ツルの分散化について知事さんへ相談に行きました

八代のみなさんと一緒に、知事さんへ相談にまいりました。 去る1月11日に、環境省が薦めるツルの分散化についての協議会が出水市で開催されたそうです。

 出水市には、今年も1万羽を超える万羽ヅルが飛来しているようで、周南市八代の飛来数8羽とは比べものになりません。

 しかし、ここ数年の間に何度か発生した鳥インフルエンザについて考えていくと、この一極集中は非常に大きな課題であり、いざと言う時は、絶滅の可能性もあると危惧されています。

 そこで、環境省は平成14年「ツルの分散化」を発表し、以来、中村市や周南市など全国へ分散させようとしていますが、野性生物の移動、しかも渡り鳥の移動は非常に難しく、これまで数回行ってきた保護ヅルの移送の他は、いまだに進んでいません

 11日の会議には八代の「ナベヅル環境保護協議会」の会長さんが出席をされ、環境省から「周南市への分散も考えているので受け入れをして欲しい」という提案を受けたそうです。

 そこで、保護協議会の会長さんをはじめ、メンバーの皆さんと一緒に、知事さんの所へ、「今後どうするべきか」という点を相談に行きました。

 地元としては、まだ受け入れ体制が確立されていませんので大きな不安を持っています。さらに、放鳥した保護ヅルが、再び八代に帰ってきた実績がないことも不安の要因の一つです。

 しかし、今ならまだ、八代にツルが飛来していますので、一緒に北帰行すれば、シベリアまでの飛行ルートのパイロット役となりますが、もしも、八代のツルがいなくなってから分散化した場合、出水のツルは、シベリアへ方向も飛行コースも違うので、自分たちだけでは北帰行できません

出水からの渡去ルート

 地図を見ていただくとわかると思いますが、出水からシベリアに帰る時は北に向かいます





八代からの渡去ルート

 八代からシベリアに帰る時は、まず角島を目指しますので、西に向かわないといけません。





八代から北上した場合の渡去ルート


 もしも、出水と同じように北に向かった場合、これまでの保護ヅルがそうであったように、日本海の一番遠い所を飛ばざるをえませんので、 途中で、命が途絶えてしまいます。 

 

(参考)2008-05-01  2008-03-23 をご覧ください。



 地元としても早急に結論を出し、もしも分散化計画を受けるとすれば、受け皿づくりに向けて、真摯に取り組んでいかなくてはなりません。

 知事さんは、明確な意見は述べられませんでしたが、いずれにせよ、この事業は環境省・鹿児島県・出水市・山口県・周南市が一丸となって取り組まなくては前には進みません

 あらゆる面から検討していく必要があると思いますが、八代のツルは来年も必ず飛来するという保証はありませんので、スピード感を持って対処しなければならない、大きな課題です。
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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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