11月議会一般質問⑤角膜・腎臓の臓器移植

 数年前、知人の葬儀に参列した際、告別式の中で、故人が献眼をされたことに対しての感謝状が読み上げられ、初めて、アイバンクの存在を間近に感ずるとともに、移植に対し理解を示していた私の亡き夫が「僕の角膜が使えるのなら、使って欲しいな」と言っていたことを思い出しました。

 しかし、夫の命が切れた時、私はショックと動揺の中で葬儀の準備をすることに追われ、元気な頃に口にしていた言葉など、思い出す余裕は全くありませんでした。もしも献眼していれば、今も、誰かのお役に立ちながら、その方の目として、生き続けることができたのにと後悔しています。

 現在、私は、徳山中央ライオンズクラブに所属し、メンバーの方たちと一緒に、アイバンク・腎バンクの啓発の推進活動などをしています。

 臓器移植には、生体移植、脳死後の移植、心停止後の移植がありますが、今回は、本人の意思をきちんと叶えるために、また、残された家族が後悔しないように、と言う思いから、心停止後、つまり、亡くなられた方からの「角膜」「腎臓」の臓器移植について質問させていただきます。

 臓器移植とは、重い病気や事故により、臓器の機能が低下し、他に治療法のない患者を救うために、提供者の臓器を患者に移植する治療方法です。

やまぐち移植医療推進財団ホームページより 角膜の移植については、角膜が外傷や感染症等により変成や変形をし、網膜に像を結ぶことができなくなった、つまり角膜の異常が原因で失明した場合に必要とされます。
 また、腎臓の疾患などによる腎不全の治療法として、透析療法と腎臓移植がありますが、透析療法は様々な制約を伴った治療でありますので、多くの方が腎臓移植を切望されています。

 これらの「提供してほしい」患者と「提供したい」ドナー希望者を調整し、移植をコーディネートするのが、アイバンク、腎バンクです。

 これらは、予め、死後に臓器を提供する意思のある人の登録や、臓器の提供があった場合に、関係機関との連絡調整などを行う機関です。山口県においては平成5年に、「やまぐち角膜・腎臓等複合バンク」として設立され、今では「やまぐち移植医療推進財団」になっています。

免許証裏面。意思表示欄ができました。 また、万が一の時には「角膜や腎臓を提供したい」というドナーの希望者本人の意思を明確に表示するものとして「臓器提供意思表示カード」があります。さらに、一昨年より運転免許証や健康保険証の裏面に「臓器提供意思表示欄」が設けられました。



・・・続く
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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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