周南あけぼの園の「アトリエnon」

 先日のみかんの花の10周年記念コンサートが行われた日、会場となった市の社会福祉センターのロビーでは、知的障害者授産施設「周南あけぼの園」の作品の展示販売が行われていました。

 「周南あけぼの園」は、周南市久米にある通所の社会就労センターです。平成17年に事業を開始され、定員は49名です。http://www.syuunanakebono.jp/

 コーヒー豆の販売事業部、ウエス事業部、蛍光灯販売事業部など、近隣の施設と協力しながら、多彩な授産事業を展開されています。

 また、園生が創作活動をされる「帆布工房 結(ゆい)」と、アトリエ「non」の部門があり、作品の製作・販売を通じて、社会参加や社会自立することを目標としておられます。

 「帆布工房 結(ゆい)」では、帆布(はんぷ)というテントを作る生地で、いろいろなデザインのバッグを作られています。とても高級感のあるバッグで、オーダーもできるそうです。

 アトリエ「non」では、メンバーの描いた絵画、また、その絵を基にカレンダー、ポストカードなど、さまざまな作品を作っておられます。

 これらの作品が、会場にたくさん並べられており、その中のある作品にくぎ付けになりました。

 それは、「ひまわり」というタイトルの刺繍です。

 細い糸を、一針一針刺して作られた作品。きっと想像を超える膨大な時間と想いがこの布の中に詰まっているのだろう・・・と思える、素晴らしい刺繍でした。

 指導された道源先生が、私のその姿を見つけられ
「すごいでしょう!自閉症の映ちゃんが、1年かけて刺したんですよ。思うように仕上がらない所は、何度も何度もやりかえて、本当に頑張ったんですよ!
と言われました。

 私は、どうしても欲しくなり、事務所に届けていただくよう頼みました。続きは後日・・・

ガールスカウト研修会に参加して

 久しぶりにガールスカウトの研修会「平成23年度 中国四国地区トレーナーセミナー」に参加しました。

 場所は、山口市秋穂町の高台にある海眺の宿「あいお荘」。眼下に周防灘の碧い海と、広がる水平線と、遠くに九州の島影を眺めることが出来る国民宿舎です。風光明媚で、絶好の見晴らしを誇る宿で、「車えび料理」が有名です。
 
 遠く愛知県や大分県から参加されたトレーナーをはじめ、中国四国地区のリーダーやトレーナー、女性約60人が参加、会場は熱気で溢れました。

 研修のタイトルは「社会に繋がるパートナーシップをガールスカウトから~確かなチーム力、仲間と地域と世界から~」。

 研修は2日間に渡って行われます。1日目の講師は、昆虫博士として有名な角田(すみだ)正明山口昆虫楽会(がっかい)の会長さん。
 
 角田先生は子どもの頃から昆虫が大好きだったそうです。昆虫たちの住む環境を知ることで、自然環境の変化や環境保護の大切さを知って欲しいと話されました。

 角田先生は山口県にお勤めですが、土曜日曜は、県下各地において、ボランティアで昆虫教室を開催されています。秋吉台などで開かれる親子への昆虫教室はリピーターも多く、ファンも多いそうです。

眼下に周防灘が見える庭で、寒風にさらされながらの「昆虫教室」 今日は、雪が舞い散るあいお荘の庭で、寒風にさらされながらの「冬の昆虫教室」となりましたが、昆虫の生態について面白おかしく、また、関心を引くようなお話をされますので、笑いが絶えない研修となりました。

 お話の内容については後日紹介します。

 ガールスカウトの研修会などに行くと、リーダーの方は、次の世代を担う子どもたちのことを、いつも一生懸命考えて活動している人ばかりなので、いつも感心させられます。

 私も、青少年の健全育成は、良識ある日本人を育てていく上で最も大切なことであり、社会全体で考えていかなければならないことと思っています。これからも、青少年の健全育成に全力で取り組んでいきたいと思っています。

ドクターヘリの運航が開始・初出動

知事さんと 去る1月21日、「ドクターヘリ」の運航開始式が、常駐する山口大学医学部附属病院(宇部市)でありました。

 同病院内に整備されたヘリポートで行われた式典には、県や大学関係者、地元住民の方など、約100人が出席しました。

 山口大学の丸本卓也学長が、
 「ドクターヘリは県内どこにでもほぼ30分以内に到達できるので、山口県の救急医療へ大きく貢献が期待されており、成果を上げていきたい」
と挨拶されました。

 また、二井県知事は
 「中山間地や有人離島を抱える本県にあって、全県的な救急医療体制の整備が急務だった。ドクターヘリが役割を充分に発揮できるよう、新たな救急救命センターの指定やヘリポート整備、臨時ヘリポートの確保に努めたい」
と話されました。

 式典の後、実践的な運航訓練が行われ、大勢の皆さんが見学。私も、知事さんと一緒に見学させていただきました。

 ドクターヘリは、機動性が優れていますので、県内をほぼ30分でカバーすることができますが、ヘリの運航には、特に安全性が求められているため、有視界飛行が原則となっていますし、強風などの気象条件では飛行できません

 また、ヘリの離着陸の際には騒音(救急車のサイレンを近くで聞く程度の音量)や、強風(ヘリから半径20m以内では風速約20m)が伴います。

 そのため、ドクターヘリの事業は、周囲にお住まいの皆さん方の協力なしには、推進できなかったと思われます。

 多くの皆さんの協力によって、ようやく長年の悲願が叶ったわけで、知事さんもホッとされているご様子でした。
ドクターヘリで搬送された患者さんを病院の救急センターへ
 尚、新聞報道によると、25日、ドクターヘリの初出動があったそうです。

 1)長門市内の病院に「くも膜下出血」を起こした女性患者(59歳)が救急搬送された。
 2)この患者さんに「高度医療が必要」と判断された。
 3)長門消防本部がドクターヘリの出動を要請。
 4)山大附属病院から、医師2名と看護師1名が搭乗して離陸。
 5)16分後に、長門市の「ルネッサながと」に到着。(ヘリの離着陸地点・ランデブーポイントに指定)
 6)救急車で「ルネッサながと」に運ばれてきた女性患者さんを乗せて、山大附属病院まで戻る。

 出動要請から、搬送終了まで約1時間かかったそうですが、患者さんは、その後、手術を受けられ、現在治療中。様態は安定しているそうです。

ハンドボール少年の部が大活躍です

 21日から23日まで、「第16回中国高等学校ハンドボール新人大会」、並びに、「第34回全国高等学校ハンドボール選抜大会中国地区予選会」が、キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター、下松工業高校体育館、徳山高校体育館において開催されました。

 中国地区予選会で上位の3位チームは、3月25日~30日に 岩手県花巻市で開催される「全国高等学校選抜大会」に出場することができます。

 その出場権をかけて、熱い戦いが行われました。

 結果は、男子の部、1位 下松工業高校(山口)、2位 総社高校(岡山)、3位 岩国工業高校(山口)。

 女子の部、1位 華陵高校(山口)、2位 高水高校(山口)、3位 岡山操山高校(岡山)でした。

 また、「第16回中国高等学校ハンドボール新人大会」の結果は、
 男子の部、1位 岩国高校(山口)、2位 徳山高校(山口)、3位 徳山高専(山口)・倉敷青陵高校(岡山)。

 女子の部、1位 徳山高校(山口)、2位 岩国高校(山口)、3位 岩国商業高校(山口)・落合高校(岡山)でした。

 昨年の千葉国体でも、少年の部では、男子が優勝、女子が4位という成績でしたし、今回も、続けて山口県勢が好成績を収めてくれたことは、県ハンドボール協会の会長として、誠に嬉しい限りです。

 いよいよ今年は、「山口国体」の年です。全国トップレベルの競技を肌で感じることができる絶好の機会ですので、身近な市町で行われるスポーツ大会の観戦・応援をして、県民全体で「おいでませ!山口国体」を盛り上げていきましょう!

ドクターヘリの運航が開始されます②

ドクターヘリ ドクターヘリの具体的な運航は、次のような手順になります。

 ①患者が自宅で倒れる。
 ②家族が119番への連絡  →  救急車が、患者の自宅へ行く。
 ③救急隊員が病状や怪我の程度から、ドクターヘリが必要と判断。
 ④救急隊員 → 各消防本部へ連絡。
 ⑤消防本部からドクターヘリの出動要請
 ⑥山口大学附属病院内の医師と看護師は、ドクターヘリに乗り込み、5分以内に離陸。 
 (時速約200キロで飛ぶので、県内全域を概ね30分以内でカバーできる)
 ⑦救急隊員は、決められたランデブーポイント(臨時ヘリポート)まで、患者を救急車で搬送。
 ⑧ドクターヘリはランデブーポイントに着陸。
 ⑨医師は、患者に対し、すぐに初期治療を開始
 救命救急センターなどがある県内6病院の中から、搬送先を決定し、連絡を取る。
 ⑩救急車からドクターヘリへ患者を移す。
 ⑪ランデブーポイントを離陸。
 患者に対しては、機内で医療行為を続ける。
 ⑫搬送先の救命救急センターのヘリポートに着陸。
 ⑬センターの医師・看護師に申し送りをし、患者を引き渡す。
 ⑭離陸し、医師・看護師ともに山口大学附属病院のヘリポートに帰る。
heli20110117.jpg
 *このドクターヘリは、現在、全国21道府県で23機導入されています。

 *県からの補助金により、基地病院である山口大学から「朝日航洋」という会社に、機体・燃料・パイロット・整備士など、1年間約2億円の経費で業務委託をします。2分の1は国の補助です。

 *機体の長さは13m。機内後方には、県の補助金(約3000万円)により、山口大学で医療機器が整備されています。

 *定員は患者を含め7名。家族が同乗することも可能です。

 *ジェット燃料(灯油から不純物を取り除いたもの)を使用します。満タンで270km飛行可能。萩の見島から宇部まで片道90kmなので、県内は無給油で飛べます。

 *ランデブーポイントとは、ドクターヘリの離着陸場。
 校庭や河川敷などを利用した救急車との合流場所で、現在、324箇所決定されています。

 *ヘリポートや救命救急センターが整備された受け入れ病院は、
山口大医学部付属病院(宇部市)・県立総合医療センター(防府市)・関門医療センター(下関市)・岩国医療センター(岩国市)・徳山中央病院(周南市)・済生会下関総合病院(下関市)の6箇所です。

ドクターヘリの運航が開始されます①

 山口県は、全国初の試みとして平成15年9月から、へき地や離島などの重症救急患者をより充実した病院へ運ぶために、山口県消防防災ヘリコプター「きらら」に医師が同乗して救急現場まで向かうドクターヘリ的運用を運航していました。

 このたび、県は救急医療専用のドクターヘリを導入することを決め、ヘリポートや救命救急センターなどの整備を進め、今年の1月下旬より運航する予定です。

 ドクターヘリとは、人工呼吸器など、救急医療用の医療機器等を装備し、救急医療の専門医、及び、看護師が同乗して救急現場等に向かい、現場等から医療機関に搬送するまでの間、患者に救命医療を行うことができる専用ヘリコプターのことです。
ドクターヘリの受入訓練をされています
 運航開始を前に、ドクターヘリの基地病院である山口大学医学部附属病院と、消防機関や医療機関との共同で、救急患者の病状等を想定した実践的な訓練を、各受け入れ病院において、順次、実施しています。
 
 去る12日には、県立総合医療センターでの訓練が行われましたので、見学に行きました。

 ヘリポートは、センターの北側の第2駐車場の一部に、約1500万円かけて新しく整備されています(18メートル四方)。センターにはこれまでも「きらら」による救急患者さんが搬送されていましたので、スタッフの方々も、受け入れには慣れていらっしゃいます。

 ただ、これまでの「消防から医療への連携」ではなく、「ドクターヘリの医療から、病院の医療への連携」となるわけですので、いろいろな面で違いがあるようです。

 その一つずつに対し、ドクターヘリで患者を運んでこられた山口大学附属病院の医師と看護師、また受け入れの山口総合医療センターの医師と看護師は、真剣な表情で説明を聞きながら、研修に励んでおられました。

 ドクターヘリからストレッチャーに乗った患者を運び出し、救急車に乗せ換えて(センターまで少し距離があるため)、救急センターに搬送する訓練と、逆に、県立総合医療センターから、他の救命救急センターへ患者を搬送する訓練も実施されました。

 山口県は中山間地域や離島も多く、県の調査によると、入院が必要な患者を救急車で搬送した際に、1時間以上かかった症例(9時~17時の間)が、年間約380件あったそうです。ドクターヘリの出動は、こうしたケースが対象になります。

また、救命救急センターのない県北部などでは、ドクターヘリは高度な医療をより迅速に提供でき、今後、地域格差の縮小が図れるものと、大きな期待がかかっています。

武田薬品工業株式会社の光工場を訪問しました

光工場玄関にて 以前より、武田薬品工業の松井工場長さんから、
「ぜひ、会社を見に来てください」
とご案内を頂いており、今回、会社訪問をさせていただきました。

 武田薬品工業株式会社の光工場の正門は、光市役所から南へまっすぐ進んだ所にあります。海に向かって広がる工場の敷地は97万㎡。従業員数は約1000人だそうです。

 大阪に本社のある武田薬品工業は、昭和21年、戦後の悪化した衛生状況の中で医薬品を通じて日本の復興に寄与したいと思っていたところ、
光市から、
旧海軍工廠跡地へ工場を建設していただきたい」
という要請があり、島田川のきれいな、澄んだ空気、近くにがあることも好条件であったため、進出を決定されたそうです。

 昭和22年には、国の緊急要請に応えて、発疹チフスワクチンを初出荷以来、工場の拡張や整備を進めてこられました。今日では、医薬品原薬、医薬品製剤、生物学的製剤(ワクチン)の生産を主体とした、武田薬品工業の主力工場に成長されています。

 今日は、松井工場長さんから、会社の概要説明と、緑がいっぱいの広い工場内を車で案内してくださいました。

 私の夫は徳山市議会議員に出るまで、武田薬品工業に勤務していました。私は病院勤務の経験の中で医薬品に対しての関心も高く、とても勉強になる会社訪問となりました。

 松井工場長さん、ご案内をしてくださった三戸さん大変お世話になり、ありがとうございました。

 ***参考***
 ワクチンについて

 私たちの健康を守るためには、身体の免疫機能を高めて、病気にかかることを事前に防ぐ医薬品があります。これが細菌やウィルスをもとにして造る「ワクチン」や「トキソイド」です。

 光工場では風疹・麻疹・おたふくかぜ・日本脳炎・百日咳などのワクチンや、ジフテリア・破傷風などのトキソイドを、厳格な管理下で製造されております。

 恐ろしい伝染病から人々を守るため、わが国では予防接種法によって、国民一人ひとりが充分な免疫をつけるよう、定められています。

 ワクチンは、全て国家検定をパスしたものが接種に使用される決まりになっています。

12月議会一般質問⑧ 特別支援教育について

総合支援学校の文化祭にて 素晴らしい作品がたくさん展示されていました
 特別支援教育についてお尋ねいたします。

 私の知人に、ある総合支援学校を卒業し、現在、知的障害者施設へ通われている20歳の男の子のご両親がいらっしゃいます。

 そのご夫婦は、「今や、総合支援学校を卒業し、近くの施設や作業所に行こうと思っても、どこも定員がいっぱいで、どこにも行くことができない状況となった。このことに気付いた親として、今、何かしなければ!」という責任感と危機感から、今年の夏、障害のある子供達をサポートする会を立ち上げられました。

 そして、会の代表者となり、市営住宅の集会所を借り上げ、夏休みから、総合支援学校に在学中の数名の障害児を預かるボランティア活動を始められました。

 その会を立ち上げられてしばらく経った頃、預かっている一人の中1の男の子が、それまでは食べ物を手で直接、口に運んでいたのに、スプーンを使用することができるようになった。そして、ついには、箸でうどんを食べられるようにまでなったそうです。

 その男の子は自閉症で、言葉はしゃべれません。この子のお母さんは、次のように言われました。
 「息子とは、言葉も通じず、付き合い方もわからなかった。熱い焼き飯も唐揚げも手で食べるけれど、仕方がないと思っていた。
 しかし、その会で、自閉症について勉強した結果、私から子供への言葉がけが変わった。すると、不思議な位息子は、いろいろなことが、一人で出来るようになり驚いている。
 今まで、『きっと出来ないだろう』と親が勝手に決め付け、介助していたことが、実は、子どもの成長を親が妨げていたことに、今、気付いた。
 最近は、子供の笑顔が増え、いきいきしてきた。
 社会参加させるためには、まず、食事とトイレと入浴が一人でできることだと、私が早く気付くべきだったと反省している」
と言われました。 

 その会の代表者は
 「特別支援学校では、小学部から、生活に必要な内容を教えて、もっと基本的な生活習慣を身に付けさせてほしい。そして、学校と連携をして子ども達のために何とかしたいという保護者や地域の働きかけに、学校はもっと門戸を開いてほしい」
とよく言われます。

 私も、以前、学校関係者の方と話をした時、学校は、保護者や地域の方々の、学校に対する要望や働きかけを受け入れる体制が十分とはいえないと感じたことがありました。学校は、地域に対して、もっと開かれるべきではないでしょうか。

 子供の人権と発達・学習の権利を保障する場は学校であり、一方、家庭は生活の本拠地で、基本的な生活習慣の獲得をはじめ、人格形成の基礎を築く場です。そして、その家庭を支える基盤となるのが地域です。

 障害のある子供達の健やかな成長と発達を促進するためには、学校や保護者、地域が共通した認識をもって、知識に加え生活意欲や生活態度を育てる教育活動に取り組むことが求められており、そのためには、相互に理解し合い、信頼し合う関係をつくることが大切であると考えます。

 保護者や地域は、教員が一人ひとりの子供の実態を深く知るための情報提供者であり、学校教育にとって最も重要な協力者であることを、学校に再認識してもらいたいと思います。

 そういった意味から、福祉や医療、労働などの関係機関を交えて、学校と保護者が十分に話し合って作成する「個別の教育支援計画」には、大きな意義があると思います。

 また、この「個別の教育支援計画」は、乳幼児期から卒業後までを見据えて作成されることから、長期的視点に立ったキャリア教育を提供するためにも、地域に開かれた学校づくりの推進が望まれます。

 昨年改訂された新しい特別支援学校学習指導要領においても、教師間の協力や専門的な知識や技能を有する外部の専門家の指導や助言などを得て、学習の状況や結果を適切に評価し、指導の改善に努め学習効果を一層高めることや、進路指導に当たり、家庭や地域、福祉、労働等の関係機関が連携することにより、キャリア教育を推進することなどが示されています。
 
そこでお尋ねいたします。

 開かれた学校のもとに、保護者を含めた地域の諸機関とのネットワークを構築し、就職や福祉施設への進路を希望する子供達も含め、すべての障害のある子供の自立と社会参加に向けた取り組みを進めるべきと考えますが、教育長のご所見をお伺いいたします。

〔田辺県教育長答弁〕


 障害のある子どもたちの、自立と社会参加に必要な力を育むためには、開かれた学校づくりを進め、保護者や地域と連携した指導・支援の充実を図ることが重要であります。

 このため、各学校におきましては、子どもたちの学びを支え合えるよう、公開授業や学校行事への保護者や地域のボランティアの参画、小・中学校等との交流学習などに取り組むとともに、学校と保護者、医療・福祉・労働等の関係機関のネットワークを活用し、様々な意見を踏まえた教育活動の改善に努めているところです。

 今後は、こうした取組の一層の充実に加えまして、お示しの「個別の教育支援計画」につきましては、保護者のお考えも十分受け止めますとともに、関係機関やNPO法人等の助言も得ながら、より的確な支援計画にしていくこととしており、この計画を活用して、入学から卒業後の生活を見据えた、教育内容の充実を図ってまいります。
 
 また、「個別の教育支援計画」の内容や指導方法等の一層の改善を図るため、卒業生の進路先の福祉施設や企業などから、卒業後の生活の様子などの情報をフィードバックしていただく取組にも努めてまいります。

 県教委といたしましては、現在作成中の特別支援教育ビジョン第2期実行計画に基づき、学校と家庭、地域が一体となった特別支援教育の充実に取り組んでまいります。

「楽団・みかんの花」の「10周年記念コンサート」

素敵な演奏を聞かせてくれるみかんの花 「楽団・みかんの花」(高島利治代表)が結成10周年を迎えられ、周南市徳山社会福祉センターで記念コンサートが開催されました。

 「祈り」「ダイジョウブ~サトル君の奇跡」「キミとトモダチになるために」「AOZORA~今、くじけそうなあなたへ」など、「みかんの花」のオリジナル曲や、「乾杯」「思い出の渚」など得意な15曲を演奏し、大雪の中、駆けつけてくださった150人の観客から大きな拍手が送られました。
 演奏を終えてほっとしています。
 私は、みかんの花の顧問として応援に行き、挨拶をさせていただきましたが、「みかんの花」のデビュー曲である「25枚の年賀状」を聞いていると、当時のことが思い出され、ポロポロと涙が溢れ出ました。最高のコンサートでした。

「楽団・みかんの花」は2001年9月、障害のある人たちの居場所づくりを目的に結成されました。現在、20・30代の障害者8人と、元プロギタリストや福祉関係者など4人の健常者で構成されています。

 ロゴマークの「MIcan」はミュージック、メッセージ、ミラクルの3つの頭文字の「M」と「I can」を示しており、音楽を通して自らの存在を表現することで、自分と社会に奇跡を起こすことができるという願いが込められています。

 「みかんの花」のこれまでの活動については、私のブログで詳しくご紹介していますので、カテゴリーの「みかんの花」をご覧になってください。

 結成当時は、一つの音を出すのにも、随分苦労をされたようです。しかし、練習に練習を重ね、平成15年、「25枚の年賀状」という曲を初めてわたぼうし音楽祭に応募し、奈良県で開催される「わたぼうし音楽祭」に出場の権利を得ました。

 以来、わたぼうし音楽祭では、「山口県には『みかんの花』あり」と言われるほど、出場するたびに文部科学大臣賞や、わたぼうし大賞を受賞

 オーストラリアのブリスベンや上海での「アジア太平洋わたぼうし音楽祭」に日本代表として出演する他、タイのバンコク(2回)、韓国のソウルと合計5回の海外遠征。

 山口県内においても、数え切れないほどの演奏依頼を受け、県内各地に、素敵な歌声を届けています。

 結成当時は、みんな自分に自信がなく、また、人の中に出かけていくこともあまり得意ではありませんでしたが、この10年間で、県内、県外、また、国際的な音楽活動が出来るまでに成長してきました。

 自分たちが演奏し歌うことで、社会の中で認められ、褒められ、光をあてられるようになったことを知り、次第に自信がついてきたせいか性格も明るくなりました。

 自分の存在価値を認識し、社会参加の喜びも覚え、仕事も出来るようになりました。今、全員が実に堂々と、そして、とても輝いています。

 この「みかんの花」は、作詞・作曲・編曲・演奏・ボーカル・バックコーラス・手話ソングの全てを自分達の力だけですることができるわけですが、ここまでできるグループは、県内にも、全国にもありません。彼らは、周南市・山口県・日本の大きな宝物です。

 「みかんの花」のメンバーには大きな夢があります。

 ***「みかんの花」のメンバーは、それぞれの親が亡くなった後も、仲のよい兄弟として、一つ屋根の下で一緒に暮らしていきたい。そのための「みかんの家」をつくりたい。***

その夢に向かって、「みかんの花」は、今日から歩み始めることを決めました。

私は、これからも「みかんの花」のメンバーがこの夢に向かって歩みを進め、実現できるよう、一生懸命応援していきたいと思います。

12月議会一般質問⑦ 学校における子宮頸がん等の教育について

徳山中央病院の伊東先生のお話を聞き、子宮頸がんや、ワクチンについて、勉強しました 
 「学校における子宮頸がん等の教育」についてお尋ねいたします。

 我が国では、ここ20年以上、病気による死亡率の第1位は、がんによるものとなっています。この間、医学の進歩は著しく、新薬の開発などにより、がんを克服する患者さんも増えてきています。一方で、かつては少なかった子宮頸がんの罹患率などが増えてきており、決して楽観視できません。

 我が国では、年間約8千人の方が子宮頸がんを発症し、約2,500人の方が亡くなられていますが、子宮頸がんは、性行動によるヒトパピローマウイルスの持続感染、前がん病変である異形成、子宮頸がんへと進行していくことが解明されており、予防できる唯一のがんと言われています。

 このため、ヒトパピローマウイルスの感染を予防し、子宮頸がんへの進行を食い止めるために開発されたのがHPVワクチンです。

 我が国では昨年10月にワクチンが承認されましたが、すでに感染したHPVを排除したり、異形成やがんを治癒させる効果はないため、性交経験のない10代前半の女子に接種することが推奨されています。しかし、ワクチンは半年以内に計3回接種する必要があり、また、保険の適用外であるため、診察費を含めると約5万円もかかります。

 厚生労働省では、先日、成立した今年度の補正予算に、HPVワクチンなど3種類のワクチンの接種費用を助成する関連経費約1千億円を盛り込んでいます。厚生労働省の計画では、HPVワクチンについては、中1~高1の女子を接種対象に、市町村の事業に要した経費の2分の1を補助する方向で検討がなされています。

 また、本県では今議会に、新たに基金を設置し、HPVワクチンを含む、3種類のワクチンの接種費用を助成する補正予算が計上されています。

 こうした動きを受け、県内の全19市町が3種類のワクチン接種費用への助成を開始する意向を示しているとのことです。

 これらの助成制度が始まったことを、看護師資格を持つ議員としてはとても嬉しく評価を致しますが、母親として、また、青少年健全育成の立場から考えると、この取り組みを進めていく上では、次のことに十分配慮する必要があるのではないかと思います。

 確かに、子宮頸がんならではの特徴として、20~30代の若い女性の発症が増加しています。これは、最近の情報過多と言われる社会の中で、性に関する情報が氾濫し、性交経験の低年齢化や性行動の乱れがあげられると思います。

 こうした性行動が引き起こすものは、もちろん、子宮頸がんだけではありません。HIV感染や性感染症、あわせて10代前半であれば早すぎる妊娠、望まない妊娠など、たくさんあります。これら、全般を防ぐだけの十分な知識を、社会・家庭・学校において子供達に伝え、指導する必要性があると考えます。

 今こそ、思春期の子供達に、性行動に対する倫理観や道徳観、規範意識の醸成と向上に努める時であり、一人の人間として、「自分も相手も大切にする心」を育てていく時であろうと思います。

 また、実際に、ワクチンを接種することになれば、子供であれ、ワクチン接種の意義や接種回数など、インフォームドコンセントは非常に重要であると考えます。

 そこで、次の2点についてお尋ねいたします。
 1)性にまつわる問題が深刻化する中、子供の成長段階に応じて、適切な指導を行うべきだと考えます。健全な異性観を持ち、望ましい行動がとれるようにするために、学校において、性に関しどのような教育をされているのでしょうか。

 2)子宮頸がんや予防ワクチン接種に関して、正しい知識を伝える必要があると考えますが、学校でどのような取り組みを行う予定かお尋ねいたします。

〔田辺県教育長答弁〕


 1)性教育について
 性に関する情報が氾濫し、様々な課題が生じている中、児童生徒が正しい知識のもと責任ある行動がとれるよう、各学校では、本県独自に作成した手引きに基づきながら、各教科や道徳など、教育活動全体を通じて、男女の人格の尊重、生命の誕生や性感染症の予防等に関する正しい知識などを、発達段階に応じて指導しております。

 2)「子宮頸がん」等に関する取組について
 現在、高校で使用している健康に関する啓発教材に、今年度から「子宮頸がん」が新たに加えられ、こうした教材を活用し、検診の重要性などについて指導しているところであります。
 
 こうした中、ワクチン接種の費用助成に関する予算案が、今議会に提出されたところであり、今後、健康福祉部が作成する、主に中学生を対象とした啓発用リーフレットを活用し、各学校を通じて、生徒・保護者に情報提供を行うなど、市町教委と連携しながら「子宮頸がん」の理解が深まるよう啓発に努めてまいります。

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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
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