「第1回がん患者大集会」に参加して

 大阪で、第1回目の「がん患者大集会」が開催されると聞き、「NPO法人 周南いのちを考える会」のメンバー数名の方と勉強のために行ってきました。


 日本の死亡原因の第1位であるがんは、

  全国で、百数十万人を超える患者さんがおられ、年間30万人の方が亡くなっておられます。



  会場となったNHK大阪ホールには、全国から2000名の方々が集まられ、がんに対する国民の関心の高さが伺えました。


  大会では、まず、京都大学医学部附属病院の福島雅典先生や、外科医の平岩正樹先生から、がん治療に対する最新の話を聞きました。


 その後、患者・医師・看護師・厚労省などの各代表の方のシンポジウムがあり、地域格差・未承認薬問題・医療情報の開示についてディスカッションされました。


  海外では一般的に使われている抗がん剤が、日本では未認可で、保険診療で使えないこと、抗がん剤を使う専門家である腫瘍内科医が日本には少ないこと、がん治療に対する情報が少ないことなどが、患者さんの立場から訴えられました。


 最後に、このディスカッションを、会場でずっと聞かれていた尾辻厚生労働大臣が登壇され

「*国家プロジェクトとして取り組む。厚労省だけでは到底できない問題なので文科省と連携し、努力する。

 *厚労省として一丸となって立ち向かい、目標としてがん5年生存率を20%あげる。

 *未承認薬については、審議をスピードアップする事を約束する。

 *アメリカのがんに対する予算6675億円に比べ、日本の予算141億円は少ないと思う。

  全力をあげて予算を増やします。


 *情報開示センターの設置は、今後の課題として持ち帰り、検討する。」

と、話されると、会場からわれんばかりの大きな拍手が沸き起こりました。


  私自身、夫や両親をがんで亡くしましたし、現在も、数十名の友人ががんと闘っており、決して対岸の火事ではなく、自分の事として重く受け止めています。


  今まで、家族として感じてきたことを基に、また、看護師としての体験を踏まえた上で、がんに立ち向かいながら、希望を持って闘病生活が送れるよう、患者さんや家族の声を行政に届けながら、諸問題の解決に向けて県議として努力したいと、改めて意を強くしました。

高速道路料金割引の社会実験の結果について

  昨年10月1日から11月30日までの2ヶ月間、山陽自動車道の熊毛インターから防府東インターまで料金をほぼ半額に割引して、利用度を図ることにより、国道2号の渋滞が緩和できるかという、社会実験が行われました。

  交通量調査やアンケート調査も行われ、この実験で、山陽自動車道の利用が増え、国道2号の渋滞が緩和される、という結果が出れば、将来の施策に反映されるという事でした。

 先日、国土交通省からこの実験結果が報告されました。

 実験期間中、「通常は利用しないが、実験中は安いので利用した」という人が増え、高速道路の利用者が、平日で1.8倍、休日は2.3倍と増え、国道2号の交通量は平日で800台、休日は1000-1400台の減少となっており、国道2号から高速道路へ、2-5%の車が移動したそうです。

  その結果、国道2号の渋滞の緩和効果が見られ、いつも渋滞している事で有名な周南市の戸田(へた)交差点・三田川交差点で一日中測定した所、渋滞している延べの長さは17-22%減少したそうです。

 また、アンケート結果では、「ずっと継続して欲しい」という声がとても高かったそうです。

  ソフト面を充実する事で、渋滞の緩和ができる事が検証できたわけですから、早期に施策に反映して欲しいと思います。

**参考**

現在、ETC搭載車は、通勤割引制度(午前6-9時と、午後5-8時は半額)と深夜割引制度(午前0-4時)が実施されており、利用しやすくなっています。

瑞宝太鼓周南公演

最後は多くの子供達がステージに上がり、「瑞宝太鼓」のフィナーレを飾りました 去る5月10日、周南市民館大ホールにおいて、「瑞宝太鼓周南公演」が催されました。

 

 これは、長崎県の知的障害者の就労施設で働く若者たちが作った和太鼓集団です。単に障害を乗り越えて太鼓を覚えたというものではなく、それをはるかに超えたレベルの高さで、心の底から感動を覚えました。


 施設で働く彼らがプロの太鼓集団として独立をしたのは平成13年。毎日10時間にも及ぶ練習を重ね、太鼓に集中してきました。そして、「だれかに聞いて欲しい」という思いから全国の少年院で演奏活動を展開、今では年間100回を超える公演のために、日本中を飛び回っているそうです。


  数ヶ月前、「瑞宝太鼓」の演奏の様子や活動がNHKのドキュメンタリー番組で紹介されました。それを見た周南市のある女性が、

この太鼓の演奏を周南の皆さんに聴いて欲しい」と思い、周囲の人に話されたところ、周南青年会議所や徳山商工会議所の若者たちが賛同し、一気に話が進み実現!


 身体に染みとおる太鼓の音から、多くのものを会場の皆さんが感じ取られた事と思います。


 この日、知的障害者や聴覚障害者、児童養護施設の子供たち約200人が招待されていました。大勢の人がバチを持って、太鼓を叩く真似をしている様子を見て、体中で楽しんでいる様子がよくわかりました。


 また、ある聴覚障害者は、

「太鼓の音が空気に乗って自分の胸に響いてきた!」

と笑顔で言われました。

 

 第2部は障害者を中心に結成されている「楽団みかんの花」の演奏でした。私は、この瑞宝太鼓の公演が決まった時に、

ぜひ、みかんの花も参加させて欲しい!

と主催者にお願いし、この日の共演が実現しました。


 私もとても嬉しく思いましたが、みかんの花のメンバーも、

「刺激をもらえた。こんなすばらしい人たちと友達になれてとても嬉しい!

と言ってくれたので、ほっとしました。


 最後は多くの子供たちがステージに上がり、「瑞宝太鼓」のフィナーレを飾りました。

まさに「すばらしい!」の一言につきる公演でした。

オープンして7ヶ月の総合庁舎

 昨日の事業説明会の会場となった周南総合庁舎は、オープンして約7ヶ月経ちました。

  立地条件もよく、駐車場も完備されている上に、行政をつかさどる庁舎のうち、開放施設では、県内で初めて夜10時までの対応となっており、市民の皆さんからの評判もよく、さくらホールはこの7ヶ月で15,000名の人が利用されました。

 展望レストランも昼食時には行列ができるお店として有名になっているそうです。

 新設のパスポートセンターでは、開設以来、平均、月600名の方にパスポートを交付しており(県全体で月3000-3500件)、当初の予想をはるかに超えているそうです。

   また、その来所者は、周南地区はもとより、防府市から柳井市までの方も多く、帰りには徳山の町での買い物も楽しまれるそうで、街の活性化にも大いに役に立っていると聞いています。

 街の中核施設としての役割も果たせており、とても嬉しく思います。

  巨費を投じて作られた折角の施設ですから、「もったいない」と言われないように、市民に親しみの持てる施設として、有効的に、また、自分達の街の財産として大事に活用していきたいと思います。

事業説明会に出席して

 平成17年度の事業説明会が周南総合庁舎でありました。

  これは周南地区にある県の出先機関(健康福祉センター・児童相談所・東部労政事務所・東部高等産業技術学校・農林事務所・防府水産事務所・土木建築事務所・港湾管理事務所・東部発電事務所・工業用水道事務所・教育事務所・県民局・県税事務所)が、周南地区の県議11名へ、今年度の事業方針や予算を説明するものです。

 周南県税事務所の説明によると、16年度の決算額は、対前年度伸び率123.9%で294億8800余万円、そのうち、法人二税の額は、過去10年間での最高額、172億5500余万円、対前年度比148.7%の素晴らしい伸び率を示しています。

  この額は県全体の3割を占めており、周南コンビナート群の好景気と企業努力を反映しているものと考えられます。

 土木建築事務所の説明によると、道路・河川・砂防など、今年度の事業費は54億6800余万円で対前年度比90%となっていますが、地すべり対策や急傾斜地崩壊対策など、自然災害防止に向けての事業が多数組み込まれています。

  前回の一般質問で、災害が起きてから復旧することよりも、事前予防対策が、何より重要であると提案した事もあり、計画的に整備されることが嬉しくなりました。

 農林事務所からは、今年度から導入された「やまぐち森林づくり県民税」について、県民との協働による「安全で快適な県民の暮らしを守る森林整備」を進めていくという説明がありました。

  県議と、地域の県行政をつかさどる各事務所が一堂に会し、話し合いの場を持つこの事業説明会は、数年前に始まったそうですが、前向きに検討がなされ、県政発展・地域活性化のために大きな成果が期待されています。

NPO法人ナベヅル環境保護協会

  「NPO法人ナベヅル環境保護協会」・「徳山寝たきり介護者家族の会」・「NPO法人周南いのちを考える会」の3団体の総会が、八代・徳山・下松で開催され、出席しました。

 「NPO法人ナベヅル環境保護協会」の総会では、西岡武美会長が

 「ツルの餌場である農地を荒廃させず、活力のある里をつくり、ツルの保護に努めたい」

と、話された後、自然共生ネットワーク理事の開村修三さんが

 「外から見た八代」というタイトルで講演をされ、

  「『なぜ、ツルだけ保護するの?』という反対側の意見等もよく聞き、討論をし、勉強していかなくてはいけない」

と、話されました。

NPO法人周南いのちを考える会

 「NPO法人周南いのちを考える会」では、県立総合医療センターの江里健輔院長先生が、総会の後の講演会で、

 「貴方 ライフスタイルは年相応ですか?」というタイトルで

 「健康で老い、元気で天寿を全うする事が理想的人生である」

  「病気が見つかったら、薬を飲む前に、まず生活改善をするべきだ。体重・栄養・睡眠・運動など。病気は殆ど治る。」

など、話されました。

  いずれも、大変参考になるよいお話を聞く事ができ、今後の政治活動に大きなヒントを得た気がしております。

  県議として活動を始めて以降、毎日がとても忙しく、さまざまな会に所属をしながらも、なかなか会の活動に出席できません。

  しかし、会の年間計画に沿って、行政の支援が必要な分野を見極め、自分なりにお互いの橋渡しができるよう努力していくために、総会にはできるだけ出席をしたいと思っています。

 写真は、総会の後の懇親会の一コマです。

 直径30cmの大茶碗で、お抹茶をたっぷり頂きました。

 (このお茶碗は、櫛ヶ浜の曹洞宗・原江寺の大茶盛茶会で使われます。)

徳山寝たきり介護者家族の会

 「徳山寝たきり介護者家族の会」の和田明信会長は、

  「行政の手が届かない所に、我々の目を届けよう。介護者へ心のこもったお弁当を届け、優しい社会を作っていこう」

と、話されました。

脳外傷による高次脳機能障害について

  九州ルーテル学院大学の中島恵子先生を講師に迎え、「脳外傷による高次脳機能障害」についての講演会が、周南総合庁舎のさくらホールであり出席しました。


 この病名は、まだ、医学的にも、社会的にもあまり知られていません。

  そこで、実際に患者を抱えて困っておられる家族会の方が、啓発活動として、県内で初めての勉強会を開催されたのですが、予想をはるかに超える270余名の方が参加され、関心の高さが伺えました。


  「脳外傷による高次脳機能障害」とは、交通事故や転落事故などで、頭部に大きな打撃を受けた時、一端、外傷は完治したように見えても、数ヶ月経った後、脳に損傷を受けたせいで、思いがけない後遺症(記憶力・集中力の低下、感情・行動障害など)が現れ、まともな日常生活ができないという脳の病気です。


  しかし、この病名がまだ、医療分野で広まっておらず、診断をしてくださるお医者さんも殆どおられないため、患者さんは、後遺症に悩み、不安を抱えながら、福祉の谷間で、自宅にて療養しておられます。


  全国的にも、対策がなされているのは、まだ数県しかなく、山口県は、患者が数十人から数百人はいると推定されながら、何の支援策もなされていない状態です。


  このような方を、社会復帰させるためには、まず、拠点病院を決め、診断名をつけてくださる医師、症状を正しく理解できる看護師、高度なリハビリ技術と指導できるスタッフ、などをそろえることが必要です。


  一日も早く、患者の希望に沿った医療や行政の支援が受けられるよう、家族会の方達と連携をとりながら、体制整備に向け、努力したいと思います。

厚生委員会と議会運営委員会の委員に決まりました

 4日間の臨時議会が終わりました。

  この議会では、正副議長、正副議会運営委員長、常任委員会正副委員長の選任などがなされ、後半2年間の議会活動の分野が決まりました。

 私は、再度、厚生委員会への配属が決まりました。

  健康福祉部門では、子育て支援や少子化対策・高齢者や障害者対策・医療を取り巻く諸問題、また、環境生活部門では、ツルの保護対策・自然環境保全・廃棄物問題など、さまざまな諸問題に対して、自分なりの目標を決め、鋭意、取り組んでいこうと思います。

 また、1期生の代表として、議会運営委員会委員にも配属されました。

 議会運営をつかさどる大事な委員会です。

 議会の流れについて、一生懸命勉強したいと思っています。
プロフィール

ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

リンク
カウンター
検索フォーム
カレンダー
04 | 2005/05 | 06
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ