小郡幼稚園を訪問して③里山保育

子どもたちは上手におしりで滑り降りたり、ロープをつかんだりしながら下りていきます。 杉の木立の中をどんどん進むと、山肌にはシダが生い茂り、道はますます細くなります。途中から、下りの方向に道順が変わったようで、子ども達の声が響く方向を追いながら、前に進むと、厳しい下り坂で子ども達が足を止め、ロープを使って山を下りる順番を待っています

 ロープを使う様子を写真に撮りながら、
「えー、みんな上手だなあ・・・。果たして、私はこのロープを使って降りられるのだろうか?」
と不安になりました。

 しかし、自分で頑張らなくては、誰も手伝ってはくれません。どうにか転ばずに、その坂道は降りることができました。 

 でも、少し進むと、また次の難所!また、木にロープが結び付けてあります。

こどもたちはぴょんぴょん身軽に降りていきます。 見れば、子ども達はレスキュー隊の如く、反対側を向いて、後ろ向きにピョンピョン跳ねながら、下へ降りて行きます。6番目の驚きです。

 まさに、至難の技。私はとてもそんなことはできないと、ゆっくりゆっくり、へっぴり腰で後ろ向きに進んでいると、下から園長先生の大きな声がしました。

 「えー!藤井さん、山に上がられていたんですかぁ~!びっくりしましたぁ~!

 そうなんです。交流会に参加したメンバーの殆どの方は、山に上がらずに下で待っていらっしゃったんです。

園長先生がへっぴり腰で山を下る私の写真を撮ってくださいました。上の写真と同じ場所ですが…  園長先生はカメラを構えながら、
これはいい写真が撮れる!
と大はしゃぎ。でも私は、にっこり笑う余裕なんてありません。

 着替えも持っていなかったので、「とにかくここで尻餅を付いたら、夕方からの仕事に行けなくなる!」と思い、園児たちが思いっきり滑って降りた坂道を、泣きそうになりながら、一歩一歩足を踏ん張り、どうにかこうにか下まで降りることができました。

 園児たちは、この山に一年に何回も遊びに来ているのですから、充分、山の形や道を知り尽くしているのです。

 この経験は、何にも変えることができない、本当に素晴らしい取り組みだと思いました。


 また、中には発達の気になる園児もいるそうなのですが、そうした園児をあえて列の前の方に配置し、皆をリードしてもらっていました。7番目の驚きです。

 列の前方を堂々と進む姿や、ようやく平地に降りてハイタッチを求めてきたときの笑顔を見て、その子どもにとって大きな自信になったことを感じました。


 続く・・・
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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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