出水市からツルを八代盆地へ移送

  ケガをし保護されたナベヅルの幼鳥3羽が、430Kmも離れた鹿児島県出水市から6時間余りかけて、トラックで、八代盆地へ移送されて来ました。

  この事業は、ここ数年にわたって計画が検討されてきましたが、ツルのケガを治療したうえで、環境に慣らし、今年の秋以降に放し、「翌シーズン、八代盆地へ戻って来れば、激減している飛来数の回復につながる」と、期待されているもので、国内はもとより、世界に例を見ない初めての試みで、その成果が大変注目されております。

  幼鳥は、生後1年未満の雄1羽と雌2羽です。トラックの荷台から降ろされ、保護ケージ内に放たれると、3羽とも、不安な様子で、あっちこっちと、動き回っていましたが、しばらくすると落ち着いて、水を飲んだり、羽を羽ばたかせたりと、とても元気な様子を見せてくれ、安心いたしました。

  ツルの様子は、保護センターケージ内の監視カメラで撮影されたものが、「鶴いこいの里交流センター」で、常時、監視される状況になっており、今後2週間は、周南市の職員さんなど8名が、24時間態勢で見守るそうです。

  何しろ初めての事業なので、試行錯誤も多く大変なことだろうと思いますが、ぜひ、成功させて欲しいと願っております。

2月定例会の議会運営委員会が開かれました

  議会運営委員会が開催され、2月県議会定例会の会期日程は、2月28日から3月17日までの18日間と決まりました。

  平成18年度の当初予算、「山口県犯罪のない安全で安心なまちづくり条例」「山口県景観条例」などの条例、平成17年度一般会計補正予算など、69の議案が上程されます。

  平成18年度の予算は、県政集中改革を確実に進める「改革推進予算」と位置づけ、一般会計の予算規模は、7,305億円で、前年度当初予算(7,457億円)に比べ、152億円減少(△2%)し、6年連続のマイナス予算となっています。

  予算編成に当たっては、政策課題への的確な対応と、財政改革の更なる推進の2つの基本方針が掲げられています。重点施策としては、「暮らしの安心・安全基盤の強化」「人口減少の抑制」「次代を担う子ども達の育成」などがあげられ、優先的・集中的な予算配分を行うと共に、中山間地域づくりや、農林水産業の活性化などの政策課題にも取り組み、「住み良さ日本一の山口県」の実現を目指しています。

  特に、人口減少や少子化対策として、「独身男女の出会いの場の創出」、「多子世帯への表彰制度・お米の贈呈の創設」、「Uターン促進」などが新規の施策として盛り込まれています。

  2月定例議会では、平成18年度の予算審議が中心になりますが、新たな条例をはじめ、厳しい財政状況の中にあって、新規事業も多くありますので、しっかり勉強したいと思います。

「ツルへの年賀状コンクール」の表彰式に参加して

  NPO法人ナべヅル環境保護協会主催の「ツルへの年賀状コンクール」の表彰式が、市内の熊毛公民館であり、多数の入選・入賞者とその保護者が集まられ、私も来賓としてご案内を受け、参加しました。

  この企画は、八代のツルへの愛護心をはぐくむ目的で、11年前に始まりましたが、「ツルへの年賀状」の応募は年々増加し、今年は県内外の1302人から届きました。園児から高齢者まで年齢的にも幅広く、また、その手法もさまざまで、一枚一枚に、ツルに対する大きな愛情がいっぱい込められています。

  「100年先も、この八代に飛んできてね。」

  「今度一緒に遊ぼうね。」

  「来年は家族縁者お誘い合わせの上、大勢で来てくださる様、待っています。」

など、温かい言葉や、一緒に食卓を囲んでいる絵など、ほほえましいものが沢山あり、見ていると、自分がツルになり、まるで、その年賀状を自分が頂いたような不思議な気持ちになります。

  動物へ年賀状を出すという取り組みは、全国的に見ても、鹿児島市の平川動物園や、神奈川県川崎市の夢見ケ崎動物公園のように、施設園内の動物へというのは、いくつかあるようですが、この八代のように、地域の自然の中の動物に対してというケースは他にはあまり例がないようです。

  ツルの環境保護のためには、ツルに対し温かい優しい気持ちを持つことが一番重要だと思いますし、応募者の大多数を占める小中学生が、自然環境に関心を持つよい機会になりますので、この企画はたいへん素晴らしいものであると改めて思いました。

  私は、「人間とツルが、共に、優しく生きることができる様、自分でできる事を考え、一つずつ取り組みを始めていこう。」と、お話をさせて頂きました。

  来る25日には、ケガをし、保護されているナベヅルが、出水市から移送されるそうです。飛来が途絶えないうちに、と急がれていた移送計画ですので、温かく見守りたいと思っています。

徳山高専の創造演習発表会を見学して

JR徳山駅の北口駅前広場と駅ビルの改善策をテーマにした徳山高専の創造演習発表会があり、担当の先生のご案内を受け、見学に行きました。

  土木建築工学科3年生の46名の学生が8班に分かれ、現在の駅周辺の問題点を基に、専門的な勉強をしている学生の立場で、自分たちの夢を模型で表現したものを発表する授業です。

  今日は、7名の校外の審査員(建築士や市職員、新聞記者など)を前に、シンボルとしての砂時計をはじめ、広場のデッキ、屋上の展望風呂、ステージ、タワー、公園などの整備や、企業パビリオンとの一体型となった駅ビルなどを、模型とパソコンやビデオを使いながら説明がなされました。

  どの班からも、「今の徳山駅の問題点は、古い・汚い・暗い・不便・活気がない」と厳しい指摘がありました。その課題に対し、どう解決していくか、また、30年後も古びれる事なく、市民の誇りとなるような街の玄関づくりにどう立ち向かうか、若者としてのアイデアを出しながら、みんなで一生懸命考え、取り組んでおられました。

  この模型は、大変精巧に作られており、先日から、市内銀座通りの「ふれあいパーク街あい」に展示されていました。その間、市民の皆さんにも「街が元気になりそうな提案」「みんなが便利になりそうな提案」を投票してもらい、その結果も今日の採点に加味されました。

 1位になったのは、「UNITY   PARK~人と車の調和」で、駅前広場に公園などがあり、コンサートも開ける憩いの場の提案をした班の作品でした。今進んでいる街づくりにも、ぜひ、この意見を採用して欲しいと思いました。

  彼らの高専を卒業した後の進路は、進学が3分のⅠ、就職が3分の2だそうです。しかも、就職者の8割は県外へ出ます。わずか2割の県内就職では、人口減少が進むのも当然の事かもしれません。一生懸命学んだ優秀な彼らが、県内で誇りを持って働くことのできる雇用の確保が喫緊の課題だと思います。

波多江伸子先生をお迎えして

  「NPO法人周南いのちを考える会」主催の「市民のためのホスピスケア講座」が、毎年6回シリーズで開催されていますが、去る11日、今年度の最終回として、この会の顧問である作家・生命倫理学者の波多江伸子先生を講師にお迎えし、お話を聞きました。

      よく死ぬための10か条

   1条 自分も愛する人も、いつか必ず死ぬ事を忘れないで。

   2条 死をめぐる日本の現状を知る。

   3条 ホスピスや緩和ケアの情報を入手する。

   4条 自宅での死について検討してみる。

   5条 先に逝った先輩に学ぶ。

   6条 自分の死をシュミレーションする。

   7条 自分の性格や気質の本質を知る。

   8条 代替医療のメリット・デメリットを知る。

   9条 文書を作っておく。(尊厳死や臓器移植・遺言など)

   10条 自分の死生観を確認しておく。

  今までに、数百人の人の死に関わってこられた先生ですが、20年以上も前から、ご自身もがんに罹られ、死生観をしっかり持っておられます。そこで、この10か条を基に、人間はどう生きて、どう死んで行けばいいかを、明るく楽しく、具体的にお話してくださいました。

  普段の生活の中では、人は誰も自分の死について考えることは余りないでしょう。しかし、誰もが必ず死ぬ訳ですから、この10か条について考えておくことは大切な事だと思います。その事が、その人らしく生きるということにつながるのではないでしょうか。

  現在、日本では毎年100万人の方が亡くなられています。戦前は、出産と看取りは自宅が殆どでしたが、現在では、98%が病院で誕生し、死亡されています。しかし、これからは、在宅での看取りが推し進められる世の中になるそうです。

  そうなると、高齢者の独り暮らしが多い山口県では困った問題です。自宅での看取りを公的介護者ができるようにするためには、訪問看護制度の充実をはじめ、ターミナルのケアができる介護者の育成、往診ができる医師の確保など、さまざまな課題が考えられます。

  「県東部に、がんの緩和ケア病棟の整備を!」と訴え、活動しているこの会では、「がん患者会」も開催していますし、2月23日に、「大切な人を亡くした遺族の会」も立ち上げます。ご関心のある方は周南総合庁舎の2階「ふれあいルーム」までお越しください。辛い死別体験を共有しながら、共に明るく生きていきましょう。

「蓮生・まこと幼稚園」のお遊戯会を見て

  「蓮生・まこと幼稚園」の第53回お遊戯会があり、顧問をお引き受けしていますのでご案内を受け、見学に行きました。

  近所の中学校体育館には、子ども達のお父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんが朝から見学に駆けつけ、全く動く隙間もないほど、ぎっしりと人で詰まっています。

  沢山のプログラムを作成され、子ども達へ指導にあたられる先生達のアイデアとパワーには毎年のことながら脱帽です。

  今年も、可愛い園児たちが、お母さん手作りの素敵な衣装を身につけ、一生懸命歌ったり、踊ったり、楽しく演技をし、昨年よりも一段と大きく成長した姿がはっきりと目に見えます。

  年長さんの劇は、「何がやりたいか?」という所からみんなで話し合い、ストーリーや台本も製作するという自主性を重んじて作り上げられたそうです。今年は「ももたろう」と「不思議の国のアリス」でした。みんなそれぞれの役になりきり、堂々と、見せる演技をしてくれましたので、観客から大きな拍手を浴びていました。

  障害を持つ子どもさんもおられますが、みんな仲良く、分け隔てなく接しておられます。このように小さい時からの共に生きるという環境の中で教育されることが、大人になっても差別をしない思いやりのある人間へと成長していくのだと思います。正に、幼児教育の大切さを実感いたした次第です。

     昨年と一昨年のお遊戯会の内容は、日々の想いの  2005年2月15日 と 2004年2月15日でご覧いただけます。見出しの矢印をクリックしてください。

人口減少問題対策特別委員会の県内視察を終えて

 9日・10日の2日間、人口減少問題対策特別委員会の県内視察に参加しました。

 働くお母さんの社会進出を容易にする施設として、西京銀行事業内託児所「きららキッズパーク」(周南市)、また、幼稚園や保育園に通っていない子どもと、そのお母さんの交流の場として、自由に遊びに行くことのできる 周南市子育て交流センター「ぞうさんの家」(周南市)を視察しました。

 両者とも、お母さん達に「子育ての喜びを実感して欲しい」と、専門の指導者がおられ、健康・栄養・育児の相談などもできます。核家族が進む現代社会の中で、「子育てについて相談する人がいない。」、「乳児を夜遅くまで預かってくれる保育園がない。」などの悩みを持つお母さんのために、県内の他の市町村にも、このような施設が、ぜひ、広がって欲しいと思います。

 また、周南市子育て交流センターには働くお母さんの支援のために、「周南市ファミリーサポートセンター」も併設されています。

 女性の出産に対する支援施設である、総合周産期母子医療センター(防府市・県立総合医療センター)へ、開所式以来2回目の視察に行きました。

 安心して赤ちゃんを産むために、切迫早産など重症妊産婦への高度医療の提供や、  不妊治療・相談、また、低体重児や心臓などに病気のある赤ちゃんへの高度な治療もされています。去る1月10日から、診療を始めておられますが、普通分娩の方にも、「万一の時のために」と、大変人気が高く、既に満床という嬉しい悲鳴を上げておられました。420gで産まれたごく小さな赤ちゃんが保育器の中で必死に頑張っていました。

  県内で就職したい若者のために、情報提供から相談・能力開発・職業紹介までをワンストップサービスで提供できる若者就職支援センター(山口市)にも行きました。

  山口県の単独事業(Uターン就職支援など)をはじめ、厚生労働省の委託事業(保護者への支援・ニートの相談窓口・ふるさと山口企業合同就職フェアの開催など)や、経済産業省の委託事業(ジョブ・ブランチ・インキャンパス・人材育成など)をされています。

  景気が、幾分回復しましたので、高卒の就職先は少し広がってきたように思いますが、大学卒業生には、まだまだ厳しい状況が続いています。最近の傾向として、他県の大学に行った子どもで、ぜひ県内に帰りたいという希望者が増加しているそうです。誇りを持って働くことのできる環境を充分整備しなければなりません。

 その他、村と町の交流事業を展開している「小菊の館」(阿武郡阿武町)にも行きました。「高齢化の中で、どうやって村を守っていくか?」が課題であり、3つの農事組合法人で、210haの農地を法人管理で守っておられます。地域の発展のためには女性たちのパワーを結集する事が必要です。

 また、雇用の拡大につながる新たな産業集積の成果として、昨年11月に設立した(株)山口リサイクル(玖珂郡周東町)の視察をしました。産業廃棄物や一般廃棄物の廃プラスチックを再生し、ペレット(団粒)に再商品化し販売する企業です。従業員は現在7名ですが、最終的には50人を目指すそうです。

  それぞれの視察先で、参考になることも多くありました。人口減少の歯止めとなる施策が提言できるよう、今後とも、一生懸命考えていかなくてはいけません。

「ツルが舞う豊かな農村を考えるシンポジウム」に参加して

  八代の「鶴いこいの里交流センター」で、「ツルが舞う豊かな農村を考えるシンポジウム」があり、参加しました。

 まず、東京農業大学の守山教授(テレビ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」に出演)と、兵庫県コウノトリの郷公園の池田部長の基調講演があり、ほ場整備や排水路の整備などが進む農村の環境変化の中で起こる、生態系の変化を、いかに、自分たちの力で自然再生するか、また、街の人との交流を重ねる中で、いかに農産品に付加価値を付けるかなど、興味深い話を聞きました。

  その後、長年、八代の自然環境を研究してこられた山大の日下教授や、地元の代表者などが参加されたパネルディスカッションがあり、「人とツルの共生の里」構想を実現させるため、農事組合法人を作り、環境に優しい農業に取り組みを始められた話などがありました。

 おりしも、昨日は、「秋篠宮妃紀子さまがご懐妊」という明るいニュースが日本国中を飛び交い、昨年9月、兵庫県豊岡市で行われた「コウノトリ放鳥式」の写真がテレビや新聞で大きく報道されたばかりです。

  今年1月の「歌会始の儀」の際、秋篠宮ご夫妻は、そろって、子宝をもたらすコウノトリを題材に歌を詠まれたそうですが、今日は、実にタイムリーなコウノトリの話題ですし、放鳥式の写真がスクリーンに映し出されると、300人近い参加者は、紀子さまのお姿を見て、「オーっ!」と喜びと感嘆の声を上げていました。

  コウノトリも、農薬使用・生息地破壊などのため、絶滅の危機にあったのですが、地元で人工飼育をし、繁殖をさせ、見事、野生復帰へと導いたのだそうです。

  自然と共生しないと、人も鳥も生きていかれない。その事を、ツルやコウノトリは人間に教えてくれているのかもしれません。

  八代のツルは、多くの人に温かく見守られながら、これからもずっとこの地に飛来を続けるでしょうし、そうあるように、私達も、最大限優しい環境を作っていかなくてはいけないと、改めて強く思いました。

南陽工業頑張れ!

  第78回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が、31日大阪で開かれ、中国・四国地区の代表校5校の内、山口県から南陽工業高校野球部が選ばれました。

  6年ぶり3度目のセンバツ出場、春夏合わせると4度目の甲子園ですが、周南市誕生後は初の快挙です。久しぶりの明るいニュースに大変嬉しく思います。

  南陽工は中国大会準決勝で、優勝した岡山県の関西高校に1対2で惜敗しましたが、実力的には全く互角であると思います。甲子園では、日頃の練習の成果を充分発揮され、伝統の強力打線で、優勝を目指して頑張って欲しいと思います。

  私も、サンデー早朝野球、周南ベースボルクラブ、桜木野球スポーツ少年団などの役員をしており、野球ファンの一人として、南陽工の活躍を楽しみにしております。また、桜木野球スポーツ少年団の卒団生2人が南陽工野球部のメンバーに入っていますので、ことさら嬉しく思います。

 彼らの活躍により、野球少年たちに大きな夢と希望を与えて欲しいと願っております。
プロフィール

ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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