「コミュニティプレイス生きいき」を見学して②

中庭もあります。 原田さんは8年前に「原田訪問看護センター」を立ち上げられました。センターの利用者の殆どは、よくショートステイも利用されるそうですが、ショートステイから帰ってくると、ADL(日常生活動作)が低下し、症状が悪化していることが多かったそうです。

 一度そのようなことがあると、次から本人もショートステイに行きたがらなくなるし、家族も預けることに躊躇してしまうことになり、結局、介護者の家族に大きな負担がかかるケースが多いそうです。

 さらに、医療依存度が高いと、そもそも受け入れていただけないのが実情で、特にALS(筋萎縮性側索硬化症)のように人工呼吸器をつけている方の場合は、どこも預かってくださる所はありません

ストレッチャーのまま入浴できるおふろです。寝たきりの方も負担をかけず入浴できます。 「ならば、そのような人を受け入れる場所をつくろう」という思いが、原田さんが「コミュニティプレイス生きいき」を開設された原点だそうです。

 原田さんの思いは、形になって実現しました。今では山口県内各地から利用されるそうですが、その理由は、医療依存度が高い人を受け入れる施設が県内には他にないからです。

 利用者の4分の3は介護保険、4分の1は障害者自立支援法によるサービス。スタッフは看護師5人、介護職10人、栄養士2人、調理員2人、生活相談員1人、事務職1人。

 現在の制度では、医療に関するサービスを行っても、点数が付くわけではないので、結局は経営を圧迫しているそうです。全国にこのような施設が広がらないのも、そこに理由があるのだと思います。

明るく広々としたつくりになっています。 認知症の人、末期がんの人、脊椎損傷の人、知的障害がある人、生まれつき心臓に問題がある乳児など、多様な利用者のために的確なサービスを提供するのは並大抵のことではできません。スキルアップも必要ですし、何より、看護力・人間力が必要です。

「今後、在宅と同じように、ショートステイでの看取りも始めなければなりません
と、原田さんは力強く言われました。同じ女性として「これだけのパワーをもって行動されることは素晴らしい」と心から感心しました。

 私は、看護師の経験がありますし、在宅で4人の両親や夫を看てきました。自宅での看取りも2人しましたが、きっと原田さんは、そこを知ってご案内をされたのだと思います。少しでも課題が解決できるよう、また伺ってみたいと思います。
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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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