伊勢神宮式年遷宮①

「木やり」の方が、持たせてくださいました。 国民の総氏神と崇められ、心のふるさとと親しまれる「お伊勢さん」。
 8月末に、その伊勢神宮の「お白石持(おしらいしもち)行事」に参加してきました。

 伊勢神宮では、20年に一度、社殿や神宝・装束に至るまでの総てを新しく造り替え、神様のお力の若返りを願う「式年遷宮」が行われています。

 永遠に神様のお力を頂くために繰り返されるこの祭りは、繰り返し甦ることによって「常若(とこわか)」であることを求め、1300年以上前から行われ、今回で第62回を迎えます。

 8年前の「山口祭」から始まり、様々なお祭りを行って来られ、いよいよ今年10月2日に内宮遷御が、5日に外宮遷御が執り行われ、完成した新宮へと御神体にお遷り頂きます。

「お白石」を運ぶ山車 その遷御の前に、完成した真新しい御正殿の前に、「お白石」を置くことが「お白石持行事」です。
 
 この行事は、以前は、伊勢の地元神領民のみに許された奉仕でした。第60回より「特別神領民」として全国から希望者が参加できるものとなりました。光栄なことに、私は伊勢神宮の崇敬会の会員として、参加することが許されました。

 崇敬会での募集は全国で775名と、かなり狭き門でした。今回はその中の221名が、他の全国から来られたいろいろな団体の方々3600名と一緒に行動させていただきました。

 まず、前日は、心身ともに禊を受けるために、二見浦にある二見興玉神社へ「浜参宮」に行きました。

お白石をのせた車を1800人で4列に分かれて曳きます 当日は、早朝、白装束の上に法被を重ね、バスで移動し、白石を載せた2台の奉曳車の前に集合。その車の前に、団体ごとに4列で並び(1列に約450人)、260メートルの2本の大きな綱を手渡しで送ります。


 そして、「エンヤー、エンヤー」と掛声を合わせ、握っているロープを上下に揺らしながら、外宮までの約600mの距離を歩くのですが、その姿は威勢よく、さらに厳かな雰囲気もあります。


「お白石」を白い布の上にのせ運びます 一端、おもてなし広場で休憩を取った後、手を洗い清め、お祓いを受けた後、一人ずつに四角い白い布が一枚渡され、両手に広げた白い布の上に、宮川から拾い集められたお白石を1個載せて頂き、その石を大事に持ったまま列を組んで、外宮の御垣内の中に進みます。

 ここからは、普段は誰も入る事ができない領域ですが、粛々と鳥居の下をくぐり、完成したばかりの光り輝く御正殿の前に、玉体安穏、鎮護国家を祈念しながら、そのお白石をそっと置きました。

 ヒノキのいい香りの中、静かにたたずむ真新しい建物は、唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)と呼ばれています。

 神様が遷られる前、ここまで足を踏み入れることができるのは、この行事参加者のみだそうです。一人一人が白石を敷く・・・言葉に尽くし難いほどの感動を頂きました。
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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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