大道理の芝桜

芝桜の中で。色の違う芝桜で「絆」と書かれていました。 天候に恵まれたゴールデンウィーク、周南市大通理の芝桜を見に行きました。

 大道理地区は、市の中心部から車で25分程度の近郊農村地域で、約200世帯470人の方が住んでおられます。平成7年度までに農用地有効利用モデル集落整備事業で、ほ場整備が行われており、現在、山口県棚田20選に選ばれた美しい棚田が多く残されています。

 今、その棚田のある大通理鹿野地(かのじ)では、棚田の畦(のり)面に植えられた芝桜が見事に満開の時を迎え、マスコミでも大きく取り上げられたせいか、連日多くの観光客が訪れています。

 大道理鹿野地地区の世帯数は11戸(農家6戸) 農地面積は3ha。平均年齢が68.3歳で、他地区同様、高齢化が大きな課題となっています。

 田んぼの畦は高い所で9mありますが、1年に5回もの草刈りが必要です。高齢化が進むと、急勾配の畦面を年5回も草刈り作業することは非常に厳しく、危険も伴います。

こちらは「かのじ」の文字。水をはった田に、芝桜がきれいに映っていました。
 そこで、地区内の農家6軒が集まり、「百姓百人、皆が笑える鹿野地」を目指して「百笑倶楽部(ひゃくしょうくらぶ)」を結成。みんなで集まってはアイデアを出し合ったそうです。そして、草刈りの代替え案として出てきたのがブラックシート(妨草シート)です。

*ブラックシートを掛ければ、10年間、雑草が生えない
*そのシートを太陽光線から保護するために、また、美観を保つために、芝桜を植えてみようではないか。
*芝桜の根が張ってくれば、畦面の土も丈夫になる。
*草刈り作業が不要なだけでなく、芝桜で人を呼ぶことができれば、高齢化が進む地域においてこれほどのメリットはない

 鹿野地として最高の手段ではないかと考え、企画をし、準備を進めてこられたそうです。

 現在地区の会員6軒、地区外応援部隊21人、支援してくださる賛同者95名(地区外)となり、鹿野地の里が動き出しました。

 最初に9mの畦の雑草を取り除き、ブラックシートを敷き詰めて固定させますが、畦から滑り落ちたら若者でも怪我をします。ましてや高齢者にとっては、怪我だけではすみませんので、大変な仕事だったそうですが、多くの皆様の協力の結果、1万㎡に10万本の芝桜が植えつけられました。

 高台の天神山には桜の苗木が植樹されていますので、数年後には天神山は満開の桜で色付くでしょうし、展望台の眼下に広がる一面の棚田は、4色の芝桜で美しい情景となるでしょう 。

 ぜひ、皆様も一度おいでください。


***ほ場整備とは***
 農林水産関係の用語で、生産性の向上とともに農村環境の整備、 地域活性化などを目的とする農地基盤の整備のことです。
プロフィール

ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

リンク
カウンター
検索フォーム
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ