまいりました。

 この南部開発(株)は土木工事関係の会社ですが、廃棄物処理などにも手掛けておられ、12年前からは周南市の(株)トクヤマと協力し、下水を処分した際に出る「下水汚泥」を高松市から周南市へ輸送されています。

 下水汚泥はセメント原料となる粘土と成分が非常に近いことから、(株)トクヤマは、この下水汚泥をセメント原料に活用されていました。しかし、本来の原料の粘土よりも水分が多いため、その分、セメント生産量が少なくなる等の課題があったそうです。

 近年、災害復興事業や消費税駆け込みによる需要等で、セメントの国内需要が増してきている上に、東京オリンピックの開催に向け、今後さらに右肩上がりになることが予想されることからセメントの量産が求められており、下水汚泥の再利用について見直しの必要性が高まってきました。

木材チップの集積所 そこで、南部開発(株)では、この水分を取り除く研究を重ねてこられ、このたび、木材チップ等と混ぜ、自然界に存在する微生物により効率的に発酵、乾燥させ、バイオマス燃料を製造することに成功されました。

 微生物による乾燥は日本で初の取り組みです。

 このバイオマス燃料は、石炭の約2分の1程度の発熱量を有するため、石炭代替燃料として利用が可能です。



広い敷地に大きな工場。規模に驚きました。 今回、南部開発(株)は、(株)トクヤマとの合弁会社「(株)森づくり」をさぬき市郊外に設立され、敷地面積1万3千坪の広大な土地に、1,100坪の作業棟を建てられました。

 ここでの業務が開始されると、下水汚泥は乾燥しバイオマス燃料が作られ(株)トクヤマに運ばれます。そして、セメント製造時の石炭に代わる燃料として利用されることになります。 

 同じ「下水汚泥のセメント製造への利用」ですが、これまでと違い、水分がなくなることによって大きく軽量化しますので、輸送時の二酸化炭素の排出量も大きく減量され、画期的なエコとなります。英知を絞ったまさに先進的な取り組みです。

 続く・・・


***参考***

 南部開発(株)のパートナー企業であります(株)トクヤマは、4年後には100周年を迎えられる歴史の長い会社で、周南市、また山口県になくてはならない会社です。

 早くからゼロエミッションに戦略的に取り組まれ、中でもセメント事業は、廃プラスチックや古タイヤを燃料に、また焼却灰や汚泥を原料にするなど、いろいろな廃棄物や副産物を資源として広く社外から受け入れ、セメント製造工程に利用しておられます。
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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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