グラントワを視察して

一度は見ていただきたい、すばらしい施設です
 山口県議会文化芸術振興議員連盟のメンバー10名で、島根県益田市にある島根県芸術文化センターへ、去る27日、視察に行きました。

 この議連は、平成18年、山口県で国民文化祭が開催されたことを機に、文化芸術を高める県民風土を醸成し、元気で存在感のある「元気県山口」の創造への取り組みを支援することを目的として設立され、県議全員が加入しています。会長は島田県議会議長さん。私は副会長を拝命しています。

 島根県芸術文化センターは、平成17年10月に開館しました。「島根県立石見美術館」と「島根県立いわみ芸術劇場」の複合施設で、グラントワ(フランス語で大きな屋根という意味)という愛称で呼ばれており、石見地域の芸術文化の拠点となっています。

 益田市の人口は5万人。グラントワのこれまでの総入館者は162万人。人口比で言えば、全国2番目にランクするそうです。「なぜ?」と思いましたが、館内を見学して、その理由がよくわかりました。
 
 まず、グラントワの愛称の通り、建物全体の壁と大きな屋根には、石見地方の特産品である石州瓦が、何と28万枚も用いられており、その壮大さに目を見張ります。

 その他、西日本随一の設備を有する1,500席の大ホール。中庭には一辺25m、深さ10cmの水盤のような真四角な池。この中庭を取り囲む200mの回廊。多目的ギャラリーなど、どこを見ても、ため息が出るほどの豪華さです。総工費は168億円

 今日もこの中庭の水盤には、青い空と、太陽に輝く赤い石州瓦の輝きがきれいに映し出されていましたが、この水盤にステージを設営して、神楽や薪能などのイベントが開催されたり、クリスマスにはイルミネーションが飾られ、来館者に幻想的な世界を提供されたりしているそうです。

 また、ソフト面も充実しており、カード会員(パスポート)が3,819人。グラントワの応援団である、町の飲食店などの連携店が40店舗。ボランティア会(イベント企画・フロントスタッフ・クリーンアップ・生け花・情報発信など)の登録数166人と、町を上げて、総力で支援しておられるからこそ、これだけの入館者があるのだと思います。

 現在は、昔懐かしい自動車展が開催されています。自主企画展のアイデアが素晴らしいこのグラントワに、ぜひ、皆様も足を運んでみてください。建物を見るだけでも、価値がありますよ♪

初めての参議院予算委員会の傍聴

初めて参議院予算委員会を傍聴
 25日、上京。たまたま、山口県東京事務所の所長さんと出会う機会がありました。
「明日は山口県選出の林芳正先生が登壇されますよ」
というお話を聞き、参議院の予算委員会の傍聴をしました。

 これまで、何度も国会議事堂の近くには行っていますが、委員会を傍聴するのは初めてのことです。

 申し込みの後、厳重なチェックを受け、予算委員会室へ入りました。傍聴席は、座りきれないほどの人がいっぱいで驚きました。

 傍聴席は議員席と同じフロアーにあり、テレビで見たことのある100名近くの議員さんたちがすぐ傍に座っておられ、熱心に議論されている姿をみることができました。

 論客として有名な林芳正議員の理路整然とした質問に、鳩山首相をはじめとする各大臣の答弁は、たじたじの場面もありました。

 特に、経済対策では、同じ山口県出身の菅財務大臣と論戦を展開されました。林議員は前内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)。政策的な支出がその何倍の需要を創出するかを示す「乗数効果」と、所得に占める消費の割合「消費性向」の違いなどを、専門用語を使って質問されるので、菅大臣は何度も答弁に詰まられました。

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100127ddm002010076000c.html

 林先生の声が聞こえないくらい与野党共に野次が激しく、実際にみると迫力のある予算委員会でした。

がん対策に関するタウンミーティング~みんなでがん対策を考えよう~

国立がんセンターがん対策情報センター長の埴岡健一理事と
 厚生労働省がん対策推進協議会の委員で構成される「提案書取りまとめワーキンググループ」の主催により、「がん対策に関するタウンミーティング」が、23日福岡市で開催されました。

 「提案書取りまとめワーキンググループ」とは、国のがん対策推進基本計画に基づく施策の検討を行ない、有効施策をまとめた提案書を厚生労働大臣へ提出するためのワーキンググループです。

 この提案書を取りまとめるにあたり、「患者と現場と地域の声」を集約することを目的として、全国でタウンミーティングを開催されています。

 昨年は東京都と宮城県で開催されました。今年度は1月から2月の間に、福岡県と島根県・広島県・長崎県・新潟県・青森県の6県で開催されています。

 会場の「ナースプラザ福岡」には、医療関係者や行政関係者、また、がん患者さんやがん患者会、地域の支援者やNPO関係者など、がん対策に関心や興味がある人約100人が集まられました。

「県のがん対策の現状」について説明を受けた後、がん対策に関する施策について、それぞれの立場で、参加者からの提言や質問などの発言がありました。

 私は今回、ワーキンググループのメンバーである「NPO法人周南いのちを考える会」の前川代表にお誘いを受け、初めて参加しましたが、皆さんの積極的な意見発表に驚きました。

 中でも、小児がんを克服し、就労しておられる方々から、「障害者認定や生命保険加入などが困難、企業へ理解を深めて欲しい、小児がん経験者は長期のフォローアップが必要」という発言を聴き、考えるべき施策がたくさんあることを知りました。

 また、小児がんの専門医の方からは、小児の処置等には人手がたくさん要り、現場は非常に疲弊している。不採算部門であるために、システムを支えて欲しいなどの要望もありました。

 最近は、男性は2人に1人、女性は3人に1人ががんにかかると言われる時代です。しかし、色々な課題があり、まだまだ、誰もが満足できる治療を受けることのできる環境は整っていません。6県で出された意見をまとめて、厚生労働大臣に提案されますが、今後のがん対策の施策が進むことを期待しています

山口県立大学で3回目の講義をしました

皆さん熱心に聞き入ってくださいました
 去る18日、県立大で看護栄養学部や社会福祉学部の学生さん達を対象に、「医療における癒し」について講義をしました。

 患者である夫の立場、また、看護師の経験を持つ家族の立場で、入院中に思ったことを基に、近い将来、看護師やソーシャルワーカーとして医療現場で働く人に、「こんな医療人になって欲しいという願い」を話しました。

 その中で、
「私の次女は看護師(3年目)として病院で働いているが、看護師の先輩として、また、大切な人を看取った家族として、次のように助言をしている」
と述べました。

 「病気になった時は、誰でも、最も弱い状態になる。だから、患者さんの気持ちを十分理解して、必要な看護を的確にしてあげて欲しい。患者さんや家族を受け入れてあげることができるように、よく勉強して人間的にも大きく成長し優しい人になって欲しい

 講義の後の質疑応答のとき、一人の学生さんが

 「藤井さんがいつも娘さんへ言われているという言葉は、私に言われたものと受け取った。しっかり学び、優しさだけではなく、技術を身につけた人間的に大きな看護師になりたい」
と、発言されました。

 まさに私が学生さんに言いたかったことであり、そのことをきちんと受け止めてくださったことがわかり、とても嬉しく思いました。

 「医療は人なり」と言われています。

 学生さんには、将来、一人の人間として、一人の医療人として、人に優しく関わりを持つことができる、かつ、知識と技術を兼ね備えた品格のある優秀な医療人となって欲しいと願っています。

新人警察官の一日に密着

手話で一生懸命話されている糸永巡査(左側)
 先日、山口放送の番組、「さわやかモーニング」と「リアルタイム」で、「新人警察官の一日に密着」というタイトルで報道がされました。

 取材を受けられた新人警察官の方は、徳山駅前交番に勤務されている25歳の糸永巡査です。

 昨年の秋、大谷交番所長と一緒に、聴覚障害者自立センター「こすもすの家」に「警察官立ち寄り所」のプレートを届けました。

 その時、「折角の機会だから、新人警察官の研修の場にして欲しい」と、福原周南警察署長さんから依頼を受け、一緒に行った新人警察官が糸永巡査です。

  2009-11-05 「こすもすの家」に「警察官立ち寄り所」のプレート!①
  2009-11-06 「こすもすの家」に「警察官立ち寄り所」のプレート!②

糸永巡査が、市民生活の安心安全を図るためにどのような仕事をされているのか、一日の行動をカメラが追っかけ、密着取材をします。カメラが回っているためか、多少、緊張されていました。

 「こすもすの家」を巡回された時は、聴覚障害者の皆さんと手話で挨拶や会話をしておられました。玉野理事長さん達が、笑顔で迎えられている光景から、この2ヶ月余り、何度も「こすもすの家」を見回り、コミュニケーションをとってくださっていたことが、よくわかりました。

 「こすもすの家」で話通訳兼世話人をされている俵さんが、
「ここが留守になる夜間も巡回していただき、そのたびに『お知らせカード』を入れてくださっているので、とても安心です。頼りにしています」
と話されているのを聞き、私自身も本当に安心しました。

 団塊世代の警察官の大量退職により、多くの新人警察官が誕生しているようですが、たくさんの経験を積み、技術を高められ、一日も早く、市民に愛され、信頼される警察官になって欲しいと願っています。頑張ってください。

夫が亡くなって100ヶ月が経ちました

0makoto.jpg
 夫が亡くなったのは、平成13年9月22日。

 毎月22日の月命日には、未だに心が沈んでしまいます。お墓に行って近況報告をし、「これからも、子供たちや孫を見守ってくださいね」
と手を合わせますと、ようやく、心が穏やかになります。

 そんな生活をし始めて、今日で丁度100ヶ月。100回目の節目の月命日を迎えました。

この間、一日たりとも夫のことを忘れた日はありませんが、最近は、議員活動をする上で、あまり夫の話はしないようにしています。

しかし、今でも
「ご主人様には、お世話になりました」
と話してくださる方がいらっしゃいます。本当に嬉しい限りです。

 夫の友人であるYさんは、この8年4ヶ月の間、毎月22日には、お墓と仏様のお参りに来てくださっています。誰にも真似のできることではありません。夫もきっと喜んでいることと思います。Yさん、いつもありがとうございます!

***参考***
  
  http://ja.wikipedia.org/wiki/藤井真

視覚障害者が病院を受診する時

 昨年末に、周南市視覚障害者福祉協会の岩政会長さんから、
「視覚障害者が病院に受診する際、付き添いのヘルパーさんと病院職員との引継がスムーズには行われていません。院内で不自由しているので善処してほしい」
というお話を聞きました。

 障害者自立支援法では、ヘルパーの役割は、自宅から病院の入り口までの付き添いだそうです。しかし、病院関係者には、そのことが伝わっていないので、引継ぎが上手くいかないのが現状だということです。

そこで、県の障害者支援課に、「困る人がいないように、配慮をしていただけないだろうか」とお願いしました。

早速、障害者支援課の鶴田課長さんから次のような連絡がありました。

 『病院の指導を所管する医務保険課長と連名で、県下の全病院あてに次のような要請文書を通知し、配慮をお願いしました。

各病院の管理者様
―――病院内における視覚障害のある方の案内について―――
視覚障害のある方が病院に行った際に、ヘルパーと病院職員の引継がうまくいかず、病院の入り口で立ち往生してしまう旨の意見が寄せられました。
患者の案内が円滑に進まない場合には、患者の負担が増すと共に、診療時間の延長等、病院の運営面においても負担につながることから、視覚障害のある方を含め、病院内における患者の円滑な案内に留意されますようお願いします。』

 そのことを受けて、今日、岩政会長さんから、次のような嬉しいお礼のメールが届きました。

 藤井県議様
 先日来、病院への通院等の問題についてお力添え賜り、厚くお礼申し上げます。
 私の所に会員から届いたメールがありますので、送ります。
  *藤井先生に感謝。 各病院にあのような案内が行くと私たちのことを理解してもらえると思います。
  *私も、いつ一人で行くことになるかわからないし、よく知って欲しいです。
  *藤井先生の おかげで 助かります。ありがとうございます。

 障害をもつ人の二―ズは、なかなかわかりませんので、私は、いつも、当事者からお話を聞くようにしています。今回も相談を受けなければ、障害者自立支援法の決まりに気付かないままでした。相談があったおかげで、病院とうまく連携が取れるようになり、ホッとしています。関係者の皆様、優しいご配慮をいただき、ありがとうございます。

ツルの里づくりについて

山階鳥類研究所の林良博副所長
 千葉県の山階(やましな)鳥類研究所の林良博副所長と、尾崎清明保全研究室室長による講演会「これからの日本農業の方向とツルの里づくりについて」が、周南市内のホテルで開かれました。

 ナベヅルの保護について関心を高めようと、周南市が主催したものです。参加者は230人でした。

 山階研究所は国内唯一の鳥類学を専門にした研究機関で、アホウドリやヤンバルクイナなどの希少種の保護の研究を行っています。また環境省の委託により、足輪などによって、渡り鳥の経路や、野鳥の寿命を知ることのできる「鳥類標識調査」や鳥インフルエンザの調査をしています。昭和61年からは、秋篠宮文仁親王を総裁にお迎えになっています。 

 林副所長は

 「地域資源を生かした農業振興を進めるべきだ。ナベヅルは周南市のソフト資源である。今、八代にいるツルはロシアから仲間を連れて戻ってくる可能性があるが、このパイロット役のツルがいなくなったら、渡来を回復するのは難しい。もっと仲間を増やす作戦が求められる

と話されました。

 また、尾崎室長は鹿児島県の出水平野で毎年1万羽以上のナベヅルが越冬している現状について、

 「1箇所に集中すれば、鳥インフルエンザなどの感染症の危険性が増す。ナベヅルが越冬するのは世界で約10か所あり、越冬地間の交流を深め、分散化のための対策を検討する必要がある

と分散化を進める必要性を強調されました。

 ナベヅルの分散化については、今後、環境省や文化庁、鹿児島県、出水市、山口県、周南市間で、話が進み、対策がとられるものと考えており、地元として、期待もしております。

 その他、先生方から、中山間地域が抱える課題と対策について、外来生物について、食料自給率について、遺伝子組み換え作物について、温暖化対策についてなど幅広いお話を聞くことができ、大変有意義な講演会となりました。

成人式に思う

友人と成人式を迎えられたお嬢さんと一緒に
 周南市の成人式は10日に挙行されました。昨年、数名の新成人が、会場の中で大声を上げて騒いだり、壇上に駆け上がろうとしたりしたため、今年は、制服の警官の姿がみられ、ものものしい光景となりました。そのお陰で、少々の騒ぎはありましたが、無事終わりました。

 11日の夕方のテレビのニュースでは、全国各地の荒れた成人式の映像が放映されました。

 ここ数年の間に、なぜ、こんな若者が増えたのでしょう。映像を見ながら情けない思いでいっぱいになりました。

 世界の中でも優秀な特性を持つといわれている日本人の国民性が壊れてきたのでしょうか。私達大人は、この現実に目を向け、何とかしなくてはなりません。どうすれば、いいのでしょうか。

 私は、やはり昨今の家庭教育力の低下に原因があるような気がしてなりません。

 特に「三つ子の魂百まで」は大切な教えであると思います。また、幼児教育、学校教育、社会教育の全てを改めて点検し、早急に再生を図らなければ、この状況はもっと悪化するのではないかという危機感を強く持っています。

 まずは、各家庭において、それぞれの親が子供や孫に、世の中には
 ①していいこと
 ②してはいけないこと
 ③しなければならないこと
 の3つがあることを教える。
 また、この3点を親がお手本となるように生活する。これを国民運動にしていけば、きっと元の国民性を取り返すことができると思います。

 今年からの新成人は、全員が平成生まれです。将来の日本を担う若者たちに、頑張ってほしいものです。

山口県立大にて講義をします

 昨年に引き続き、県立大で3回目の「癒しについて」の講義を行います。

 看護師として病院に勤務した経験、夫や両親等、多くの身近な家族を看取った経験などを通して、現在県議としての思いを、学生に対して話そうと思います。

 1月18日(月)午後5時50分から。場所は山口市宮野の山口県立大学本館A32教室において。
市民公開講座ですので、どなたでも聴講できます。

 ご希望の方は、大学の方へお申し込みください。

   申込先 山口市桜畠3丁目2-1
          山口県立大学附属地域共生センター生涯学習部門
             TEL/FAX 083-928-3495
             ☆受講料  500円
プロフィール

ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

リンク
カウンター
検索フォーム
カレンダー
12 | 2010/01 | 02
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ