旧県会議事堂で「子ども県議会」開催

  昨日の午後、記念式典の後の旧県会議場で、県内の中学生37名による「子ども県議会」が開催され、傍聴しました。

  「振鈴(しんれい)」という、とても風情のあるベルの音「チリーンチリーン」で開会され、大正時代当時の議会の再現する雰囲気を高めてくれました。

  13人の子ども県議が、災害対策や、若者の就職支援などについて質問をし、副知事や、各部長が答弁をされました。

  「学校の統廃合が進んでいるが、閉校となった地区は子どもの声が聞こえなくなり、灯が消え、街が死んでしまった状態になった。

   これでは、若者は住めないので、少子化は益々進んでしまい、人口は減少する一方である。今後、県はどうしていくつもりなのか?」

  など、核心を突いた質問もたくさんありました。

  この素晴らしい重要文化財の旧県会議事堂の利用率を高め、多くの人に見ていただくために、また、知事さんのキャッチフレーズである「しっかり聞いて、しっかり実行」を実現していくためにも、県民の生の声を聞くよいチャンスの場として、このような議会の開催は、最適なものだと考えます。

  この機会を、県下の小中学生や、高校生、また、青年団や青年会議所などの若者の組織にも広げ、子どもや若者からの提言を行政に届け、施策に反映させる好機と捉え、山口県独自の「子ども・若者議会」を定着させて欲しいものだと思います。

旧県会議事堂が復原されました

  大正5年に建設された、山口県の旧県会議事堂(国の重要文化財)が89年前の姿で復原され、記念式典の後、一般公開が始まりました。

 この議事堂は、れんが造りの2階建てで、大正時代の品格のあるデザインが特徴です。

 当時の写真や設計図をもとに、総事業費約15億円、約6年間かけて再現しました。

  県議会の歴史や県内の文学を紹介する展示コーナーも設けられ、歴代の副議長のパネルには我が夫の写真も展示されております。

  隣の山口県旧県庁舎も、国の重要文化財の指定を受けており、この旧県会議事堂と一体となって保存されているのは、全国でも山口県と山形県だけであり、とても珍しく価値のあるものです。

  大正時代の貴重な遺構ですし、県勢発展の基礎が築かれた場所です。是非、多くの人に見て頂きたいと思います。

 **参考**

   旧県会議事堂は入場無料。開館は月曜日を除く午前9時から午後4時半。

   4月10日までは開館時間を午後8時まで延長。

   午後6時半から9時までは、旧県庁舎とともにライトアップされる。

大成功!「ほたるの星」上映会

 「ほたるの星」上映会の日を迎えました。

  上映会に先立ち、主催者代表として、「手話サークル周南」会長の久保さんは、この映画会を開催するに至った経緯や、ボランティアとして協力くださった方々の紹介をされ

  「日本語の映画に手話通訳・テロップをつけた、こんな映画会は今までにない企画なので、ゆっくり楽しんでください」

 と挨拶されました。

  スクリーンの右側に映し出される日本語のテロップは、洋画を日本語に訳したテロップと違い、とても細やかな心遣いがされています。

 健聴者には、ごく当たり前に自然に耳に入ってくる身の回りの音を、聴覚障害者がわかるような表現方法で記されています。

    「クゥ~ン」   (子犬の鳴き声)

    「バッターン!」(椅子が倒れる音)

 今まで、「聴覚障害者には方言の文化はない」と聞いていましたから、「山口弁でわかるのだろうか?」と不安でしたが、彼らから「よくわかりましたよ。」「山口弁を初めて知ったよ」という意見を聞き、ホッとしたところです。


 「ねえ、何しよるん?早よ、しーいね!」 ⇒「ねえ、何してるの?早くしてよ!」

  「へじゃけど、なして帰るんかぁ?」   ⇒「だけど、どうして帰るの?」

  「ぶちええ先生じゃのお!」       ⇒「すごく良い先生だね!」


 聾学校の児童のために、全ての漢字が読めるようにわかりやすく、ルビが打ってありました。

 また、健聴者もテロップを見る方がよくわかる言葉もありました。

 例えば、

 いんせきじしょく     ⇒ 「引責辞職」

 「めんのほたるおいかけて」⇒「雌の蛍追いかけて」

 補聴器を使用している人には「磁気ループ」席を用意し、映画の音声をはっきり拾うシステムも導入されました。

  聴覚障害と一言で言っても、手話しかわからない人、テロップしかわからない人、磁気ループの必要な人・・・などニーズは多彩です。

 その人のニーズに合ったものを提供しないと、理解できないということも初めてわかりました。

 映画が終わった時、皆さんの目は泣いたために真っ赤になっていました。

  「よかったねえ・・・」「ありがとう!」「また見せてね!」と口々に言ってくださり、とても嬉しくなりました。

 久保会長は、最後に

  「今日のように感動して流した涙を一つ一つ積み上げて優しい大人になってください。そして、苦しい時でも、こんなに沢山の仲間たちがいる事を忘れないで下さい」

 と、挨拶をされました。

 社会参加の機会の少ない障害者にとって、大変有意義な上映会であったと思います。

  リクエストの声も大きかったので、バリアフリーの「さくらホール」で、また企画してみたいと思っています。

 ご協力いただいた方々、本当にありがとうございました。お疲れさまでした。

聴覚障害者向けの「ほたるの星」上映会を企画して

  テロップと手話通訳をつけた、聴覚障害者向けの映画の上映会を開催する事を企画し、先日から何度も実行委員会を開いてきました。

 明日はその上映会の日です。

  今日は、スタッフの皆さんと、会場のさくらホールで、映画の試写・テロップのテスト・手話通訳の練習・ライト (手話通訳者へ) のテストなど、聾の方の意見を聞きながら、様々な準備をしました。

 映画のタイトルは、昨年、全国で上映された山口県発の「ほたるの星」です。

  自然豊かな山口の風景の中で、ほのぼのとした山口弁を用いて、人情の深さと、心のふれあいを描いた、心温まる作品です。

  昨年夏に、この映画を見終えてロビーに出た時、聴覚障害者の方が、2人で涙を流しながら、手話で話をされていました。

 私はこの光景を見た時、

  「彼らは、音のない世界で、何処までこの映画を理解し、涙を流しているのだろう?」と思い、ずっとそのことが気がかりでした。

 昨年秋、監督さんとプロデユーサーの方が、私の事務所に見えた時、この話をし、

  「是非、彼らに、正しく言葉を伝える手段を考えた上で、もう一度、この映画を見させてあげたい。ついては、フィルムを貸して欲しい。」

 と、お願いをしました。

 すると、監督さんは、二つ返事で

 「いいですよ!やりましょう!」

 と、映画フィルムの提供を約束しながら、力強い握手を交わしてくださり、今日現在に至った訳です。

  手話通訳をしてくれる人、手話通訳の人が立つ台(1m高さの特別製)を作ってくださった人、上映してくれる人、何度も実行委員会を開きチケットの手配をしてくださった人、山口弁の台詞を見事に文字にしテロップをつけてくださった人  等々、みんなで助け合って作り上げた映画会です。

 明日は、聴覚障害者だけでなく、様々な障害を持つ方にも、ご案内をしています。

 みんなで、感激の涙を流し、感動を共有したいと思います。

櫛浜小学校の卒業式に出席して

 去る18日、櫛浜小学校の卒業式にご案内を受け、出席しました。

  今年卒業する6年生は55名です。卒業特集号のPTA広報には、一人ずつの顔写真と、将来の夢が記されています。

 その中で、一人の女の子が、

 「将来、県警音楽隊か、櫛浜小学校の先生になって、トランペットを吹きたい」

 と書いていました。

 今年1月、櫛浜小の130周年記念行事の一環で、県警音楽隊の演奏会を講堂で開きました。

  見事なドリル演奏をして頂いた後、金管バンドの皆さんに、音楽室で個人レッスンをしてくださった警察官の方に憧れを持ち、夢として描いたのだと思います。

 その時、私も、

  「皆さんの中で、音楽が好きだったら、警察官になって、音楽隊に入るという道もあるんですよ。その代わり、一生懸命勉強しないといけないけどね」

  と、話したことを覚えていてくれた児童がいたというだけで、この記念行事の価値があったと、とても嬉しく思いました。

 卒業生のうち、3名が地区外の中学校に行きます。その中の一人は、

 「ハンドボールがしたい。」

 という希望を持ち、ハンドの部活がある市内の大きい学校に行くのだそうです。

  昔は、地区内の太華中学校もハンドで有名な学校でしたが、生徒数の減少と指導者不足のため、部活がなくなったのだそうです。

  淋しい思いがしますし、この子も通学に大変なエネルギーがいるでしょうから、勉強との両立が大変であろうと思いますが、立派なハンドボールの選手になって欲しいと願っております。

山口大学の卒業式に出席して

  山大の卒業式が県スポーツセンターで挙行され、2440名の学友と共に、我が家の長女も無事、卒業させて頂きました。

 加藤紘学長は、

  「君達は、今から激動の社会を生きなくてはならない。今までの既成概念にとらわれて、固執していたら時代に乗り遅れる。専門性や知識を基本とした自分のスタンスをきちんと持って、チャンスを生かし、新しい時代を柔軟に切り開いてください!」 

 と、学生達に大きなエールを送ってくださいました。

  長女は、大学1年生の秋、父親を亡くしていますが、ショックな出来事の中で、一生懸命、何事にも自分一人で立ち向かい、頑張ってきました。

  この春、社会に出て行きますが、社会のために、また、人のために役に立てるようになって欲しいと、親として切に願っています。

    **参考**

       就職内定率 2月末現在で71、2%

       (前年同期を6、7ポイント上回っている)

周南大橋が完成

 山口県が、徳山下松港の港湾改修事業として建設した「周南大橋」が完成し、開通式が行なわれました。

  周南市新南陽埠頭と対岸を結ぶ橋で、総事業費125億円、長さは1、045m、幅11、5m、県内で3番目に長い橋で、とても美しいアーチを描いております。

 橋の中央部175mの下には橋脚がなく、海面からの高さは27mで、橋の下を大型船も航行できます。

 物流用の臨海道路で、今までは、工場内を通らないと行けなかった埠頭とのアクセスが整備されたわけです。

 貨物の輸送が円滑になると、大きな期待をされています。

  セレモニーの後、早速、千葉県船橋市から船で運ばれてきた化学製品入りのコンテナを陸揚げし、大型トレーラーに積み込む作業のデモンストレーションがありました。

 その後、このトレーラー2台を先頭に、関係者の車20台が渡り初めをし、私も参加させて頂きました。

  この周南大橋が完成したことにより、物流機能が強化され、産業の活性化により一層役立つものと期待をしております。

   **参考**

          1.角島大橋  1,780m

          2.関門大橋  1,068m

          3.周南大橋  1,045m

          4.周防大橋  1,040m

櫛浜保育園の卒園式に出席して

  去る12日、周南市立櫛浜保育園の卒園式にご案内を受け、出席しました。

  櫛浜保育園は我が家の3人の子供が7年間続けて通った園であり、夫が「父母の会」の会長を務めていた関係上、とてもなつかしい保育園です。

  数えきれない程のいっぱいの思い出と共に卒園した我が家の3人の子供達は、いまだに楽しかった保育園時代の話をします。

  きっと、忙しい私に替わって、我が子のように深い愛情を持って育ててくださった歴代の園長先生や、担任の先生や給食の先生など、多くの方たちの思いが、子供達の心にしっかりと残っており、感謝しているからだと思います。

 今日卒園する24名の園児は、式場に入場する時に、

「僕は、大きくなったらサッカー選手になりたいです。」

「私は、大きくなったら、英語の先生になりたいです。」

など、自分の将来の夢を大きな声で発表しながら、順番に席に着きます。

 大きく成長した子供の姿を目の当たりにした お父さんやお母さん、おばあちゃんの目には、式が始まる前から涙が浮かんでいます。

 園長先生から、一人ずつ保育証書を手渡されると、園児は保護者の所に行き

「お母さん、ありがとう!」

と言いながら、証書を渡しますが、感謝の言葉を聞くと、感極まって、

「おめでとう。よく頑張ったね。」

という言葉掛けは、なかなか声にはなりません。

  家庭に替わって、子供たちに沢山の季節の行事を体験させ、身体も心も大きく育ててくださったこの保育園の事を、親子共に、今からの人生の宝物にして欲しいと願っています。

    思い出に残る素晴らしい卒園式に出席させて頂き、子供達の姿から、幼児教育の大切さや、子育て支援の必要性をしっかり感じ取りました。

2月定例議会 閉会

  議会最終日の本日、平成17年度の一般会計予算案(総額7457億円)や、「やまぐち森林づくり県民税」の条例案・山口県希少野生動植物種保護条例案・山口市・岩国市設置条例案など、90の議案が可決され、2月定例会が無事閉会いたしました。

  主な予算内容としては、きびしい財政状況の中にあって、災害対策、医療福祉対策、県民の安心安全対策など、緊急性の高い事業が重点的に予算化されており、また、新規事業も数多く見受けられます。

  私も、議会の一般質問や委員会で、また、日頃より、執行部に対して提案していました事もいくつか予算化されておりますので、嬉しく思っておりますし、事業の成果に期待しております。

  やまぐち森林づくり県民税についてですが、長期間放置され荒廃した森林が増加する中で、森林の持つ多面的な機能が低下し、県民生活に支障を来すことが懸念されています。

  このため、森林を県民共有の財産として適正に維持・管理し、次の世代へ引き継いでいくことを目的に新設されたものです。

 広く県民から一人あたり年間一律500円を徴収してこの事業に充てられます。

 税収見こみ額は2億9千万円が予算計上されております。

 国民文化祭の「おひろめ大使」ののぼり旗が、今日、全議員に配布されました。

 県議会文化芸術振興議員連盟の幹事として、私の役目だと思い、提案してきたものです。

 きっと近日中に、各県議さんたちの事務所に真っ赤な旗が掲げられ、県民の皆さんの目を引くことでしょう。

 大会の成功を期すために、みんなで啓発していきたいと思います。

保育園・幼稚園・学校の安全を守るために

  周南市教育委員会は、大阪府寝屋川市の小学校教職員殺傷事件を受け、「警察官立寄所」と記したプレートを、市内全ての小中学校の玄関や正門に設置すると共に、地域ぐるみで子供達の安全を確保するため、市内を管轄する3警察署に学校のパトロール強化を求めました。

  同時に、全ての小中学校と市立幼稚園に、不審者を取り押さえるために「さすまた」という道具を整備するそうです。

 しかし、私は、この話を聞いて保育園や幼稚園のことが、少し不安になりました。

  1点目、公立・私立の保育園と私立の幼稚園が、今回のパトロールや警察官立寄所の

       プレート設置等の対象となっていない。

  2点目、小中学校には男性教職員が多数いるが、保育園や幼稚園には

       男性が殆どいない。女性の職場である。

  3点目、乳幼児は、危険を察知することや、自分を守る術をもたない。

       先生や保育士さんには、小さな命を守ることが要求される。

  4点目、保護者は、自分の子供をそれぞれの教室まで送り迎えする。

       そのため、正門や玄関、通用口を締め切ることができず、

       誰でも、教室まで自由に出入りできる。

  5点目、働いているお母さんは、仕事の関係上、定刻までに迎えに行けない時もあり、

       家族や知人などに迎えを依頼することがある。

       園側は、迎えの人の顔がわからず、知らない人が入ってきても、

       迎えの人か、不審者かの判断がつかない。

  6点目、「さすまた」は、相手との距離をとるのに有効だというが、不審者が男性の場合、

       相手にさすまたをとられ、逆に相手の武器になる可能性もあり、1・2回の研修を

       受けたからといって、女性が、その道具で、不審者に立ち向かっていけるとは

       思えない。

 以上のような事を、周南警察署長に話しましたところ、署長さんは、すぐに、

  「わかりました。子供達を安全に守るために、我々は一生懸命パトロールします。その事が不審者に対する抑止力になるよう頑張ります。」

 と言ってくださり、とても心強く思いました。

  周南市役所や教育委員会にも連絡をしました。

  「今朝、警察にパトロールをお願いしたところです。公立・私立に関わりなく、幼稚園も保育園も、早急に、全て手配します。」

 と言われ、安心しました。

 県内の学校における緊急連絡システムの整備は遅れており、改善が急がれます。

  また、学校以外にも、児童クラブなど子供の集まる場所は沢山あり、地域全体で、不審者を寄せ付けない環境づくりをしていかなければいけないと思います。

  *「さすまた」とは
      全長、約2m、重さはアルミ製のもので約1kg。
       棒の先端についたU字型の金具で、首や胴を押さえ込む。
       寝屋川市の小学校での事件では、「備品のさすまたが、身柄拘束に役立った」
       と報じられ、最近では学校の備品として脚光を浴びている。

プロフィール

ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

リンク
カウンター
検索フォーム
カレンダー
02 | 2005/03 | 04
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ