柴田トヨさんがお亡くなりになられました

柴田トヨさん著 「くじけないで」 98歳で発表した初めての詩集「くじけないで」がベストセラーになった詩人、柴田トヨさんが20日、老衰のため(101歳)お亡くなりになられました。

 トヨさんは、92歳の時、腰を痛め、趣味の日本舞踊を踊れなくなり気落ちしていたときに、一人息子さんから勧められたのをきっかけに詩作を始められたそうです。

 2010年、98歳の時、書きためていた詩をまとめ「くじけないで」を発表。150万部を超えるベストセラーになりました。

 東日本大震災の被災者に贈る詩や、高齢者を狙った振り込め詐欺防止の詩なども書き、活動の幅を広げられ、2011年には第二詩集「百歳」を出版されました。

 日常生活の中から生まれた、やさしく、分かりやすくも核心をついた言葉の数々が並んだとても優しい詩で、私も、何度も手にしては読み返しました。一人の女性として母親として、ひたすらに命を重ねてこられたトヨさんの心が「言霊」となっているように感じました。

 昨年の老人ホームの敬老会の時、私が挨拶の中で紹介させていただいた詩を2つ紹介します。

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 「96歳の私」 

 柴田さん なにを考えているの?
 ヘルパーさんに 聞かれて 困ってしまいました

 今の世の中 まちがっている 正さなければ
 そう思って いたからです

 でも結句(けっく)溜息をついて
 笑うだけでした
 
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 「先生に」

 私を おばあちゃん と 呼ばないで
 「今日は何曜日?」
 「9+9は幾つ?」
 そんな ばかな質問も しないでほしい

 「柴田さん 西条八十の詩は 好きですか?
 今の内閣を どう思います?」
 こんな質問なら うれしいわ

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 施設のスタッフの方々からも、
 「りつ子さん、いいお話し聞かせていただいて、ありがとう。とても参考になります」
と言われました。

 トヨさんの詩を読んで、多くの方が涙を流されたと聞きました。トヨさんの詩に心から共感された方が多かったのだろうと思います。私が好きな詩をもう一つご紹介します。

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 「貯金」

 私ね 人からやさしさを貰ったら
 心に貯金をしておくの

 さびしくなった時は
 それを引き出して
 元気になる

 あなたも 今から
 積んでおきなさい
 年金より
 いいわよ


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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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