ベトナム視察報告②

 2日目は新都市・ビンズン省を訪問しました。ビンズン省はホーチミンの北に隣接し、山口県の44%の面積の所に180万人の人が住んでおり、若くてとても元気の良い街です。国際空港からも、ホーチミンの港湾からも10―15キロという好立地にあり、全国で最も外資誘致を集める地方のひとつです。

 省内には数多くの工業団地があり、鉱工業生産高においては常に全国トップレベルを堅持しています。既に、日系企業66社が進出しています。

① 総合学習センター「寺小屋」
  山口県を中心に専門学校等を展開するYIC(山口キャリアデザイン)グループとベカメックス社の合併により、東部国際大学付属語学センターとして2013年に設立。
  幼児から上級までの日本語プログラムを行っている。
  この訪問に合わせ、設立2周年の記念セレモニーが開催された。
  日本語の他、算数や公文、習字などの教室もある。



② EIU(東部国際大学)の英語教育センター
  寺子屋と同じビルにある。
  ベカメックス社とEIUが共同で運営する英語教室。学生から社会人まで、広く学んでいる。

③ ベカメックス社
  1976年に設立された100%ビンズン省政府出資の有限会社。
  これまで、工業団地、住宅区、都市区、交通インフラを整備してきたデベロッパー。
  傘下に20社以上の子会社・関連会社を有し、病院や大学(EIU)も設置。
  代表はクエン・バン・フン会長兼社長

④ 東部国際大学(EIU)
  2011年開校・
  ビジネス学部、工学部、看護学部の3学部で学生数3700人。
  山口大学工学部から、英語の語学研修として昨年から学生9名を派遣。
  現在、県立大学も学生の語学研修先として検討中。
  EIUと山口大学では学術提携に向けて検討委員会を設置することで合意。
  今回の訪問団の大学訪問に合わせ、グエン・バン・フック学長と山口大学の三浦副学長による委員会設置の覚え書きの調印。
  
⑤ ビンズン省新都市
  ビンズン省の中心部に開発されている産・官・学・住・遊が融合した新都市
  開発面積は1,000ha(東京ドーム210個分)、人口12万人、雇用40万人を目指している。
  ビジネスパーク、金融センター、国際会議場、商業施設、総合病院、大学、新都市交通システム、高層マンション等が建設される予定。




⑥ ビンズン省人民委員会、人民議会との意見交換
  チャン・バン・ナム(人民委員会委員長)、ファム・バン・カン(人民議会会長)ほか
  村岡知事から、経済、教育などの分野において、両県省の発展につながる具体的な提案がなされた。
  *今年度中にベトナムへの海外展開に高い関心を示す県内企業がビンズン省を訪問し、工業団地の視察や交流の実現につながる情報交換を行う。
  *優れた技術や製品を有する県内企業とビンズン省企業との取引拡大に向けて協力していく。
      ビンズン省側から、県内企業の工業団地への進出等について協力していくことが提案された。
 


 今回の訪問を契機に築かれた信頼関係の上に、今後は、双方の発展につながる交流を目指して、具体的な協議を進めることになりました。

 私は今回初めてのベトナム訪問でしたが、多くの方々から温かい歓迎を受け、とても有意義な視察をすることができました。

ベトナム視察報告①

 昨年12月、県は、経済、教育、文化などの幅広い分野で交流を進めるため、ベトナム・ビンズン省と覚書を締結しました。(下記参考)

 それを受けて先月20~23日、村岡知事を団長とする代表団の一員としてベトナムを訪問し、視察や、今後の交流について、ビンズン省の幹部との意見交換などを行ってきました。

 訪問団のメンバーは、執行部11人と、畑原県議会議長を始めとする日本・ベトナム友好促進山口県議会議員連盟の17人、計28人です。

 福岡空港から飛行時間5時間で、ホーチミン・タンソンニャット国際空港に到着。ビンズン省の関係者にお迎えをしていただき、人口800万人のホーチミン市内を視察しました。この街は、1975年のベトナム戦争終結までは南ベトナムの首都でサイゴンと呼ばれていました。

 19世紀末のフランス統治時代に建てられ、建築文化財としても貴重なサイゴン大教会、中央郵便局や、ホーチミン市最大の屋内市場であるベン・タイン市場などを見学しました。

 街の中では、道路をひっきりなしに走るバイクの数の多さに驚きました。信号機がある交差点に慣れている私たち日本人には、短い横断歩道でさえも渡ることができません。

 その後、サイゴン山口県人会の皆さんとの懇親会に出席しました。迫川会長さんをはじめ、6名の県人会の皆さん、在ホーチミン日本国総領事の中嶋敏さん、ビンズン省の4名の方とご一緒に食事をしながら、ベトナムの話を楽しく聞かせていただきました。

つづく・・・

***参考***
 昨年の12月、ビンズン省一行が来県され、山口県とビンズン省人民委員会の間で「日本国山口県とベトナム社会主義共和国ビンズン省との友好・協力に関する覚書」を、山口県議会とビンズン省人民議会の間で「日本国山口県議会とベトナム社会主義共和国ビンズン省人民議会間の友好親善交流促進に関する覚書」を締結しました。

美祢社会復帰支援センター 視察②

 美祢社会復帰支援センターを見学させていただくのは今回が初めてです。刑務所の光景は、テレビドラマでしか見たことがありませんが、想像していたものとはずいぶん違いました。

 まず、会議室でセンター長さんより説明を聞き、その後、広いセンター内を案内していただきました。

 見学の途中、刑務官を始めとする多くの職員の皆様に出会いましたが、どの方も明るく、優しい方ばかりで、テレビドラマなどから想像する刑務官の怖さは全くなく、いろいろなお話や質問をさせて頂きました。

 受刑者の平均年齢は、男性35.3歳、女性39.1歳。一番多い犯罪は、男性が窃盗、女性は覚醒剤だそうです。

 受刑者がパソコンの技術指導や調理実習などを受けている現場も見せて頂きました。 出所後、社会生活にうまく適応できるよう、社会の労働需要に合わせた技術を身に付けるのだそうです。
(調理師科・クリーニング科・製パン科・ホームヘルパー2級・コンピュータープログラミング)

 さらに、社会の一員として生きていくために、「人の役に立つ」ことの学びの時間もあります。(手話やボランティア啓発など)

 見学後、施設内の一般食堂で、「美祢ランチ」をいただきました。これは、受刑者の方と一緒の食事だそうで、麦ご飯ですが、とてもおいしかったです。

 また、センターの入り口には、南野智恵子元法務大臣が書かれた「再誕の丘」のモニュメントがあります。

 美祢は以前、良質な石炭が採掘されていた所で、この地には、かつて、炭鉱住宅が立ち並んでいましたが、2004年、南野先生は、ここがセンターに生まれ変わるという事に因み、「この施設で受刑者が生まれ変わる」ことを願って、「採炭の丘」→「再誕の丘」と名付けられたそうです。
 
 以前、南野先生から
 「刑務所は母親で、受刑者は子供。出所後、二度と罪を犯さないように、子供たちが再び誕生するようにと願う母親の心を表現しました
と言う言葉を聞いたことがありますので、このモニュメントを見ることも楽しみの一つでした。

 いろいろなことを深く考えさせられた視察でした。センター長さんをはじめ、多くの職員の皆様、本当にお世話になり、ありがとうございました。

美祢社会復帰支援センター 視察①

28会の皆さんと一緒に 私は、平成3年より(一般社団法人)ガールスカウト山口県連盟のリーダーを務めています。一昨年、昭和28年生まれの7名のリーダー仲間と一緒に自己研鑚のための「二八会(にっぱちかい)」を結成し、年に数回、定期的に集まり、いろいろな活動をしています。

 今回は、美祢社会復帰促進センターに視察に行きました。

 このセンターは、2007年、民間事業者のアイデアやノウハウを活用した国とPFI事業者の官民協働の刑務所として、全国で初めて美祢市に整備されました。

 その後、全国でこのシステムが導入され始め、現在、島根・栃木・兵庫の4カ所に整備されています。

 民間に委ねる業務の範囲は、施設の設計・建設、施設の警備、収容監視、職業訓練や健康診断等で、国職員と民間職員が協働して運営する、「混合運営施設」です。刑務所管理に伴う行政責任については、国が全て負うこととなります。

 職員数は、国が175人、民間が約820人。受刑者の収容人員は、男性500人、女性800人(全国で最大)。

 広い敷地(総面積280㎡)に中には、他の施設のようなコンクリート塀や鉄格子はありません。周辺の自然環境と調和するフェンス、居室などの窓には強化ガラスの使用により、とても明るく、一般社会に近い環境です。

 当センターは、初犯の受刑者のみの収容です。徹底した矯正処遇等を実施して、早期に社会復帰できるよう「人材の再生」を図っておられます(仮釈放率96.9%)。

 また、地域との共生、地産地消の観点により、食材の調達及び雇用面など、地元への経済効果を考慮しておられますし、施設内の一般食堂においては、地域住民の方も利用できるように一般開放しておられます。

 さらに、2011年、市立豊田前保育園が、このセンターの敷地内に移転し開園されました。全国で初めての試みで、現在、職員と地域の子供さんが一緒に通っておられます。

 続く・・・

総務企画委員会の県外視察に行ってきました

 7月16日~18日、県議会の総務企画委員会の県外視察で、北海道へ行ってきました。遠いと思っているものの、福岡空港からちょうど2時間で札幌に着き、アッという間に移動できることに、改めて驚きました。



佐藤忠良記念子供アトリエにて。 「札幌芸術の森美術館」

 札幌市の南部に位置し、豊かな自然の中に作られた美術、工芸、音楽など総合文化施設です。
 近現代美術を中心に、漫画やアニメなど様々なイベントを年間5~7本開催すると共に、美術に関する調査研究活動を行っておられます。
 74点の彫刻作品を展示する野外美術館は、宇部市の常盤公園も参考にされたとのことでした。
 また、「ハローミュージアム」という、札幌市内の小学5年生の全児童2万人を1年間かけて、芸術の森に招待し、子供たちが芸術に触れる機会作り、アートの楽しさや美術館の面白さを伝える企画をしておられます。
 単に招待するだけでなく、学校に出かけ事前学習をしたり、美術館で鑑賞するマナーについて研修したりするそうで、年間予算は1000万円です。
 「佐藤忠良記念子供アトリエ」では、実際に創作活動を行うなど、幾つかのプログラムが用意されていました。


田中酒造株式会社にて。田中酒造株式会社(小樽市)

 明治32年に創業された117年の歴史を持つ老舗の酒造会社です。従業員は37名。
 製造工場「亀甲蔵」は明治38年に建造。小樽市の「歴史的建造物」に指定されています。年間生産量は100キロリットルで、規模は小さい酒造会社で、直販中心とのことでした。

 原料は地元の酒米にこだわり、酒以外にも、地元果実を使った加工食品なども手掛けておられます。
今、「酒造りと観光の融合」をテーマに新たな酒造会社のあり方を探っておられます。
  ・冷涼な気候なので、1年中仕込み作業が可能
   →「四季醸造蔵」を観光資源として開放。
  ・食クラスターの総合産業の確立について、
  ・JTBとのコラボで、「造り酒屋」を巡る「酒蔵ツーリズム」を実施。


小樽市総合博物館にて。敷地内で、一日に数本、実際に機関車が走り、乗ることができます。小樽市総合博物館

 「旧小樽交通記念館」に、小樽市博物館と、小樽市青少年科学技術館の機能を統合し、平成19年に開館。
 小樽市の歴史と自然、北海道の交通史、科学技術をテーマに様々な活動を行っておられますが、特に、第三セクターでの失敗を教訓に、鉄道中心の博物館作りを推進されています。
 広い敷地には、機関車・客貨車・ディーゼルカー・除雪車など50車両以上が展示してあり、定期的に運行していますので、実際に乗車することができます。


北海道庁

 北海道内の179の市町村で構成する「北海道移住促進協議会」、民間企業や商工会が参画する「NPO法人住んでみたい北海道推進会議」と道が連携し、東京・大阪・名古屋におけるプロモーション活動や、地域における受け入れ体制づくりの支援など、オール北海道で実施しておられます。
 官民一体となった移住、交流推進や、「ちょっと暮らし」(短期間の居住体験)の実際について説明を受けました。




 古くは明治時代の屯田兵・開拓移民を祖先に持つ北海道の方々のせいか、考え方が大陸的でおおらか、という印象を受けました。

 「北海道は涼しいだろう」と思っていましたが、思いの外の暑さに、ちょっと参りました。この時は湿気が多かったのでしょうね。しかし、朝夕の爽やかな風に当たりながら、風土の違う北の大地の光景を楽しむことができました。

総務企画員会の県内調査視察③

 山口県商工労働部商政課では、2年前、山口県の工業の姿、本県工業の強みや特性、また、ものづくりの楽しさなどについて、小学生の時から理解を深めてもらうことにより、将来の山口県を支える優秀な産業人材の育成・確保に繋げるため、県内初となる小学生向けの社会科教材『山口県の工業』を作成しました。

2012-04-16 社会科の副読本「山口県の工業」ができました

 平成24年度から、県内の全ての小学校317校において、小学校3年生から6年生までの4学年、約5万人の児童を対象に、学校現場で教材として活用されています。

 また、県が主催する「ものづくりフェスタ」などのイベントや「県政出前トーク」などにおいても活用しています。

「日本の会社力」 この冊子ができた時、私はたまたま山下工業所の社長さんと出会いましたが、この時、社長さんから
 「この『山口県の工業』の副読本になる『小さくても大きな日本の会社力』の本を、各小学校で用意して、子供たちに見て欲しいのだが・・・
と言うお話を聞きました。

 教育長さんに相談に行きましたが、学校の図書購入の予算の関係もあり、結局、どうにもなりませんでした。

 社長さんにお返事したところ、
「では、私が周南市の小学校には寄付をしましょう!
と、小学校の数だけの本を用意してくださったので、村田教育長さんに一緒にお届けにまいりました。

 教育長さんは
「こんな高価な本(1冊3000円)を寄贈していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ぜひ、有効活用させていただきます」
と受け取ってくださいました。現在、市内の各小学校で、子供たちの手に渡っていると思います。

 実は、この時、大変嬉しいニュースだったので、マスコミを通じて地域の皆さんに知っていただきたいと思いました。
しかし社長さんが、
報道には言わないでください
とおっしゃいましたので、どこにも紹介されていません。

 今回、この本が会社の応接室に置いてあるのを見て、ぜひ皆さんに知っていただきたくて、ご紹介しました。

総務企画員会の県内調査視察②

②  (株)山下工業所 (下松市)
 ・新幹線に代表される流線型の鉄道車両先頭講体の打ち出し板金加工会社。
 ・50年前、新幹線開業の時、日立製作所から先頭ボディをつくるよう依頼された。
 ・O系から現在まで、歴代の新幹線37種類の顔をハンマー1本で作り続けてきた。
 ・月に2編成(4つ)製造。
 ・打ち出し板金の技術は全国にも他には例がない。
 ・「元気なモノ作り中小企業300社」に選ばれている。
 ・「モノづくり日本大賞」受賞。
 ・「現代の名工」2名輩出。
 ・36名の従業員の内、現在10名が打ち出し板金の技術者として活躍。
 ・今後も鉄道インフラは続くことが予想される。
 ・「打ち出し板金」の技能継承が大切。
 ・25年前から半導体業界へも参入。売り上げは半々。

アルミで作ったチェロ。以前音色も聴きましたが、美しかったです。創業者の方と一緒に。 私は、山下工業所の創業者を以前よりよく存じ上げており、「第1回目の講演」を拝聴したこともあります。視察の際には社長が出張のため、代わって説明されましたが、ハンマー一本で会社を築きあげ、ここまで頑張ってこられた方ですので心から尊敬します。
 
 8年余り前、お父様の跡を継ぐため、海外での金融関係のお仕事を辞め専務として会社に入られたご子息も、よく存じ上げております。

 彼は、技能継承のための人材確保に東奔西走される時、「新幹線の顔を下松市でつくっていることを、県内の人も周南地区の人も知らない」事に初めて気づかれたそうです。

 そこで、会社のPRのために、新幹線の材質と同じアルミでチェロをつくり、マスコミに取り上げてもらって、求人活動に役立てたというお話を、以前、お聞きしました。

熟練工の業を見せていただきました。 現在は、このご子息が社長になられ、ますます会社の経営も順調だそうです。打ち出し板金の熟練工に、20代の若者3人もいるそうです。

 今回、2人の言葉が私の脳裏に刻みこまれました。
 ・創業者  ・・・「一番の財産は従業員です!
 ・従業員の現代の名工・・・「50年叩いても、完全な完成品はない

 ものづくりにかける人たちの言葉から、その心を少しだけわかったような気がしました。


続く・・・

総務企画員会の県内調査視察①

 6月5日、総務企画員会の県内調査視察に出かけました。

① マツダ(株)防府工場
 ・現在、従業員が約3,000人、アクセラやアテンザを年間約42万台製造。
 ・防府工場での今年度の新規採用者数は13名。
 ・好景気なので、来年度は40名近い採用を見込んでいる。
 ・HⅠ(エイチ-ワン)工場を見学。
  *アテンザを年間約24万台製造。
  *約400人の従業員が勤務。
  *車1台を生産するのに、3時間半~4時間かかる。
  *ラインからは、完成した車が1分間に1台出てくる。
  *欧米への輸出90%、国内販売10%。
  *契約から製造まで、約2週間。
  *効率化を図るため、モジュール生産方式、キットサプライ方式など採用。


マツダ職員の方からの説明。 私は、自動車工場の見学は初めてです。広い工場の中に入ると、自動車がラインに乗って規則的に流れていました。ロボットがあらゆるところに導入されており、人の手が必要な所を、社員の皆さんが手際よく機敏に作業されている光景を見て、ただただ、「すごいなー!」と皆で感動しました。

 会社として地域貢献にも努めておられ、サッカー、駅伝競走、裸坊祭りなど、イベント参加やスポーツ交流などに取り組んでおられます。

 海外への販売状況も順調だそうで、とても嬉しく思いました。


続く・・・

福島県議会議員の視察に同行②こすもすの家

 福島県議団の皆さんがお帰りになる前に、30分程時間が取れましたので、NPO法人聴覚障害者生活支援センター「こすもすの家」をご案内しました。

 こすもすの家は、聴覚障害者の皆さんが自分たちの居場所づくりのために自ら立ち上がり、サロンをつくられたものです。

 突然の訪問でしたが、皆さんはとても快く受け入れてくださって、自分たちの手芸や木工品をつくる作業の様子を見せてくださいました。

こすもすの家 作業風景です。 福島県の県議さんは全員、聴覚に障害がある皆さんとのここまでの交流は初めてだったのではないかと思います。
「聴覚障害者が生きるためには、こんな施策が欲しい」
「耳が聞こえないということの不便さを知って」

という内容の説明を聞き、大きく頷いておられました。

 聴覚に障害がある人とコミュニケーションを取るのは本当に難しく、手話ができないと、後は、筆談やゼスチャーしかありません。口話ができる人もいらっしゃいますが、心を通わすためには、やはり手話通訳者に入っていただくしか方法がないように思います。

 私も、何度も皆さんと交流させて頂いていますが、なかなか、自分の気持ちを表現することができません。いつもそばでお世話をされている俵さんに頼りっぱなしです。

 玉野理事長さんは、私の口元を見ながら言葉を読み取り、私に「手話でこうするのよ」と教えてくださいます。

 いつ伺っても、いつも明るい笑顔に満ちた「こすもすの家」。家賃を払うために、自分でできることを各人が一生懸命されている姿に頭が下がります。

 福島県議さんたちも皆さんの活動に感動され、ショップに展示されているいろいろな物品を積極的に買ってくださいました。

 「こすもすの家」の皆さん、お邪魔しました。頑張ってくださいね。

福島県議会議員の視察に同行①株式会社 カン喜

福島県議会議員の皆様と一緒に。 去る3月25日、友人である長尾トモ子福島県議会議員
 「『カン喜』を視察したい
と、3名の男性議員と一緒に周南市にお越しになりました。

 一昨年、長尾県議をカン喜にご案内した際に、一般の人の中に、その数と同じほどの障害者が入って一緒に仕事をしていること、また、他の障害者が福祉施設で働くよりもはるかに多い月数万円の給料を持って帰ることができることに、非常に驚かれ、関心を持たれました。

 そこで、改めて、「どのように障害者を雇用しながら、企業として運営されているのかを知りたい」と、他の議員の方への紹介も兼ねて4人でお見えになった訳です。

 視察当日、上坂理事長さんにカン喜の車でご案内いただいて、お弁当や殻つきカキグラタンの温田工場、牡蠣殻の洗浄・形を整える福川工場、玉ねぎの苗10万本が植えてある戸田の野菜畑などを視察しながら、冷凍工場がある戸田の本社へ伺いました。

福島県議会議員の皆様とともに。 そこで、理事長さんより、カン喜のできた経緯、障害者を雇用するに至った理由、現在の事業内容、今後の事業展開の夢などを聞かせていただきました。

 特に、障害者就労継続支援A型の認定を受けられてからの障害者を安定して雇用するために努力・工夫などについて、詳しくお話を聞きました。

 その後、帽子やマスク、長めのジャケットを身に付け、長靴を履いて工場内を見学させていただきました。冷凍庫の中での作業や水を使いながらの冷たい作業もありますが、従業員の皆さんは一生懸命に働いておられました。

皆さん作業をしていらっしゃいます。 現在、ISO22000認証を取得し、清潔・安全な条件の下、カキグラタンを400万個作り、国内のみならず海外への販売事業も始めておられます。

 膨大な玉ねぎはその材料にされる訳ですが、他にも、周辺地域の田んぼや畑を借り、お米や里芋も栽培し、社員向けのお弁当の材料に使われています。

 「将来は、中山間地域の耕作放棄地を自分たちで守るんだ」 

 「現在の160人(半分が障害者)の従業員を倍増したい。障害がある人の力をお借りしたい
という気概を持っておられることや、障害者に向ける温かい理事長さんの言葉に感動しながら、とても心強く思いました。
プロフィール

ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

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