ツル便り②  出水市から6羽!

移送用の木箱から保護センターのケージに放たれるツル(周南市提供)
 奇しくも八代のツルが北帰行した日の午後、八代盆地には、鹿児島県出水市で保護されたナベヅル6羽が陸路で移送され、盆地内の保護施設に入れられました。4回目の今年は、過去最多の受け入れ羽数となりました。

 移送された6羽の内訳はメスの亜成鳥2羽と、性別不明の亜成鳥1羽と、幼鳥3羽です。

 出水平野で越冬中、農業用の防鳥ネットに絡まっているところを保護されたそうで、うち2羽のツルには若干、羽の欠損がありますが、回復すれば、6羽とも放鳥は可能と判断され、移送が決まりました。

 6羽は専用の木箱に1羽ずつ入れられ、トラックで、出水市から八代までの約450キロの道のりを約6時間半かけて運ばれてきました。

 保護センターのケージへ入れられたツルたちは、とても元気がよく、早速、餌を食べている姿が見られました。早ければ今年秋にも放鳥されるようです。

 残念ながら、これまで合計9羽を移送し、うち7羽を放鳥しましたが、八代に再飛来したケースはまだありません。今後に期待しています。

ツル便り① 仲良く北帰行!

飛び立ったツル
 周南市八代盆地のツルがシベリアへ向けて北帰行しました。

 去る27日の午前9時50分ごろ、放鳥ヅル1羽を含む4羽が飛び立ち、少し遅れて家族の4羽も上空へ飛び立ち、8羽は一群となって八代の里上空を低く旋回した後、北西の空へ姿を消したそうです。

 今季、八代盆地では、11月2日に第1陣の1家族4羽が飛来後、12月27日に第2陣の1羽、3月11日に第3陣の2羽が飛来し、合計7羽が越冬していました。

 また、鹿児島県出水市から移送され治療を受けていたツル(メス)1羽が、昨年12月1日に放鳥され、第2陣の単独の1羽と仲良く行動する姿が見られていました。

 先日から、関係者の間では、このペアが仲良く北帰行するかが大きな関心事になっていました。その理由は

 ①これまで、野生のツルと放鳥ヅルが一緒に北帰行をしたことはない
 ②出水市から移送された放鳥ヅルは、シベリアへの道を知らないので、単独では北帰行が難しい。
 ③単独の飛来ヅルの性別はまだ不明であるが、もし、オスであり、ペアリングがうまくいけば、来年は子供を連れて、八代に飛来する可能性がある

 これら関係者の心配をよそに、この放鳥ヅルも一緒にシベリアへ向かって飛び立って訳です!初めてのことであり、嬉しい限りです。8羽が揃って元気に北帰行し、秋に、再び来てくれることを祈っています。

 北帰行に向かう朝、ツルたちは、
ありがとうー!また来るねー!皆さん、お元気でー!
と、優しい八代の人たちにお礼を言うかのように、何度も何度も、八代の里上空を低く旋回します。

 八代の人たちも、
元気でねー!また帰っておいでよー!ありがとうー!
と、まるで、家に遊びに来た親戚や友人を見送るかように、いつまでも、大きく手を振っていらっしゃいます。

 まさに「ツルと人との共生の里」の別れの光景で、涙が出ます。

貞弘昌理さんおかえりなさい!

ギター演奏の他、ブラジルのお話もたくさん聞かせていただきました
 昔からの友人であり、レクリエーションの仲間でもある貞弘昌理さんの「アノ男が、帰ってきた!!~貞弘昌理・帰国報告こんさーと」が周南市徳山社会福祉センター大ホールで開催されました。

 貞弘さんは、周南市役所を定年退職後、JICAに応募し、2,007年7月より2年間ブラジルのサンパウロに滞在。日系社会シニアボランティアとして、レクリエーション活動を指導されてきました。

 ブラジル各地の日系老人クラブ、福祉施設、日本語学校などを訪問し、プロ級の腕前のギター演奏や、歌、太極拳、パネルシアターなどを披露してこられたそうで、今日は、そのブラジルでの活動の様子を、楽器や歌、実演、スライドなどを使って紹介されました。

 お得意のギターで、日本やブラジルの曲を何曲も演奏されましたが、ブラジルの日系人には、特に唱歌「故郷」は一番の人気があり、日本への望郷の想いで歌いながら涙を流される人もあるそうです。

 言葉も通じない、気候も違う、知り合いもいない遠いブラジルの地で、全力投球してこられた貞弘さんの活動には、頭が下がります。この経験を活かして、今後も山口県でレクリエーションやボランティア活動に頑張っていただきたいと思います。

フクを食べに来てください!

来嶋さんがデザインされた、フクの絵葉書
 恒例となった、「ふぐ料理賞味会」が市内のホテルで開催され、4回目の今日は60名を越える参加がありました。

 この会は、フクの延縄漁(はえなわりょう)発祥の地、粭島(すくもじま)がある周南市として、「『フクは下関市だけのブランドではないですよ』というメッセージを発しようではないか」という目的のもとに、食の文化や観光に関する多彩な職種の方々が集まってスタートしました。

 いつもおいしい料理に舌鼓をうちながら、地元のおいしいお酒を楽しみ、お互いに情報交換をする、とても和やかな会です。

 以前、この会の時、私は、
「フクの形をしたハガキを作成し、『フクの季節になりました。どうぞ、周南へお越し頂き、特産のおいしいフクを召し上がってください』とPRを書いて、県内外の友人知人に送ろうではありませんか」
と提案をしました。

  今日、会のメンバーであるプロのデザイナーの来嶋さんが
「できたよ!いかが?」
と、10枚の絵葉書を持って来てくださいました。

 かわいいフクが描かれており、早速、皆さんにご紹介しました。

 市民の皆さんへ販売し、その売上金の一部を市の観光協会へ納めることができるようなシステムを考えていきたいと考えています。

***参考***
 2007-10-25フクのシーズンです!

3月議会一般質問⑥ 家庭教育について (完)

 冒頭、家族のあり方についての意見、特に「子供の成長にとって、最も大事なものは、家族からの愛情であり、家庭における安心感、安定感が、子供の心を豊かに育てていく」ことについて縷々申し上げました。

 昨今、社会問題となっているいじめや無差別殺人事件、少年の凶悪犯罪などは、その背景に家族・家庭の絆の崩壊や解体があることは、既にこれまでも言われていますが、私は、家庭の絆の崩壊は、子供たちの生活環境の悪化を増長するという想いを持ち続け、これまでも山口県教育、特に、家庭教育の重要性について、何度も教育長さんに質問をしてきました。

 昨年の6月議会では、教育基本法第10条に「父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有する」と明記されたことに対し、家庭教育力の向上に向けての具体策について質問しました。

 教育長さんは、「子どもたちの生きる力を育む上で、教育の原点である家庭教育力の向上が、重要な課題である」とご答弁くださいました。
 教育の原点は家庭教育だとおっしゃって下さったことをとても嬉しく思いました。

 藤井教育長さんには、この3月末をもってご退任とのことです。2期8年の長い間、山口県教育行政の発展に大変なご尽力をいただき誠にありがとうございました。
 ご退任にあたり、家庭教育のあり方について、また、その重要性について、教育長さんのお考え、また、その熱い胸の思いを、改めてお聞かせいただきたいと思います。

 藤井教育長答弁

 家庭は、子どもの心の拠り所であると同時に、基本的な生活習慣や思いやりの心、規範意識などを身につける場として、重要な役割を担っております。こうした家庭における教育を基盤に、生き方や職業観、自信や意欲が培われ、まさに教育の原点であると考えております。

 また、家庭教育は、子どもの発達段階に応じ、家族のふれあいを通して行われるものであり、特に、乳幼児期において、温かい愛情のもとで親子の信頼関係を築き、その上にたって、また、安心・安定感のある家庭の中で、自らを律する自律性や自主性などの「生きる力」を育んでいくことが大切です。さらに、親自身も、子どもの手本として成長し、行動することが重要であると考えます。

 ところで、都市化、少子化、核家族化、雇用環境の変化など、家庭を取り巻く環境が大きく変化する中で、家庭の教育力の低下が大きな課題となっております。また、今の子育て世代について、子育てに不安を抱え、孤立しがちな状況もみられますことから、個々の親だけの問題として捉えるのではなく、社会全体で家庭を支援する必要があると考えています。

 このため、現在策定中の新たな実行計画において、家庭教育を重点プロジェクトの一つに位置付け、家庭の教育力の向上を図ることとしております。

 その中で、特に、家庭に対する積極的な支援が必要と考え、現在、学校やPTA等と連携して、家庭での取組のヒントとなる指針を作成中です。家庭での実践を働きかけることとしております。



3月議会一般質問⑤ 犯罪の起こりにくい環境づくりについて

 新聞の報道などによりますと、昨年の山口県における刑法犯の認知件数は、1万3025件と、平成15年以降7年連続で減少しており、戦後最少を記録しています。

 また、すべての刑法犯や、殺人、強盗などの重要犯罪等の検挙率をみましても、全国的に上位の水準を維持されており、「犯罪や事故のない住み良さ日本一の山口県」の実現に向けて、一定の成果を挙げられています。

 しかし、昨年、お隣、島根県の女子大生が被害者となる凄惨な事件が発生したことは、まだまだ、皆さんの記憶にも新しいことと思います。親元を離れて、地方都市で勉学に勤しんでいた女子学生が被害に遭われており、私も子を持つ母親として胸が痛み、ご両親のお気持ちを察するに余りあり、言葉もありません。

 県警が、昨年、県民を対象に行ったアンケートの結果では、地域の治安について、「良い」、「まあまあ良い」、「普通」と感じている人が、79%であったとのことですが、このような事件報道に触れますと、治安に対する漠然とした不安感が、どうしても拭えなくなってしまいます。

 こうした中、私の身近なところでも、10年以上も空き家として放置されている家に、数人の未成年者が入り込み、夜遅くまで、たばこを吸うなどしていたようで、その異変に気付いた地域の住民が警察に通報し、補導されるということがありました。

 県内には中山間地域も多く、高齢化率も高いことから、今後こうした空き家は更に増えてくるものと心配していますが、今回のようなことがエスカレートすると、たばこの不始末による火災や、新たな犯罪の温床になるのではないかとも考えてしまいます。

 今回の一件は、地域住民と警察の連携により、犯罪の芽を早い時期に摘むことで、地域の治安を守ることができた理想的なケースではないかと思っています。

 やはり、少しでも体感治安を向上させるためには、警察を中心に、自治体などの関係機関や、地域住民が連携し、犯罪の起こりにくい環境を作っていくことが、何よりも重要であると考えています。

 そこで、警察本部長にお尋ねいたします。県内の治安情勢では、一定の成果を挙げられておりますが、今後、犯罪の起こりにくい地域環境づくりに向け、どのような取組みを進めていかれるのかご所見をお伺いいたします。

多湖県警本部長答弁

 犯罪の起こりにくい地域環境を作るためには、私は地域住民一人ひとりの防犯意識を高めること、地域の連帯を強めて地域社会の防犯力を高めていくこと、そして、犯罪が起こりにくい環境を整備するということが必要であり、これらを地域、自治体、警察が協働して進めていくことが肝要であると考えています。

 このため、県警察では、治安に関する情報を地域に積極的に提供するとともに、そうした情報を共有できるネットワークの構築を推進して、県民の自主防犯意識の高揚に努めているところです。

安心周南つくり隊須々万おやじの会パトロール隊のみなさん
 また、地域社会の自主防犯力を強化するために、防犯ボランティアの育成支援と地域社会が一体となった地域安全活動を推進しているところでありますが、今後、ボランティアの方の高齢化等も踏まえて、新たな職域団体や幅広い年齢層の方々にも参画を働きかけ、防犯ボランティアの拡充と活動の活性化を図っていくこととしています。

 さらに、その活動の内容についても、治安情勢の変化や地域の実情を踏まえて、高齢者世帯への訪問活動や女性の安全対策、空き家対策等、犯罪の芽を早く摘み取るための効果的な取組みを進めていきたいと考えています。

 一方、このような取組みに加えまして、ハード面からの犯罪の起こりにくい街づくりを進めていくことも重要な課題であると考えています。

 このため、侵入犯罪を防止するための防犯性能の高い設備の普及を啓発していくほか、自治体や事業者の方の協力も得て、暗がり解消のための防犯灯や街頭犯罪防止のための防犯カメラの設置など、防犯設備の整備充実を更に進めてまいりたいと考えています。

蓮生まこと幼稚園の卒園式に出席して

この車椅子の卒園児も、普通学級への入学が決まっており、ご両親も喜んでおられます。
 今年も、顧問を仰せつかっている蓮生まこと幼稚園の卒園式に出席しました。

 卒園児は、壇上の仏様の前で、一人ずつ園長先生から卒園証書を受け取ります。そして、その後、保護者の方を向いて、「ありがとうございました!」と大きな声でお礼を言います。保護者の皆さんは、その姿をご覧になりながら、感慨も一入の様子です。

 私も、色々な行事を通して、園児の皆さんの入園から今日の卒園までの様子をずっと見ています。大きく成長された今日の晴れ姿を見て、とても嬉しく思いました。

 園では、園児一人ひとりの個性を大切にしながら、朝夕、仏様に手を合わせることを日課とし、園児を「仏の子」として、心を込めて指導されています。

 最近は、核家族のために、家に仏壇がない家もあり、手を合わせることを知らない子どももいます。そのため、園で、手を合わせる習慣をつけていただくことは、保護者にとっても嬉しいことのようです。

 仏様に手を合わせることができる子は、目に見えないものに感謝し、また、その力を恐れることができます。この感謝と畏敬の念を持つことは、これから人として生きていく上で、とても大切なことであり、幼時期に、このことが習慣化するということは、最高のことだと思います。

 私は、初孫を抱いて以来、自分の子育ての時には感じなかった色々なことに気付きを得るようになりました。そして、最近、改めて、命の尊さ、食の大切さ、子育ての大切さを痛感するようになりました。

 保護者の皆さんは、これから子育ての中で大きな壁にぶつかったり、悩んだりすることもあるでしょう。そんな時は、子どもが生まれた日のこと、初めて抱いた時の感覚などを思い出して欲しいと思います。

 きっと、子どもさんが一生懸命頑張っている姿に、感動し、「生まれてきてくれてありがとう」と思われるでしょう。そして、その気持ちが出てきた時に、悩みは解決するのではないかと思います。

 若いお母さんたちには、子育てを大切な仕事として、一生懸命取り組んでいただきたいと、改めて思った一日でした。

3月定例会閉会と、自民党谷垣総裁山口入り

 3月定例会の最終本会議が開かれました。

 総額7,112億円の平成22年度一般会計当初予算案、約202億1,800万円減額し総額を7,674億8千万円とする本年度一般会計補正予算案など58議案と議員提出議案1件を可決しました。

 また、環境福祉委員会発議の「子ども手当の財源負担に反対する意見書案」の他、「生産性の高い競争力に富んだ農家の育成を求める意見書案」「漁港、漁場、漁村の整備促進を求める意見書案」の3つの意見書を全会一致で可決しました。

 そのほか、「永住外国人に対する地方参政権付与の法制化に慎重な対応を求める請願」を採択し、閉会しました。

 議会終了後、山口市内のホテルで「谷垣総裁を囲む会」が開催され、自民党の県議として、また、自民党県連徳山支部の支部長として出席しました。

 谷垣総裁は、参議院選挙への支持拡大のため、また、全国各地の声を聞く地方行脚の一環で山口県入りされました。昨年9月に総裁就任後、初めての来県です。

 「囲む会」では、谷垣総裁の挨拶の後、自民党県議、地域・職域支部の支部長や幹事長などとの意見交換がありました。
 
 子ども手当や高校無償化の財源の問題など、現政権下では難しい問題が多々あります。ここで自民党が頑張らなくてはと再認識した「囲む会」でした。

 谷垣総裁とは2年半前に、東京で行われた自民党女性議員政策研究会でお話を聞いて以来です。

***参考*** 

 2007-11-12 : 自民党女性議員政策研究会のフォトリポート①

3月議会一般質問④  視覚障害者の交通安全対策について

①音響信号機について
 
音響信号機 右上のスピーカーから音楽が流れます
 現在、視覚に障害のある方は、県内に7167人、周南市には760人いらっしゃいます。そのうち高齢者が7割以上を占めており、糖尿病や網膜色素変性症などで失明された途中失明の方も多くいらっしゃいます。

 人は、目で見ることにより、一瞬のうちに多くのデータを脳に焼き付け、行動することができます。ある日突然、全盲になった場合、一人で白杖を持って歩くことの困難さは、いかに大変なものか、想像を絶するものがあります。これは本当に至難の業であり、私はもちろんのこと、殆どの人は、きっと一歩も動けないと思います。

 しかし、実際、視覚を失った人は、歩行訓練士等の専門職や支援者の手を借り、少しずつでも歩けるように歩行訓練や自立訓練を行います。そして、一人で歩くことができるように、部屋の中から訓練し、家の中、家の周り、そして、町の中へと、徐々にその活動範囲を広げて行かれます。この時に必要となるのが、音響信号機であり、エスコートゾーンであります。

 例えば、周南市の市役所前や近鉄松下百貨店前などの交差点には音響信号機が付けられています。これは、視覚に障害のある方に、音で横断歩道を渡るタイミングと方向を知らせるもので、東西が「カッコー」、南北が「ピヨピヨ」と鳴っています。

 視覚に障害のある方から、
 「私たちは、普通の信号機では、いくら青になっても分からないので、絶対に一人では歩けません。でも、この音響信号機があれば、嬉しいことに、一人でも出かけることができるのです」
という言葉を聞きますと、1箇所でも多くの交差点に、音響信号機を設置していただきたいとの思いを強くします。

 そして、もう一点、音響信号機を利用する上での課題があります。
現在、音響信号機の音が流れる時間は、周囲への配慮もあり、通常、午後8時、もしくは9時までとなっています。しかしながら、視覚に障害のある方も、さまざまな仕事に従事されており、夜遅く、一人で交差点を渡られることも多々あります。

 そういった方々が夜間、一人でも安心して歩けるように、少しでも長い時間、音響信号機を稼動させることができればと、強く思います。

 そこでお尋ねいたしますが、音響信号機の設置について、今後、どのような方針で整備を進めていかれるのか。また、併せて、音響信号機の稼働時間の延長についてのご所見をお伺いいたします。

②エスコートゾーンについて

 また、視覚に障害のある方が、横断歩道を安全に渡るためには、車道の横断歩道上に点字ブロックを敷設したエスコートゾーンが必要です。
 視覚に障害があれば、横断歩道を渡る時、向こう側のゴール地点が見えないため、せっかく音響信号機で青に変わったことがわかっても、まっすぐに進むことができず、横断歩道から外れてしまうこともあります。横断歩道の真ん中がエスコートゾーンです


 エスコートゾーンは、これまで下関市に4箇所と、山口市役所前の交差点に1箇所の、計5箇所敷設されていました。周南市へも早く敷設して欲しいと要望しておりましたが、横断歩道は車道にあるため、歩道上に点字ブロックを敷設するのとは違い、国道では国土交通省などとの協議も必要となる上、予算的にも多額なものになることから、なかなか話が進展しませんでした。

 しかし、昨年の秋、ようやく周南市役所前の交差点に敷設していただくことができ、視覚に障害のある多くの方々から、喜びの声を聞いております。
これからも、視覚に障害のある方々が街の中を安全に歩くことができるよう、エスコートゾーンも1箇所でも多く敷設されることを願っています。

 そこでお尋ねいたしますが、エスコートゾーンの敷設について、今後、どのような方針で整備を進めていかれるのかご所見をお伺いいたします。

多湖県警本部長

 県警察といたしましても、視覚障害者の方々が安全に安心して社会参加できる交通環境を作っていくことは大変重要なことと認識しております。

 ①音響信号機について

 音響信号機は、毎年15か所程度を整備しており、これまでの整備箇所は293か所で、全ての歩行者用信号機設置箇所に対する整備率は11.7%となっております。

 また、運用時間の延長については、その音量が周辺の居住者の生活に与える影響を考慮しましてお示しのような設定が多くなっています。

 しかし現在、一部の地域ではありますが、バスの最終時間にあわせて夜10時まで延長するなど、できる限り視覚障害者の利用実態に応じた調整を行っているところです。今後とも周辺居住者の静穏な生活にも配意しながら、適切な運用時間の設定に努めてまいりたいと考えております。

 ②エスコートゾーンについて

 エスコートゾーンは現在県内6か所に設置されております。
まだ整備箇所が少ないと考え、本年度内に周南市や下関市内の交差点17か所の横断歩道に設置をする予定です。

 
 音響信号機・エスコートゾーンの今後の整備については、平成23年度に全国障害者スポーツ大会が開催されるということも踏まえながら、視覚障害者の方の利用頻度が高い、駅、病院、特別支援学校等の施設の周辺や、いわゆるバリアフリー新法に基づく整備重点地区内を中心に、設置要望を踏まえまして、計画的に整備を行ってまいりたいと考えております。

3月議会一般質問③  地産地消の推進について

 我が国は、世界最大の農産物純輸入国であり、食料自給率は、41%と先進諸国の中で最低水準です。海外から多くの食料を輸入している我が国は、海外から大量の食料を輸送してくることで、地球環境に負荷となる二酸化炭素を大量に排出していることになるのです。

 地球への負荷ということを考えた場合、もう一点、ヴァーチャルウォーター問題があります。ヴァーチャルウォーターとは、農産物・畜産物の生産に要した水の量を、農産物・畜産物の輸出入に伴って併せて輸出入していると考えるもので、この考え方によると日本は、海外から大量に水資源を輸入していることになります。

 日本は、国土の大半を森林が占めており、世界の中でも水資源に恵まれた国ですので、水の大切さに対する認識が希薄です。そのため水と空気はあってあたりまえ、半ば無尽蔵にあると思いがちですが、世界的に見れば、水不足は深刻な問題となっています。

 特に我が国が輸入農産物の多くを依存しているアメリカや中国では水不足が懸念されており、世界の水資源の問題が私たちの食生活にも密接に結びついてくるものと考えられます。

 少し話はそれますが、世界の水問題が深刻さを増している状況の中で、最近、日本の水源地の森を外国人が買収しようとしているという話が、マスコミやネットを通じて報じられています。 

 外国資本による森林買収が及ぼす影響は未知数なことから、林野庁では危機感を強め、実態を把握するため、都道府県に対して一斉聞き取り調査を始めたという話も聞きました。水は人間をはじめ、全ての生物にとって必要不可欠なものであり、水源地域は日本人共有の貴重な財産です。今を生きる私達には、大切な水源である森林を守るべき責任と義務が課せられています。

 現在、外国資本による森林買収を規制する有効な手段はないようであり、そのことを憂いた民間団体が、水源の森を買い取り、保全する運動を展開しているという地域もあります。
これらは、国土保全、また国土の資源管理にかかる国益上の問題であり、国においてしっかりと対応していただけることを期待しております。

 もしも本県においてそのような事態が生ずれば、県民生活に多大な影響を与えてしまいます。行政関係者はもとより、県民全体で水の大切さ、そして水を育む森林の大切さを再認識することが必要と思い紹介させていただきました。

 さて、話は戻りますが、海外から大量の食料を輸入するということは、食料安全保障の問題もありますが、地球環境や他国の水問題など、様々な面で大きな影響を与えています。

 そのため、食料の輸送距離を最小限に抑えることができ、地球環境にやさしい取組としても、地域で採れた農産物を地域で食べる、地産地消の促進が、以前にも増して求められています。

 本県では、これまでも、農水産物の地産地消に積極的に取り組んでこられ、一定の成果もあがってきておりますが、環境問題に真剣に取り組まなければならない今、その取組をより一層加速化していくことが求められていると思います。

 そこでお尋ねいたします。
 農水産物の地産地消のこれまでの成果と、今後の取組方針について、ご所見をお伺いいたします。

二井知事答弁
 
 地産・地消は、本県の農水産業の振興と同時に、新鮮で安心・安全な食の提供や、農林水産業・農山漁村の持つ多面的な機能の維持等、極めて重要な取組であると考え、「地産・地消推進プロジェクト」を掲げ、農水産物の地産・地消の推進をいたしております。

 具体的には、これまで、販売協力店等の設置を進める一方、朝市活動の促進、学校給食での地場産食材の利用拡大、さらには多様な需要に応える産地づくりなど、各般の取組を進めてまいりました。

 この結果、県内の販売協力店は92店舗に拡大いたしました。また、学校給食の地場産食材利用率は、平成20年度には45%(平成17年度は27%)に向上しました。

 山口県特産のはなっこりーと長州どり
 さらに、「はなっこりー」や「瀬つきアジ」等が、首都圏などにおいて高い評価を得ています。
 
 こうした成果の検証を踏まえ、「地消・地産」の考え方に立って地域内経済循環の活性化による食料自給率の向上やフードマイレージの縮減を一層加速化していかなければならないと考えております。

 このため、まず生産面においては、明年度、県独自の「やまぐち集落営農生産拡大事業」を創設し、集落営農法人を核に需要の多い麦・大豆・野菜等の産地拡大を一層推進いたします。

 また、需要の拡大に向けては、「やまぐちの農水産物需要拡大協議会」を中心に、生産・流通・消費の連携をさらに強化をし、販売促進キャンペーンに、地域ブランド米や長州どりなどを加え拡充するとともに、学校給食での利用や、販売協力店等との契約取引の拡大を図るなど、新たな需要の掘り起こしに努めてまいります。

 私は、今後とも、県民の皆様と協働しながら、市町・関係団体と一体となって、地球温暖化防止や食料自給率の向上など、多様な意義や効果を有する農水産物の地産・地消をさらに推進してまいりたいと考えております。

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Author:ふじいりつ子
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