12月定例議会における私の一般質問と答弁の概要(その9)

好評を得ている「つるの里米」 9)ナベヅルの保護対策について  その2

 ツルは水辺の生きものですので、冬場も水を張った田んぼを必要とします。八代では冬期湛水を開始しその田んぼで取れたお米を「ツル米」として販売しており、大変好評を得ています。自然増羽にも結びつく八代の農村環境の整備に対して、指導や情報提供など一層のご支援と、ツルと共に生きる農業従事者の気持ちが、前に向くような積極的な応援をしていただきたいと思いますが、ご所見をお聞かせください。

農林水産部長


    周南市八代地域に渡来するナベヅルと農業との共生の取組は、貴重な自然環境を生かした地域の活性化や、農業の振興を進める上で、一つの重要なモデルになるものと考えております。

  このため、県としては、平成4年度より実施をしている県営ほ場整備事業等において、専門家による検討を行い、ねぐらや水場の確保、防護柵の設置など、ツルの生態に配慮した整備を実施してきたところです。

  また、平成18年度から取り組まれている国の農村自然再生のモデル事業に、周南市とともに参画し、餌場や休息場所として水田を利用できる、お示しの、冬期湛水農法の技術指導等を行うなど、ナベヅルが渡来しやすい農業・農村環境の整備を支援をしておるところでございます。

  こうした中で、ツルと共生する農業を持続的なものにするためには、農業者だけでなく、地域住民が一丸となって取り組む仕組みと、本地域の主要作物である水稲の高品質化への取組が重要でありますことから、県としては、本年度からスタートした「農地・水・環境保全向上対策」の本地域への導入を積極的に推進してきました。

  その結果、154名の農業者の方々やツル愛護団体等で組織をする「ツルの郷を守る会」が設立され、約130ヘクタールの農地等を対象に草刈りや用排水路の維持管理などに取り組まれているところです。

  今後は、現在、地域の一部で実証的に実施されている「冬期湛水農法」等により、化学肥料や農薬を減らすことで安心・安全な米づくりの推進を図る取組を、「農地・水・環境保全向上対策」の中で新たに支援いたすこととしております。

  そこで収穫された米は、お示しのありましたように、「つるの里米」として全国に発信、販売され、消費者にも好評を博しておりますことから、こうした取組をさらに拡大することが、農業者の方々の生産意欲の向上に繋がっていくものと考えております。

  県といたしましては、今後とも、周南市や関係団体等と連携し、ツルと人が心豊かに暮らす農業の実現に向けた取組を積極的に支援をして参ります。

12月定例議会における私の一般質問と答弁の概要(その8)

昭和31年頃の八代の風景、150羽前後のナベヅルが飛来していたそうです
8)ナベヅルの保護対策について  その1

  ナベヅルを守るために、これまで八代の人々をはじめ、市、県、国も様々な対策を講じてこられましたが、残念なことに減少に歯止めがかからず、今日現在の飛来数は過去最低の2家族7羽となっています。

  八代地区では、一昨年「ツルと人・共生の里再生構想」を策定され、「子供百人、ツル百羽」をスローガンに掲げ、ナベヅルの保護対策と共に、農業振興、集落再生等に向けた様々な取り組みをされています。現在、ほ場整備も終わり、冬期湛水農法などの保全活動を実施されています。

  また、平成15年には、環境省・農林水産省・文化庁から合同で、過密化した状態で越冬するナベヅルが伝染病によって絶滅することを防ぐために、段階的、かつ速やかに、八代も含む複数の箇所にツルの分散化を図らなければならないという提言が盛り込まれた報告書が発表され、八代でのツル放鳥事業を国も支援することになりました。しかしながら、課題をたくさん抱えています。

  たとえば、八代は、明治以来、盆地一円で狩猟を禁止し、鳥獣を保護してきましたので、増え続けるイノシシ対策は大きな課題です。また、昔からツルが夜間過ごす所は、山ねぐらと、キツネなど害獣の侵入を水音で教えてくれる水を張った棚田でした。近年、山ねぐらは大藪となり、棚田は耕作放棄地となったため、ツルにとって安全地帯であった貴重なねぐらが減ってきています。高齢化のために農業の担い手がいないことも大きな課題ですが、「田んぼを作らなければ、人もツルも住めなくなる」と、地区を上げて頑張っておられる姿には頭が下がります。

  ところで、一昨年、出水市から移送された3羽の保護ヅルは、今年の春、飛来ヅルの9羽と一緒に北帰行してくれませんでした。そのため、幼鳥3羽だけの北帰行となりました。

  八代からは、まず西の方向に飛ばなければなりませんが、その飛行ルートがわからなかったのか、出水からと同じようにいきなり北上したため、結果的に日本海の一番遠い所を飛んでしまい、大陸を目前にして、遂に力尽きてしまったようです。

  今年は2羽の保護ヅルが来る21日、一週間後に放鳥される予定ですが、今回こそ成功させなければなりません。飛来ヅルと共に無事、北帰行を果たし、そして再び八代に舞い降りて欲しいと切望しています。

  現在、関係者一同、飛来数が一桁になったことにこの上ない危機感を感じています。飛来ヅルがいる間でないと、いくら出水市から移送し、分散化を進めても、移送したツル単独では北帰行ができないからです。私達は、八代にナベヅルがやってこなくなる日を、手をこまねいて待っているわけにはいきません。先日も日本ツル・コウノトリネットワーク会員の西田智先生のお話を聞き、今一度、これまでの保護対策を振り返る勉強会をしました。

出水市の万羽ヅル  西田先生は50年間にわたってツルの研究をされてこられ、また、「八代のツルを愛する会」の設立にも関わられた方です。先生は「出水市では、95haという広大な農地を借り上げ、ネットで囲むことによってツルを保護してきた。この施策が万羽ヅルを呼ぶ成功のカギとなった。八代でも、ツルを守るために田んぼを借り上げることは、最も急ぐべき施策と考える。ぜひ、行政の力を貸して頂きたい。」と、言われました。

 そこで、お尋ねします。まず、特別天然記念物でもある、県鳥、八代のナベヅルの保護対策は出水市からの移送事業も含め、今後どのような展開となるのでしょうか。農地借り上げ等も含め、自然増羽も加味した中長期的な展望についてご所見をお伺いします。

教育長答弁


  周南市八代に渡来するナベヅルの減少につきましては、強い危機感を持っておりまして、渡来数回復に向けた、できる限りの努力をしなければならないと考えております。

  渡来数回復対策としては、環境整備による自然増羽と放鳥による増羽、また繁殖による増羽の3つの方法が考えられますが、ナベヅルはトキやコウノトリと異なり渡鳥でありますことから、生態学的に繁殖による増羽は難しい状況であります。このため、県教委といたしましては、これまで取り組んできました自然増羽に向けた環境整備と放鳥事業を併せて継続的に行っていくことが、有効な方策であると考えております。

  まず、放鳥事業についてでありますが、昨年度から新たな試みとして、出水市から移送したツルの放鳥事業を進めております。今年3月に放鳥した3羽のナベヅルは、残念ながら消息が途絶えましたことから、今年度は移送した2羽につきまして、専門家等を交えた検討を行い、放鳥の時期を早めまして、今月の21日に、新設したオープンケージから放鳥することとしております。放鳥後は、注意深く観察いたしますとともに、八代の地で馴化し、来春、渡来ツルと共に北帰行するようつとめてまいります。また、この事業は、世界に例のない試みでありますことから、今後とも成果を検証しながら、継続実施していきたいと考えております。

  次に、自然増羽に向けた環境整備についてでありますが、県教委では、平成6年度に、鳥類の専門家や国、県、市の関係者等からなります調査研究委員会を設け、ネグラの整備方法の確立や給餌方法の改善など、ツルの自然増羽を目指した調査・研究を行ってまいりました。この調査結果を受けまして、周南市においては、餌場やネグラの公有地化も含めたツルの生息環境の整備を行っております。

  出水市が行っている農地を借り上げての餌場の確保についてのお示しがありましたが、現在、地元ではツルと人との共生の視点に立った冬期湛水農法等の新たな試みも始まったところでもあります。県教委といたしましては、八代の状況を踏まえたツルの安全と餌場の確保がなされますように、今後とも、地元関係者や調査研究委員会の意見も聞きながら、周南市の取組を支援してまいる考えであります。

  県教委といたしましては、年々減少するナベヅルの厳しい現状に鑑み、今後とも、関係機関や地元関係者の皆様方と緊密に連携し、周南市と一体となって、渡来数回復に全力で取り組んでまいります。

12月定例議会における私の一般質問と答弁の概要(その7)

7)産業道路について  その2

  現在、産業道路は一日当たり1万6千台の交通量があり、特に朝夕は非常に混雑している状態です。さらに、この度、キリンビール跡地にショッピングセンターの進出が決定し、来年5月のオープンに向けて、既に工事に着工しておられます。

 道路管理者としてショッピングセンターの進出に対し、これまでどのように対応されてきたのでしょうか。

  また、こうした出店もあり、ただでさえ、渋滞している産業道路が、これからも渋滞の緩和は望めず、このままでは物流の機能に支障を来たす可能性があります。

  ついては、産業道路の整備が必要と思いますが、どのように考えておられるのか、併せてご説明ください。


土木建築部長答弁


  道路管理者としては、県で定める「大規模小売店舗の立地に関するガイドライン」に基づき調整を行い、当面の対策として、現道交通への影響を最小限に抑えるため、ショッピングセンター事業者に対し左折レーンの設置を指導したところです。

また、産業道路の整備については、長期的には、交通状況や、東進の事業の進捗状況を踏まえ、道路の整備の必要性についても検討してまいります。

初めての講義!

初めての経験で、緊張しました 去る1月7日、私は山口県立大学の「医学」の授業の中の「癒しの医療」の項目で、講義をさせていただきました。大学で学生さんにお話しするのは、初めての経験です。


 昨年、江里学長から講師を依頼された際

  「心のこもった医療の提供が求められる時代だが、はたして、どの程度なされているか。患者は満足しているか。満足させるためには、今の医療で、何が不足しているかを体験より話していただきたい」

というテーマを頂きました。


 そこで、長男の嫁として、これまで両親や夫など6人の家族介護と看取りをしてきた経験をもとに、患者や家族は、いかに医療者の優しい言葉に癒されるか、また、温もりのある治療をしないと、患者は薬や手術だけでは元気にならないというお話をさせていただきました。


 ・「癒し」って何?

 ・なぜ、『癒し』という言葉がもてはやされるようになったのか

 ・「どんな癒しがあるか?」  

 ・治療とは「治す」ことと「癒す」ことの二つで成り立っている

 ・「癒し」とは「温もり」

 ・「やさしい言葉」「温かい笑顔」「大きな人間性」が医療人には常に必要

 ・夫が闘病中、不安に思ったこと

 ・夫は、どんな配慮や優しさが欲しかったか

 ・妻として、医療人に何を期待したか 

 ・「終末期の人間が何を思うか」「自分の人生の閉じ方」      

 ・「看護の原点は、手当てと、相手の気持ちに寄り添うことではないか」

 ・現代社会に一番必要なことは国民全員が「癒せる人」になることではないか


  パワーポイントやDVDを使った1時間半の授業でしたが、学生さんたちが涙を浮かべながら熱心に聴いてくださった姿が印象的でした。


 質疑応答の時間に一人の女子学生さんが

「自分も大病をした時、同じような考えをしていたことを思い出し、胸が詰まる思いがした。この体験を大切にし、将来、社会福祉士として、社会のために役に立つ人間になりたい」

と、発言されました。


  私は看護師の資格を持つ県議として、次の時代を担う人材育成も大きな仕事の一つですから、この感想を聞いてとても嬉しく思いまいした。   


  講義の前、江里学長から、県立大学の非常勤講師としての委嘱状も頂きました。大変よい機会を与えていただきましたことに感謝いたします。

勇気ある言葉

気持ちも新たな新成人  周南市文化会館で、13日に行われた「周南市成人式」に出席しました。私は今年で5回目の出席になります。


  全国ニュースでは、荒れた成人式の様子が報道されています。周南市の場合、そこまでひどくはありませんが、毎年のように式典の間中、新成人の私語が絶えず、ざわざわしたままで成人式が終わり、非常に不愉快な思いをしていました。


 今年もそのざわざわした中で市長さんたちの挨拶がありました。ところが、「二十歳のメッセージ」に羽織袴姿で凛々しく立たれた津田誠一(のぶかず)さんが、

「私達は20歳になったのです。せめて、前に人が立って挨拶する時くらい、静かにするべきではないでしょうか」

と、自分のメッセージを伝える前に、穏やかに話されました。


 すると、会場が一瞬にして、水を打ったように静かになりました


 みんな驚きました。


  私はステージの上で来賓として座っていましたので動くことができませんでしたが、心の中で大きな拍手を送りました。静かになったのは、自分達の仲間が自主的に言ったことに心打たれたのではないかと思います


 若者の勇気ある発言に感動し、式典終了後に、

 「よく言ってくれたね!ありがとう。私も毎年言いたくてうずうずしていたのよ」

と握手をしながら褒めました。

 彼も、「はい!ありがとうございます」と爽やかな明るい笑顔で答えてくれました。


 新成人となられた皆さまの、素晴らしい未来をお祈りしています。

嬉しいお知らせ「私の冊子が点訳・音訳されました!」

「みんなにありがとうって伝えてな!」の本が点訳・音訳されCDとテープになりました 嬉しいお知らせ「私の冊子が点訳・音訳されました!」
カテゴリー: ③医療・福祉・障害, ⑰緩和ケア, ⑱その他

 夫の七回忌にあたり、私は『みんなにありがとうって伝えてな!』という冊子を発行しました。


  この冊子には夫の闘病生活を通し、54歳で逝かなければならなった夫の生き方や、人生の閉じ方について、また、皆さんへの夫の感謝の気持ちを書きました。


 この冊子を、視覚障害者福祉協会の岩政会長にお届けしたところ、

藤井さん、これを読みたいという会員のために、点訳・音訳をしてもいいですか?

と尋ねられましたので、迷わず

「ぜひお願いします!」と答えました。


 昨年末、周南市のボランティア団体「点訳やまびこの会」の田中会長さんから

「できましたよ!」と、早速、CD2枚とテープ1本が送られてきました。


  その速さにも驚きましたが、できばえにも、本当に驚きました。自分の書いた文章が淡々と声になって流れてくると、最初ドキドキしました。挿絵や写真に対しては、丁寧な説明がつけられています。点訳の方法も勉強になりました。


 嬉しいことに、このテープ版・CD版・点字版とも、徳山点字図書館の蔵書に登録され、視覚の障害を持たれる方には貸し出しをされるそうです。また、1月発行の「徳山点字図書館情報点字版」及び「新刊図書案内テープ版」にてPRもしていただくそうです。


  正直なところ、自分の文章を聴いて、これほど涙が出るとは思いませんでした。視覚障害の有無に関わらず、もし、お聴きになりたい方がありましたら、ご連絡いただければお届けいたします。

    連絡先 藤井りつ子事務所  0834-21-6661 担当 伊藤


 ***参考***

  2007年11月15日(木)


   「みんなにありがとうって伝えてな!」

コンクリートがれき撤去について

地元を代表される皆さんと一緒に知事室を訪問  栗屋の土砂崩れの災害現場の上にあるコンクリートがれきについて、県は完全に撤去することを決められました。(2007年12月23日日々の想い)撤去作業はこの災害復旧工事のスケジュールの中で調整しながら行われるそうです。


  地区をあげての安心安全を求める署名活動等に対し、県の関係者が真摯に取り組んでくださった結果だと嬉しく思います。また、地域の方もみんな、

 「本当によかった。これで安心できる」

と、大喜びです。


  そこで、昨年の年末、地元を代表される皆さんと一緒に知事室を訪問し、お礼の気持ちを伝えました。写真はその時の様子です。

有国遊雲君のCD「川が好き」

  周南市鹿野在住の友人の息子さん(有国遊雲君)は、小学6年生の時に小児がん(ユーイング肉腫)と診断されました。闘病生活中の中学1年生の時、国土交通省の河川愛護月間標語に応募し、みごと、 国土交通大臣賞 を受賞されました。


 その標語は、

  「川が好き  川にうつった空も好き」

です。


  彼は、その後、東京の国立がんセンターで、お母さんと共に一生懸命にがんと闘っておられましたが、残念なことに2006年12月に亡くなられました。中学3年生でした。


 亡くなる数ヶ月前に私達友人一同は、周南市市民館で「 遊雲君に元気を贈る会 」を開催し、この会に合わせ、市内在住のサウンドクリエーター中越さんに彼の標語に曲をつけていただきました。


 昨年11月、中越さんは遊雲君の一周忌にあわせ、この標語を基にイメージを膨らませて作詞作曲をされ、「 川が好き」というCDがうまれました。


左から、向谷さん、有国遊雲君のお母さん、今村健康福祉部長、中越さん
 去る10日、遊雲君のお母さんと中越さん、事務局の向谷さんと一緒に、今村健康福祉部長を訪問しました。

遊雲君のお母さんは、

「息子の標語から生まれた歌が、小児がんで苦しむ子供さんたちの役に立てば嬉しい」

と、この収益金を NPO法人「小児がん治療開発サポート」 に寄付をされることを部長に話されました。


  わずか15歳できちんと死と向き合い、「「みんなにありがとうって言ってね」という言葉を残して逝った遊雲君の存在が、いつまでも私たちの心に残りますように、このCD「川が好き」を多くの県民の皆さまに聞いていただきたいと願っています。


 このCD(1枚1000円)は県庁内の刊行物センターでも置いて頂くことになりました。


 とても素敵な曲です、ご希望の方はご連絡いただければお届けいたします。

     0834-21-6661

          藤井りつ子事務所  担当 伊藤


  ***参考***

   2006年08月24日(木)

    「有国遊雲くんに元気を贈る会」

  2006年04月28日(金) 

    有国君の河川標語が石碑に!

12月定例議会における私の一般質問と答弁の概要(その6)

徳山駅の南側を中心に東西にのびる周南コンビナートの企業群の一部 6)産業道路について  その1

  周南コンビナートは、わが国でも最も古いコンビナートの一つであり、現在においても基礎素材型産業を中心としたわが国有数の産業集積拠点です。平成17年の周南市の製造品出荷額は、約1兆5200億円であり、これは県全体の25%に達していますし、製造業従業員数は約1万1千人。県全体の11%を占めています。

  また、周南県税事務所管内の法人県民税の徴収額は33億円を超えており、県全体の34%を占めていますし、法人事業税は約17億円、県全体の33%を占めています。

  以上のように、周南コンビナート企業群は大きな経済効果や雇用効果を有しており、県の財政に対する税収にも大きな影響を与えています。

  また、本年6月には、中国地方国際物流戦略チームからの「中国地方の産業の国際競争力強化に向けた緊急提言」として、徳山下松港をスーパーバルクターミナルとして整備することに向けて国や県・市が共に連携をとって前向きに取り組んでいかなければ、という方向性が出されました。これも、周南コンビナートを高く評価して頂いた結果であると思います。

  さて、周南コンビナート地域では、一般県道徳山新南陽線の整備により、物流機能の向上が図られてきましたが、JR線により南北に分断されている事、インターチェンジへは市街地を通過しなければならない事などから、近年の地域交通量の増大と共に、慢性的な渋滞が発生し、産業活動に支障をきたしています。

  コンビナートの東西方向の道路網の着実な整備推進として、産業道路の東進が以前から検討されていますが、いまだ、明るい見通しはたっておりません。このまま産業道路が不十分な状態では、例え、スーパーバルクターミナルが完成しても、物流はうまくいきません。脳梗塞の状況になります。

  本年3月、一昨年に設置された「山口県次世代周南コンビナート形成戦略会議」により、まとめられたシナリオによりますと、周南コンビナートの将来のあるべき姿として「東アジア最強の次世代型化学コンビナート」として設定し、国際競争力の強化に向けて取り組むこととされています。

  現在、新たな投資など、様々な事業に取り組んでいますが、周南コンビナートが、その特性を活かすことができれば明るい未来が開かれます。しかし、これに失敗すれば、各企業の撤退など本県経済に与える影響は計り知れないことから、山口県発展の命運は、周南コンビナートが握っていると言っても過言ではありません。

  各企業が生き残るためには、新素材産業等の展開や国際物流基盤等のインフラ整備など、早急な取り組みが求められています。

 そこで、お尋ねします。

 今後、コンビナートを支え続けていくためには、港湾整備と共に産業道路の整備が喫緊の課題です。特に、産業道路の東進については、多くの課題もありますが、早急に解決すべきことです。今後の見通しについて、ご説明ください。


土木建築部長答弁


  道路は、物流拠点である港湾と一体となって産業の振興や地域の発展を支える社会資本であり、その整備は極めて重要であります。

  このため、県としては、これまで、産業道路の東進に取り組んでおり、関係諸法令との整合性の確認や、企業活動への影響について、関係企業へのヒアリングを実施し、諸課題の対応策について検討し、関係機関と調整を行ってきたところです。

  現在、現地に立ち入り、操業への影響が懸念される施設の確認と、敷地内での再配置を計画するため、測量調査を実施しているところです。

 今後とも、関係企業等と調整を行い、事業費、事業効果、構造条件などを検討してまいります。

嬉しいツル便り

 皆様あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


 今年は明るいニュースからお届けします。


中央にいるのが、放鳥ツルです(周南市教育委員会提供)   出水市から移送された保護ヅル3羽が、昨年春、八代盆地から放鳥されました。この3羽は足に足環と、そのうちの2羽には人工衛星で居場所が確認できる発信機が着けられていました。


 しかし皆さまご存知のように、昨年5月に日本海上で電波が途絶え、3羽とも生存は絶望視されていました。


 ところが、昨年の12月27日、ツル捜索員の西田智さん(先日、八代で講演してくださった方  2007年12月2日の日々の想い参照)が八代のマークである赤と黄色の足環を着けているナベヅル1羽を出水平野で発見、望遠レンズで足環に書かれた番号から、昨年放鳥された中の1羽と確認されたそうです。


  越冬地を人為的に別の場所に移しても、繁殖地のシベリアに戻ることができた事、また、シベリアから日本へ戻ってくる習性がある事が初めて確認できたわけです。


  「越冬地としての八代盆地の役割を証明することができた。」と関係者は大喜びです。私も、「よく元気で帰って来てくれたね」ととても嬉しく思います。今後の移送計画に弾みがかかることを期待したいと思います。

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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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