谷亮子選手のインタビューを聞いて

  夕方のニュースで、女子柔道のシドニー五輪・アテネ五輪金メダリストの谷亮子さんが、妊娠のため、今年9月カイロで行なわれる世界選手権の出場を辞退するという記者会見が報道されました。

  「これまでに感じたことのない喜び」と、にこやかに話される彼女の顔は、とても誇らしげに、また、とてもきれいに輝いて見えました。

 母になる喜びを身体全体で表現されておられる姿を見て、同じ女性として、とても嬉しく思いました。

 「母親になっても競技は続ける」

 と言われ、大きな目標として、2008年の北京五輪での3連覇を掲げていらっしゃいます。

 出産を経験した日本の女性トップ選手が一線で活躍する例は少ないそうですが、

 「田村で金、谷で金、ママになっても金、が一番の夢!」

 という言葉には、自信と、将来への大きな意欲が満ち溢れています。

 彼女の生き方が、世の中の女性に向けて

  「まずは結婚をして、赤ちゃんを産み、子育てを楽しんで、それから後でも、長い人生の間には、自分のしたい仕事はできるのよ」

 と発信をしながら、ずっと社会で活躍する母親としてのよいモデルになってくれればいいなと思います。

  最近、未婚化や晩婚化のために、少子化に歯止めがかからない状況が続いていますが、ぜひ彼女を見習って、一人でも多くの女性が赤ちゃんを産もうと決意してくれるよう、大きな期待をしています。

  女性が仕事をしながら、家庭を持ち、子育てをするというのは、実に大変な労力がいり、周りにいる人の協力が絶対に必要です。

  しかし、少子化による人口減少の問題は日本がかかえる重大な問題ですから、みんなで知恵を出し合い、助け合いながら、「子供を産みやすく  育てやすい社会」の形成に努力していかなければならないと思います。

親を亡くした子どもへの支援について(子ども共育部会報告)

  先日の広島ホスピス大会の子ども共育部会は、がんで親を亡くした子どもたちについて考える部会で、遺児の立場での体験談がいくつか発表された後、みんなで共感の涙を流しながら意見交換をしました。

 親が亡くなるという事は、誰にとっても、人生の中で不幸な出来事であり、とても淋しく辛い事です。

 それを、小さな子どもが体験すると、どうなるか、皆さんには想像できるでしょうか?

  親が亡くなった時、遺された子どもが、乳幼児であったら、小学生であったら、中学生であったら、高校生であったら、大学生であったら、・・・

  友達の言葉に傷ついて不登校になったり、淋しさに耐え切れず非行に走ったり、感情が表現できなくなったり、「お金がないから」と高校や大学への進学を諦めたり・・・さまざまな問題が起きているはずですが、心を開く場所がなく、苦しい思いをしている子ども達のサポートを、一体、誰が、どのようにしているのでしょうか?

 今まで、遺児の精神的ケアに対して、特に法律で決まった支援策はありませんでした。

  NPO法人、ボランティア団体、あしなが育英会など、遺児に対するさまざまな支援団体もありますが、一番手を差し伸べなくてはいけないのは、やはり、行政や学校だと思います。

  この部会に参加して、「やはり、体験者として、私が立ち向かわなくてはいけない問題である」と気付き、これからの大きなテーマにして取り組んでいく決意をしたところです。(我が家の子どもたちは、父親が亡くなった時、大学4年・大学1年・高校2年でした。)

  重いテーマではありますが、子ども達が、自分の道を切り開き、自律して生きていけるように、精神的ケアをはじめ、経済的支援など、あらゆる施策を確立すべく頑張っていきたいと思っています。

6月県議会定例会 開会

 6月県議会定例会が開会しました。

  知事さんは、議案の説明に先立ち、まず、6月10日、県立光高校で発生した爆発事件について、負傷された生徒や保護者の皆さんへのお見舞いを述べられた後、現在とられている対策(心のケア第一に、CRTの出動やスクールカウンセラーの派遣など)や、再発防止に向けて、教育現場における安全管理の徹底や、教育相談の再点検、生活指導の充実などに万全を期す事。また、子どもたちが健やかに育つように総合的な対策を講じていくという考えを述べられました。

 また、10月1日から、下関市が本県初の中核市に移行する事について報告をされました。

 下関市の発展により、人口の県内定住や交流の促進、地域経済の活性化などに大きな期待が寄せられます。

  また、県有51施設の管理業務に指定管理者制度を導入するための条例の一部改正の議案も上程されました。(県民活動支援センター・セミナーパーク・青年の家・自然観察公園・スポーツ交流村など)

  この議会は、岩国基地、上関原発、1県1漁協合併、光高校、萩国際大学など、問題が山積しております。それぞれの問題に、積極的に取り組んで行きたいと思っています。

第13回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会に参加して

  第13回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会が、広島市の平和記念公園の中にある広島国際会議場で開催され、2日間通して参加してきました。

  全国各地から、医療・介護・福祉専門職の人たちと、患者や市民の方が共に集い、「寄り添う心、わかちあう心~私はあなたをひとりにしない~」をコンセプトに、さまざまな問題に取り組んで考える大会です。

  2日間で5000人を超す参加があり、沢山のプログラムの中から、自分が関心のある分科会を選択するのですが、多数の著名な方達がお見えで、人気のあるシンポジウムや講演会は、すぐに満員になってしまいます。  

 私が選んだ部会は

   ①看護部会 「終末期の療養場所は自分で決めたい」

   ②市民部会 「いのちの終わりについて本音で語り合いましょう」 

   ③こども共育部会 「がんで親を亡くした子どもたちのメッセージから、彼らとの関わりについて学ぶ」

   ④特別講演  「絵本から学ぶスピリチュアル・グリーフケア」

 です。

 特に印象に残ったのは、

  「医師や看護師など医療に携わる人や、ボランティアの人は、いくら忙しくても、相手の立場に立って、相手の心が穏やかになるような、優しい言葉が患者やその家族にかけられる人であって欲しい。」

 という、患者サイドからの声です。とても大切な事だと思います。

 こども共育部会については、共感することが多かったので後日、詳しく報告いたします。

  ホスピスや緩和ケア病棟のあり方について、また、終末期を在宅で過ごす時の支援について、問題は数限りなくありますし、がん治療についても、市民の声が大きく発せられるようになり、さまざまなニーズが高まっています。

  一歩でも二歩でも前に進むよう、みんなで知恵を出し合って、よりよい治療や療養ができる社会を築いていかなくてはいけないと痛感した2日間でした。

山口県立盲学校を訪問して

 下関市にある県立盲学校を訪問しました。

  今年度は、小学部4名、中学部3名、高等部28名の計35名の児童生徒の皆さんが学んでいらっしゃいます。


  以前は、未熟児網膜症などの発生率も高く、児童数も多かったようですが、現在は、医学の進歩により、子どもの視覚障害者数は随分減ったそうです。

  しかし、事故や、糖尿病などの合併症のために失明した「中途視覚障害者」の数は、あまり変動なく、はり・あん摩・マッサージなどの国家試験合格を目指し、高等部専攻科に入学されているそうです。


  中途視覚障害者の人生は、突然の失明によって大きく変わります。どうやって生きて行ったらいいのかわからないため、パニックに陥るでしょう。

  怖い闇の中で、どうやって最初の一歩を踏み出すのでしょう?また、その上で、学校に通い、学問をするという事は、どんなに大変なことでしょう?学校の先生達も、支援の手をどのように差し出されるのでしょう?想像を超えた世界でわからない事だらけです。


  今日は、それらの質問に対し、松田校長先生や福田先生が、広い校内を案内しながら、丁寧に答えてくださいました。

  特に、専攻科の授業を見学した時は、生徒各々が自分に合う機器を使いながら、専門的な勉強をされている姿に頭が下がりました。


  福田先生は、私の小学校時代の同級生です。40歳頃に完全失明されたそうですが、パソコンの技術は、超一流で、真似ができるものではありません。


  「目が見えないことは、不便ではあるが、不幸ではありません。できない事と同じ数だけできる事があります。諦めたら、それで終わりです!見えていた頃には見えなかったものが、今では逆に見えるようになりました。この見えない目に感謝し、自分の人生を切り開きながら、前向きに生きて行きたい!」

 と、福田先生は、サラリと言われます。   

 しかし、言葉の一つ一つに深い意味が含まれており、私は、簡単に頷く事もできません。


 私は、いつもと形式が違うトイレに行く時、水を流すボタンやセンサーを見て、

 「視覚障害のある人は、このセンサーの位置をどうやって見つけるのだろう?」

 と思っていました。


 実際、とても困っているそうです。

  新幹線などの公共の乗り物、駅や官公庁の建物などのトイレは、ユニバーサルデザインで統一したものにするか、点字や音声での説明をするなど、もっと社会に細やかな優しさが必要なのではないでしょうか?そうすれば、障害を持っている人も、一段と生活しやすくなると思います。


  当事者でないとわからない事も沢山ありますので、彼らの話をよく聞いて、バリアフリー化を、より進めていかなくてはいけないと痛感した次第です。

議会運営委員会に出席

  今年度より、議会運営委員会のメンバーになりましたが、今日は、初めての委員会が開催され、緊張しながら出席しました。

 6月県議会定例会の会期日程は6月22日から7月8日までの17日間に決まりました。

  1県1漁協の実現に向け、合併参加39漁協に対し、最大32億円の財政支援をするため、債務負担行為の設定などを盛り込んだ、今年度の一般会計補正予算案をはじめ、条例の一部改正、特に、県立施設に指定管理者制度を導入するための条例改正など、上程される50の議案の説明がありました。

 また、政府が提唱している「クールビズ」について、県議会として取り組むかどうかの議論がなされました。

 県庁では、6月からノーネクタイ運動が進められていますが、

 「本会議でも『ノーネクタイ、ノー上着』にしたら?」

 という意見に対し、自民党議員から、

 「議員は県民の代表者である。本会議には、きちんとした服装で臨むのが良いのではないか」

 と、反論があり、さまざまな意見が交されましたが、結局、委員長預かりとなりました。

特別養護老人ホーム「松寿苑」

 「周南認知症を支える会」(通称、福寿草の会)の研修旅行で、下松市笠戸にある特別養護老人ホーム「松寿苑」へ行き、古殿苑長さんに案内をして頂きました。


 松寿苑は、定員70名で昭和55年に開設されました。

 当時は、高齢化社会に向けて、新しい施設がどんどんできている時代。

  しかし、現在と違い、まだ、地域住民に理解されず、「オムツの臭いがしそう……」という理由で、街なかに老人ホームなどの施設ができることが敬遠されていたそうです。


  しかし、松寿苑内のどこに行っても隅々まで掃除が行き届き、嫌な臭いも全くなく、若いスタッフの方達が、笑顔で爽やかな挨拶を交しながら、迎えてくださいました。


 運営方針は「安心、それが私達の願いです

 介護方針は「安全(見守り)・健康身だしなみ(清潔)・笑顔


  何事にも確実・迅速・的確なサービスを提供し、朝礼の他に夕礼も行い、今日一日の問題点、反省点、ヒヤリハットの報告、家族への連絡はないか、などをみんなで話し合うそうです。


  入所者の殆どが認知症だそうで、離床センサーを設置したり、ベッドから転落した時のために衝撃緩和マットを使用したりと、苑内のあちらこちらに工夫がなされ、職員の皆さんの優しさが溢れていました。 


 苑長さんが、説明の中で言われた

  「このような施設には、入りたくて入っている人は一人もいない。入れたくて入れている人も一人もいない。」


 「介護職のプロでなく、まず、組織人・社会人として、立派になって欲しい」

 という言葉が、胸に突き刺さりました。


  今後も増え続ける高齢者のために、各施設の充実と、スタッフの資質向上に向けて、本気で取り組んでいかなくてはいけないと痛感しました。

日本看護連盟山口県支部の総会へ出席

 日本看護連盟山口県支部の総会へ出席しました。

  今日は、久しぶりに、地元出身の法務大臣南野知恵子さんがお見えになり、仲間である多数の会員さんを前に、トレードマークの赤いスーツで元気よくお話をされました。

  「少子化問題については、先日発表された合計特殊出生率は、四捨五入すると昨年と同じ1、29であるが、出生数は減少しており、下げ止まりにはなっていない。仕事を持つ人が安心して子供を生み、育てることができるために、環境整備が必要である。」

  「現在、法務省では、中学校の総合学習の時間などで、身近な法律の問題について考える『法教育』を進める方針を立てている。基本的な社会のルールとしての『法』の考え方については、小・中学校の段階から教える必要性があるのに、今は全くされていない。」

  他にも「4年後に始まる裁判員制度について」「FTA問題について」など、政治や看護や法律などの多岐にわたる興味深い内容で、看護師さんたちも一生懸命聞いておられました。

 私も、先日、東京で開催された日本看護連盟の総会の話をもとに、

  「皆さんの声をしっかり聞いて、働きやすい環境づくり、魅力ある職場づくりに努力したい」とお話させて頂きました。

 看護師さんたちと接していると、「人のために」という心がとても強く働いていることに気付きます。

  きっと、看護職を選ばれる人の気質であろうと思いますが、この奉仕の心が社会のために大きく役立ち、周囲を明るく優しくしてくれます。

 皆さん一人一人の働きに大きな期待をしています。

  ☆合計特殊出生率とは、一人の女性が一生のうちに産む子どもの数

  ●平成16年の合計特殊出生率は、平成15年の1.291を下回る1.289。

  ●平成16年の出生数は111万835人で、前年より1万2775人減少。

交通安全協会の総会に出席して

 周南交通安全協会の総会が周南警察署であり、櫛浜支部の役員として出席しました。

  会場には、旅客・貨物運送業、石油・自動車販売、工場、各地域支部などの代表者が多数出席され、交通安全について審議しました。

  最初に、周南警察署長が、管内の交通事故・死亡事故の発生状況の推移について説明された後、昨日、今日と2日続いて発生した、周南市における死亡事故について詳しくお話をされました。

  特に、今朝、国道2号線の交差点で発生した、小学校教諭の運転する右折車が、直進のバイクと衝突し、バイクを運転していた18歳の青年が死亡した事故は、いつ、誰が、どこで、被害者になるか、加害者になるかわからないと言うショッキングな話でした。

 昨年10月から今日までに周南署管内で9件の死亡事故が発生しています。これらの特徴として

   ①交差点内で4件発生

   ②60歳以上の方が関与するもの7件

   ③主要幹線道路において8件発生

   ④昼間6件・薄暮2件発生

   ⑤道路を横断中の歩行者が死亡したもの6件(内、女性の高齢者5件)であり、

 スピードの出し過ぎが一番大きな原因だそうです。

  高齢者が事故にあう確率が高いため、周南署では、地区の民生委員さんと連携をとり、高齢者へ個別に交通安全指導を始められ、今では、光・下松・周南西署にもこの活動が広がっているそうです。

 県では、8年前からセーフティドライブ「チャレンジ200」を企画しています。

 これは、5人が一チームで登録し、お互いに事故や違反をしないようにするものです。

 私は、この企画が始まった当初から、櫛浜交通安全協会の6チームのメンバーと共に、毎年参加しています。

 周南警察署管内では、昨年500チームの参加があったと報告がありました。

  200日間、そのチームの全員が、無事故・無違反であった時は、抽選でビッグなプレゼントがあるという、全国的にも誇れる山口県独自の企画であり、交通安全の啓発のために、大変良い企画だと思いますので、もっと沢山の方が参加されることを期待しています。

  車が、走る凶器とならない様に、また、一瞬にして悲しい目に合う事がない様に、お互いに気をつけて運転しましょう!

石毛宏典さんの講演を聞いて

  元西武ライオンズの内野手で、現在は独立野球リーグ代表の石毛宏典さんの「野球にかける想い」というタイトルの講演会が、周南総合庁舎のさくらホールで開催されました。

  石毛さんは、昨年、四国アイランドリーグを設立し、沢山の若者を優秀な野球選手に育てると共に、現役引退後のプロ野球選手の第二の人生を、指導者として育成していく道も開いておられます。

  「団体スポーツの衰退が、倫理観や道徳観、根性、忍耐をなくし、よい青少年健全育成ができなくなってきた。

  日本の世直しはスポーツが一番手っ取り早い。スポーツを通じて、明るくさわやかな礼儀正しい子どもを育て、明るい街づくりをしていきたい」

 と熱っぽく語られました。

 最後の質問コーナーでは、6年生の野球少年の

「自主トレがなかなか続かず、上手くならない。どうしたらいいでしょうか?」

 という質問に対し

 「かっこ悪いことや、恥をかくことや、悔しさをいっぱい体験しなさい。

  そして、どうしたら上手くなるかをしっかり考えて、工夫し、研究していけば、必ず、練習が好きになるし、かっこよくプレーできるようになる。」

 という答えをされ、なるほどな、と思った次第です。

 (社)周南青年会議所の企画は、いつも元気が出るものが多く、とても楽しみです。

  次は、セルジオ越後さんのサッカースクールが7月24日に周南市陸上競技場で開催される予定です。(対象は小学3年生・4年生です。)

  沢山の子どもたちが、スポーツを通じて協調性や、自主性を培い、人間的に向上するよう期待したいと思います。
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ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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