ホスピスケア講座 「ジャパンハート」の吉岡秀人先生をお迎えして

吉岡先生といっしょに。 今年も、NPO法人「周南いのちを考える会」では、5回シリーズで市民のためのホスピスケア講座を開催しています。

 去る16日に、第2回目を開催しました。今回の講師は、6年前にも、当講座に講師としてお越しいただいた吉岡秀人先生
2007-10-19 「国際医療奉仕団ジャパンハート」

 吉岡先生は、大分大学医学部卒業後、大阪、神奈川の救急病院などで勤務の後、1995年から1997年までミャンマーで活動。その後、岡山病院小児外科などを経て、2003年から再びミャンマーで医療活動をしておられます。

 2004年国際医療ボランティア団体「ジャパンハート」を立ち上げ、4人の医療者で医療支援活動を始められましたが、今では年間約400人の医療者がミャンマー、カンボジア、ラオスなどで活躍されるまでになったそうです。

来られた方は皆さん、衝撃を受けながら熱心に耳を傾けていらっしゃいました。 以前、テレビ放映されたビデオやスライドを使い、現在、海外で行われている医療活動や、日本での活動について紹介していただきました。

 ミャンマーやカンボジアで幼い命を救い続け、年間約2,000件の手術を行っておられますが、貧困が激しい国なので治療は全部無料で提供されているそうです。「重症の子どもが、手術で元気になり帰っていく」時が一番幸せだそうで、「苦労して医者になった甲斐があった」と実感されるそうです。

 また、ミャンマーの子ども達をエイズや人身売買から守る養育施設「DreamTrain」を運営しておられます。170名を越す子ども達が1日3食食べることができ、また寺子屋に通い、教育も受けられるようになったそうです。

 日本では2011年3月に発生した東日本大震災において、緊急医療支援活動を行い、500名余りの医療者やボランティアを被災地に派遣しておられます。12月には、宮城県石巻市に「NPO法人ジャパンハートこども・内科クリニック」(震災後に宮城県が公式に診療許可を出した、ただひとつのNPO法人による診療所)を開業し、現在も院長として医療支援活動を行っておられます。

 また、医師・看護師育成事業もおこなっておられますが、特に、医療の原点である「患者に寄り添う心」を再認識させるために、医療者の不足する離島や僻地に派遣しておられるそうです。

 最後に、「スマイルスマイルプロジェクト」について話されました。これは、小児がんの治療を頑張っている子どもたちに、楽しい旅行や思い出作りを医師・看護師がサポートして行うもので、楽しい思い出があれば、親はその後も生きていけることに気づき、このプロジェクトを立ち上げたそうです。このプロジェクトの特徴は、医師や看護師がサポートするので、病状が重くても安心して参加できることです。

吉岡先生と前川代表。「人のために全力を尽くす」お二人です。 そのきっかけは、前回の講演の後、前川代表が長男を亡くされた時のことを綴られた冊子『もっと一緒に遊びたかった』を読まれたことだそうです。そのことを聞き、前川代表はとても感慨深い様子でした。

 吉岡先生の活動内容は本当に多岐にわたっているので、紹介しきれませんが、とても優しく、思いやりがあり、常に患者や家族の立場でものを考えられる素晴らしい先生です。

 吉岡先生の心に賛同した多くの医療人が「ジャパンハート」(ホームページ)に所属し、へき地医療や、海外の過酷な環境での医療活動を終え、再び、国内のそれぞれの地域に帰って行かれる時には、きっと各人が素晴らしい医療人になっておられることと思います。

 半日でも時間が空けば、ミャンマーを拠点にしたから和歌山の自宅に帰られるそうですが、お身体にはくれぐれも気をつけていただいて、更なるご活躍を期待しています。
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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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