粭島の貴船祭りを見物して

海を渡る神輿(みこし)で有名な周南市粭島(すくもじま)の貴船神社の夏祭りが開かれ、見物しました。

  真夏の太陽の下には、多数の大漁旗がはためき、新しく完成した防波堤の上には、各地からの観光客で賑わっており、写真コンテストも開かれるため、大きなカメラをいくつも肩にかけた写真家が沢山訪れていました。

  粭島は徳山湾に突き出た大島半島の先端にあり、ふぐの「延縄漁(はえなわりょう)」発祥の地です。この貴船祭りは豊漁と海上の安全を祈願するもので、330年前から続いていると言われています。

  最初に、顔を真っ白に塗った踊り子2人が樽の上で踊る櫂伝馬船(かいてんません)が出発し、その次に「冠者様」と呼ばれる女みこし、粭島小学校児童による子どもみこしが続き、最後の白装束鉢巻き姿の男衆に担がれた本みこしは、約500m離れたお旅所(たびしょ)まで海を練り歩いて(練り泳いで)渡っていきます。

  この貴船祭りは、旧徳山市を代表する伝統ある雄壮なお祭りです。周南市文化会館の緞帳の柄も、この本みこしを描いたデザインが施されています。

  ただ、この地区も少子高齢化が進み、みこしを担ぐ若者がいなくなり、人集めに苦労されているようです。特に、女みこしは、地元の徳山大学の学生に応援を頼まれ、全員が韓国や台湾からの留学生であったとのことです。

  徳山を代表するお祭りですから、市の青年団や団体などの若者が、もっと多く参加されれば、より一層盛り上がると思います。

  これからますます進む高齢社会にとって、地域の伝統文化を継承していくことは、今後大きな問題となるでしょう。

 お互いに助け合い、交流しながら継続して欲しいものだと念願しています。

ナベヅルの保護を求めて二井県知事さんを訪問

  周南市八代の「NPO法人ナベヅル環境保護協会」の皆さんと一緒に二井県知事さんを訪問し、ツルの保護対策について、地元としての取り組み状況や、今秋から実現の兆しが見えてきた傷病ヅルの移入問題などについて話し合いをしてきました。

  この2年間に、「ツルの生息環境保全等に関する庁内連絡調整会議」や、「『ツルと人との共生の里』再生構想アドバイザーグループ会議」の立ち上げなど、山口県と周南市において大きな進展がみられました。

  また、昨年発足した「周南市ツル保護協議会」は、行政やNPO、徳山動物園、専門家などのさまざまなメンバーで構成されるものであり、ツル保護対策が積極的になされる組織として起動し始めました。

  地元としては、1年間を通してできる限りの環境整備に努力している所ですが、ボランティア組織ではやはり限界があるため、このようにツルの保護に向けてリードしてくださる行政などの支援に対して、心から感謝している所です。

  この秋、八代にツルが1羽でも多く飛来してきますように、また、傷病ヅルの移入がうまくいきますように、と大きな期待も持ちながら、今後とも環境整備に最大限の努力をしたいと思っています。

セルジオ越後さんのサッカー教室を見学して

  (社)周南青年会議所の主催により、セルジオ越後さんのサッカー教室が、周南市陸上競技場で開催され、サッカーの大好きな小学3-4年生の子どもたち250名が参加しました。

  セルジオさんはサッカー解説者として活躍中ですが、全国津々浦々を回り「さわやかサッカー教室」を開き、少年サッカーの指導普及にも努めていらっしゃるそうです。

  子どもたちの心を引き付ける楽しいトークで、キックやリフティングの指導をされるので、会場には、子どもたちの歓声がずっと響き渡っていました。

  また、憧れの人に会えた喜びで、子どもたちの目はキラキラと輝き、最後まで熱心に指導を受けていた姿が印象に残りました。

  子どもたちの未知なる可能性を開いていくためには、さまざまな経験をさせていく必要がありますが、今日を機に、新たにスポ少サッカー部に入る子がいるかもしれませんし、将来のJリーガーを目指す子どもがいるかもしれません。

 このサッカー教室は子どもたちにとって、最高のプレゼントであり、忘れられない一日になったと思います。

  (社)周南青年会議所による今日の企画は、先日の元西武ライオンズの石毛宏典さんの講演会に引き続く第2弾です。

  「子どもたちには、スポーツの楽しさを知ってもらいたいし、スポーツを通して、思いやりの心を育てていきたい。そして、礼儀正しくたくましい元気な子どもに育って欲しい」

 という願いをこめて、この企画をされました。

  街にさわやかな風を送り込んでくださる(社)周南青年会議所の皆さんの活躍には、目をみはるものがあり、いつも感心させられます。

 皆さんの素晴らしい活動に私も微力ながら応援して行きたいと思っております。

妊娠中や子育て中のお母さんを応援します

4月26日の「日々の想い」で紹介しました「社団法人やまぐち食の安心・安全研究センター」を設立された「生活協同組合コープやまぐち」では、妊娠中や子育て中のお母さんを応援するために、注文の品を、会員さんの自宅の玄関先まで個別に配達するサービスを始められたそうです。(個別配達料の月800円を9ヶ月間無料)

  自分の経験からも強く感じますが、重いものが持てない妊娠中の人や、赤ちゃんを連れているため思うように買い物ができない人にとって、とてもありがたいサービスですし、この暑さであれば外出もままならず、より歓迎されるものだと思います。

  さらに、離乳食などの見本商品が届いたり、育児情報の提供や、アドバイザーによる無料電話育児相談も受けられるそうです。

  核家族が進む現代社会において、子育てに悩むお母さんの良き相談相手になる事業であり、とても喜ばれそうですし、私も期待しております。

  少子化対策には、さまざまな提案がなされていますが、まずは、女性だけに出産や子育ての負担がかかることがないように、社会全体で、また、それぞれの立場で応援するシステムが必要だと思います。

「尾崎正章記念館」開館10周年記念 「尾崎正章展」を鑑賞して

 旧新南陽市の永源山公園内にあります「周南市郷土美術資料館  尾崎正章記念館」が開館10周年を記念し「尾崎正章展」が開催されていますが、そのオープニングセレモニーに参列し、ご子息の穣(ゆたか)さんと親しくお話をする機会を得ました。


  「父は幸せ者だと思います。若い頃からずっと好きな絵を描く事ができたし、生きている間にこの記念館ができたし、そして、亡くなった後も、ずっと、ここに絵が飾られ、父に会うために沢山の人が来てくださるからです。」

 と、言われていました。

  平成13年10月に89歳で亡くなられた尾崎画伯の絵画は、白を基調とする淡い色彩と確かな構成力から「白い叙情」と言われる独特の画風で、また、絵の大きさも画伯独特の大きさであり、100数十点寄贈されたものが、常時、展示されています。

  今回は、アトリエの再現や、医師であった奥様の紹介もあり、画伯の人物像を知るにふさわしい企画で、愛弟子の岩池さんにお話を聞きながら、ゆっくり鑑賞させて頂きました。

  没後、初めて人の目にふれる作品も沢山あったと伺っていますが、後世に遺すものがきちんとしているのは芸術家ならではのことであり、少しうらやましくなりました。

  尾崎正章記念館は、公園内にあり、市民に身近な憩いの場になっておりますし、年間を通して、県内の芸術家の企画展や、市内の学校や保育園・幼稚園の子どもたちの作品展も開催され、地域文化の振興に寄与されています。

 一人でも多くの方に立寄って見て頂きたいと思います。

周南市立鹿野中学校「赤ちゃんふれあい体験学習」

 鹿野母子センターで行なわれた周南市立鹿野中学校の「赤ちゃんふれあい体験学習」の見学に行きました。

  2年生の家庭科の授業の一環で行なわれるもので「生命の大切さや、将来の人間形成に必要な父性や母性を育てること」を目的とし、平成6年から始まりました。

 県内でこの事業を展開しているのは、ほんの数校しかないそうです。

 鹿野地区では、市民の方や、行政の協力のもとに、小学5年生と中学2年生で取り組んでいます。

  この体験学習の前に学校で「幼児の心身の発達」「幼児の生活」「男女の違いと生命の誕生」「乳幼児期の発育・発達」について6時間かけて学んでいるそうです。

 今日は、市の保健師さんや、地区の母子保健推進員さんによる、月に1回の育児相談の日です。

  大雨の中、赤ちゃんを抱っこしたお母さん達が続々と集まってこられると、ボランティアの母推さん達が「大きゅうなったねぇ!」とか「雨の中、よう来たねえ!」と、満面の笑顔で迎えてくださいます。

  生徒の皆さんは、初めてさわる赤ちゃんにおそるおそる接しながら、赤ちゃんの身体計測の見学や介助、着替えのお手伝いをします。また、一緒に遊んだり、泣いている子を抱っこしてあやしたりします。

 「泣いていた子が、私が抱っこしたら泣きやんだ!」

  「ぐにゅぐにゅして、可愛かった。」

  「初めて抱っこしたけど、こわれそうだった。」

 など、口々に言っていました。

 最初、緊張していた子どもたちも、赤ちゃんを抱っこした後は、みんな優しい笑顔になっています。

 きっと、「生命の尊さ」を肌で感じたからだと思います。

  そして、この体験が、「育ててくれた両親へ感謝し、自分も結婚して子どもを育てたい。」と思う心を持つことにより、ひいては少子化に歯止めをかける施策になるのではないでしょうか?

  赤ちゃんとふれあう事が少なくなった現代、次の世代の父性や母性を育て、健全に子どもを養育する基盤づくりのために、この事業は非常に有効なものだと思います。県内の全ての学校でこの事業が必要なのではないだろうかと強く思います。

櫛浜地区の自主防災組織の取組み

  櫛浜地区は他地区に先駆け、連合自治会のリードで、数年前から自主防災に対して取り組みがなされており、「自主防災組織率は100%」と自負していました。

  しかし、実際には、昨年の台風の時も浸水被害にあいながら、避難場所へ移動する事ができなかった経験があり、改めて、実効ある取り組みが必要だと再認識したところです。

 このため、地区で今年度実施すべき年間目標として、まず研修会を、再度、開くことから始めました。

  去る8日に、山口大学の瀧本浩一先生を講師に迎え、「地域で育てる自主防災組織」というテーマで、各自治会から参加された60名と共に興味深く講演を聞き、自主防災組織の立ち上げについて学びました。

  最近たびたび起こる災害に対し、不安感とともに、「自分達の街は自分達で守らなければならない」という機運が高まってきており、タイミングもよく、みんなで協力し、名実ともに100%の自主防災組織を確立しようと決意しています。

                * * * * * * * * * * *

 以下、昨年12月県議会で自主防災組織について質問した内容の一部をご紹介します。

  各地域で、防災訓練や、防災の講演会の開催、自治会内の緊急時の連絡網の作成など、組織率の向上を図るための取り組みを、できるところから早急に進めていくべきだと思います。

 しかし、本当に大切な事は、中身を伴った自主防災組織とすること、つまり、いかに実効ある活動が行われるかどうかということであり、そのための行政指導が必要だと思います。

 この、自主防災組織は各市町村での対応です。

  地区においては災害避難訓練もされていないため、行政も市民もいざという時のシミユレーションはできていないのではないでしょうか?

  私の地元周南市では、今年の16号台風の時、河川の氾濫により、徐々に浸水していく中で、住民の避難場所も確保されておらず、市民に大きな不安を抱かせた地域もありました。被災時の現実的な対応の訓練が今からの大きな課題だと思います。

 災害や火事から生命や財産を守る消防団は、今までは男性中心の組織でした。

 しかしながら、県内の消防団員は過疎化や高齢化により、この10年間で500人も減少しており大きな問題となっています。このため、今後は、鹿野の女性分団のように、女性の能力を積極的に活用していくべきだと思います。

  また、殆どの男性は仕事のために地元を留守にしており、地域に着眼してものを考えるのは、むしろ女性のほうが得意であり、万が一の災害時にも、その地域の細かな情報収集や避難場所での緊急介護もできると思います。

  災害のみならず、地域の子供や高齢者の安全を守るために、広報活動や予防活動等の部門で、「女性だからこそ」の能力を発揮できる女性消防団員の活躍に期待し、全県的にもっと沢山の女性消防団員が増えていくべきだと強く感じております。

人口減少問題対策特別委員会の副委員長に選出されました

 6月県議会定例会の最終日。

  合併する新しい県漁協に対し、2006年以降、最大32億円の財政支援をする債務負担行為などを盛り込んだ一般会計補正予算案や、指定管理者制度の導入に伴う施設条例改正案など49の議案を可決し、閉会しました。

  議員提出による追加提案により、13名のメンバーによる人口減少問題対策特別委員会が設置されましたが、私は、その副委員長に選出されました。

  人口減少・定住促進対策をはじめ、子育て・少子化対策の推進、生涯現役社会づくりにむけた高齢化対策、企業誘致や新産業創出による雇用対策の推進などを、主な審査内容とします。

 人口減少問題は、極めて重要な課題です。

「政治家は10年先を見通して施策をたてないといけない」と言われますが、直面する多くの課題に対し早急に取り組んでいかないと、近い将来、山口県は大変な時代を迎えます。藤本委員長と協力しながら全力で取り組んでいく所存です。

山口県立聾学校を訪問して

 先日の県立盲学校にひき続き、山口市にある県立聾学校に行って来ました。

  今年度は、幼稚部9名、小学部14名、中学部10名、高等部12名の計45名の園児・児童・生徒の皆さんが学んでいらっしゃいます。

  今日、小学部の皆さんは、近くにある山口市立鋳銭司小学校(児童数108名)との夏の交流集会の日で、みんな楽しそうに、しかも、全くバリアを感じさせずに、交流を図っていました。

  両校は、27年間にわたり、毎年10数回の交流会を重ねており、手話やゼスチャーで会話する事にも慣れ、みんな、仲のよい友達だそうです。

  幼稚部では七夕祭の発表会と西瓜割りを、中学部・高校部では生徒一人ひとりに応じたマンツーマンの授業を見学しました。

  また、0歳児からの「きこえの教育相談」もされており、聾の子への個別指導や保護者への子育て上の相談・支援にも応じておられます。

  以前、聴覚障害者には、手話を禁止し、口話法を身に付ける教育がなされていましたが、今では、教師が上手に手話を使いながら、豊かな表情で、大きな声を出しながら身体全体で授業をされています。大変なエネルギーだと感じました。

 聴覚障害者が、話す人の口元を見ながら言葉を読み取る訓練をするのは、実に大変です。

私は以前から、健聴者が手話を覚えて、健聴者から聴覚障害者へ近づいていくべきだと思っていました。

 また、さまざまな会合において、専門手話通訳者を希望に応じて派遣できるシステムが必要です。

聴覚障害者にとって、住みよい優しい社会の確立を目指したいと思いますし、手話はなかなか難しいのですが、少しずつ練習して覚えていきたいと思っています。

2日間の厚生委員会を終えて

 4日・5日の2日間にわたる厚生委員会の審議が終わりました。

 今回、私が取り上げた問題は

   ①地元の産廃処理場について

      ・現場の安全管理について(がれきや土砂の崩落など)

      ・危険箇所表示板の設置および継続的なパトロールを県へ要望

   ②消費生活センターについて 

      ・被害者となりやすい高齢者へのサポートのために

       身近な市町村への相談窓口の設置を要望

      ・県の消費生活センターと、市町村の相談窓口の役割分担および

       合併市町村の早期設置について要望

   ③結核予防について

      ・国の結核予防法を受けて、山口県結核予防計画を策定。

      ・県内の、昨年の新規登録患者数は367名。高齢者が68%。

       決して過去の病気ではない。

      ・早期発見・早期治療のために検診の徹底を。

   ④エイズ対策について

      ・国内の、昨年の新規登録感染者・患者数は1165名。

      ・異性間接触による累計を年齢層に分けると、15-24歳では

       女性の方が男性を上回る現状は大きな不安。

      ・社会への予防啓発と、より積極的な検査ができる体制作りについて要望。

 厚生委員会は、毎日の暮らしに一番密着した問題について考える委員会です。

  内容も、自然環境・暮らしの安心安全・男女共同参画・医療・福祉・子育て支援など、実に多岐にわたります。

  女性の目線で、また、看護師の経験をいかして、これらの問題に積極的にかかわり、解決のために努力していきたいと思っています。
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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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