周南地区の工業用水の安定供給に向けて

 周南地区のコンビナート企業にとって、嬉しいニュースの続報です。

以前の記事・・・
2013-09-24 周南地区の工業用水の安定供給へ向けて
2014-10-21 工業用水安定供給のための4つの対策

 工業用水を供給する県企業局は、9月に下松市と協定を締結した応援給水について、この度、具体的な支援内容を決定しました。

 具体的な支援内容は、

・菅野系ダムの65%自主節水を目安に、下松市温見ダムを水源とした応援給水を開始

・周南地区の企業への供給単価を半額に軽減
(応援給水:22.64円/㎥→11.32円/㎥)


 応援給水を開始する目安が具体的に示されると共に、新たに周南地区の企業負担が2分の1に軽減されることとなりました。

 このところ、島田川分水事業の着手や、料金制度の改正など、周南地区の工業用水の安定供給に向けた取組が、一歩ずつ前進していると思います。

 しかしながら、菅野ダムの水量は依然として水不足の状況にあり、周南地区工水利用者協議会は、現在も、工業用水の40%自主節水を実施しているのが実状です。

 「産業の血液」である工業用水は、地域産業にとって重要なインフラであり、周南地区の発展のためには、欠かすことができません。

 コンビナート企業の皆様方の懸命な御努力により、周南地区の水事情が成り立っていることを肝に銘じ、今後、周南地区がより良い方向に進んでいくよう、取り組んでいきたいと思います。

10月17日時点の菅野ダムの様子。


 2014年10月17日時点での菅野ダムの様子。水量の減少が見られます。







↓ 44日経過


2014年11月30日の菅野ダムの様子。前回よりかなり減少しています。 11月30日時点での菅野ダム。更に減少し、かなり地肌が見えています。1か月少々でこんなにも減少してしまいました。





 皆さんも、ぜひ節水にご協力をお願いいたします。




平瀬ダム建設工事安全祈願祭

ダム堰。向こうのきれいに伐採してある山へ向けてダムの堰堤がつくられます 去る10月17日、県が建設を進めている岩国市錦町の平瀬ダムの本体工事が着手されることになり、工事の安全を祈願する神事が執り行われました。

 安全祈願祭には、岩国市の福田市長をはじめ、県や市、施工業者のほか、建設のために家を移転した地元の関係者などおよそ100人が出席されました。私も地元議員としてご案内を受け、出席しました。

 錦川流域は、これまで幾度となく台風による洪水で川が氾濫し、被害が出ています。このため県では1968年に予備調査に着手し、錦川の洪水調節と水道用水等の利水を目的に、ダムの建設計画を進めてこられました。

 1988年から付け替え道路の建設が始まりましたが、予定より時間がかかったことや、途中、民主党政権時代には、国から事業の継続について検証を求められていたことなどで、予定が大幅に遅れていました。

上流にあたる須金地区の錦川 平成17年には、下流域において大きな水害が起こり、本体工事に早期着手して欲しいという地元の要望も高く、このたび計画浮上から46年にして、ようやく本体工事が始まった訳です。
 
 このダムの総貯水容量は2750万立方メートル。えん堤の高さ73m、長さ300m。総事業費は740億円で、2021年度の完成を目指しておられます。

 また、1,100キロワットの小水力発電所も造られます。この発電量は広瀬地区の一般家庭の消費量に相当するそうです。

 完成すれば、菅野ダムなどを含めた錦川水系の洪水調節能力が2倍になり、錦川周辺の住民の皆さんに安心していただけると思います。

木谷峡への取り付け道 また、このダム建設予定地の上流には木谷峡という、とても木々の緑と清流のきれいな渓谷がありますので、その入り口まで行ってみました。自然豊かな地に新しくできるダムで、この地区の風景も大きく変化するのでしょうね。



 工事の安全をお祈りしています。





工業用水安定供給のための4つの対策

10月17日時点の菅野ダムの様子。 10月に入ってから降雨が少なく、菅野ダムの貯水量が減少してきたので、地元の企業で作る周南地区工水利用者協議会は、10月20日から、菅野ダムからの工業用水の30%自主節水を開始されました。

 周南地区では、毎年、このような自主節水が行われていますが、周南コンビナートの企業の皆様方の御努力により成り立っており、水の不足は生産活動に大きな影響を与えかねません。

 4年前には、大渇水による75%もの自主節水を実施され、周南地区の企業の皆様方が大変苦労されたことを伺っているだけに、私は、この自主節水の動きを心配しており、今後、深刻なものとならないよう願っています。

 現在、工業用水を供給する県企業局は、以下の4つの対策に取り組んでいます。

① 島田川分水事業
 光市の島田川に取水場を新設し、取水場から下松市の配水池までの間(約10キロ)に導水管を整備し、周南地区の企業に対し、新たに約1万4千トン/日の工業用水を供給する事業であり、平成31年度中の供給開始を目指している。

② 下松市工業用水からの応援給水
 下松市温見ダムを水源に、周南地区へ速やかな応援給水が実施できるよう、下松市と県企業局が9月に協定を締結した。要請から給水開始までおよそ1ヶ月かかる手続きの時間が大幅に短縮され、今年度から速やかな給水が可能となった。

③ 川上ダムへの一時貯留
 富田川上流の川上ダムには、高瀬峽近くの島地川ダムから送水される水を貯めることができなかったが、貯留できるようにルールを改正し、渇水時に利用できるよう準備している。

④ 料金制度
 今年度、「自主節水に対する工業用水料金の減免制度」と「使用量に応じた料金制度」を導入し、企業の節水努力が料金の負担軽減に反映される制度となった。

 工業用水は、「産業の血液」とも呼ばれるほど、地域産業を支える重要なインフラです。この4つの対策は、周南地区にとって、どれも重要なものばかりです。

 周南地区の発展を願う私としても、この対策が確実に実施され、周南地区の工業用水が安定供給されるよう、取り組んでまいりたいと思います。

周南地区の工業用水の安定供給へ向けて

 周南コンビナートにとって、とても嬉しいニュースです!

 去る11日、山本知事の定例記者会見で、山口県企業局と光市が10日、光市が持つ中山川ダム(岩国市周東町)の上水道水利権を工業用に転用し、水源の乏しい周南コンビナートに供給する計画を進めていることを明らかにされました。同時に、光市でも9月定例市議会の冒頭で市川市長が概要を説明されました。

 中山川ダムは131億円をかけ1996年に完成しました。しかし、需要が見込めず採算が取れないとして、送水管などの整備は実現しないまま、一度も上水道に利用されていません

 そして、昨年、光地域広域水道企業団が解散したため、光、周南、岩国の3市は、水利権と負債をそれぞれ受け継いでいました。
(中山川ダムの水利権は、光市が日量15,200トン、周南市が9,300トン、岩国市が8,300トン保有。負債は23年度末で約18億円、このうち光市分は約8億円)

 一方で、周南コンビナートの工業用水は県企業局が末武川、錦川、富田川、夜市川から約70万トンを取水供給していますが、毎年のように渇水期には自主節水が必要になり、大きな課題となっています。

 このため工業用水の安定供給へ向けて、7月4日、山本知事が市川市長に「やまぐち産業戦略推進計画」に沿って、光市分の全量を県が光市から購入して工業用水に転用し、周南コンビナートに供給するよう提案されました。

 光市は上水道の供給能力は十分に余裕があることや、予備水源の有効活用、新たな財源確保の観点からこの提案に応じることを決められました。

 そこで、この度、県は総事業費約35億円をかけて、光市の島田川下流に取水場を新設し、取水場から下松市の配水池まで約9キロと見込まれる工業用水管を整備し、周南地区のコンビナート企業20社へ送水する計画をたて、20年4月の給水開始を目指しています。

 光市にとっては活用策のなかった水利権の有効活用で新たな財源が確保でき、周南コンビナートは渇水期に常態化していた自主節水が解消できるメリットがあり、周南全体の発展に明るい事業となりそうで、とても嬉しく思っています。

菅野ダム便り

 去る10日から12日にかけて、山口県内は大雨に見舞われ、県内各地で土砂崩れなどの被害が発生しました。

 下関気象台によると、降り始めからの総雨量は、周南市鹿野で340ミリ、周南市和田で316ミリなど、多くの地点で、72時間雨量が、5月の観測史上最多となりました。

 この3日間で、5月の総雨量の平年値を50~100ミリ超えたそうです。

 今年は例年に比べ極端に雨が少なく、農業をする人たちからは、
「今年は田に当てる水もなく、苦労する」
と聞いていました。

 また、周南市民の水がめであり、周南コンビナートへ工業用水を供給している菅野ダムも水不足のため、昨年9月から工業用水の自主節水が続いていました。

  今年に入って、鹿野では数回の大雪に見舞われたものの、ダムの水量は増えず、結局、今年の2月4~18日には最高の75%の自主節水が行われました。

 今回、この大雨によって、ダムの貯水量が一気に回復しましたので、周南市と地元の19社で作る周南地区工水利用者協議会は、12日から、菅野・末武川の両ダムからの工業用水の自主節水を全面解除されました。

菅野ダム渇水時写真





    





    


菅野ダム増水時写真







    






 写真は、同じ地点で、雨が降る前と後を撮ったものです。



 また、ダムの貯水量のグラフからも、記録的な雨の量だと推測できるでしょう。
菅野ダム貯水量グラフ








    















 これで、周南コンビナートへも安定した水の供給ができることとなりました。

「教えて!リカちゃん」・・・工業用水って何?

今日の菅野ダム水位はかなり下がっています(雨なので、写真がはっきりしません) 昨晩、ようやく雨が降ってくれました…。実は、梅雨入りしたものの、毎日、晴天が続き、農業関係者をはじめとする「恵みの雨」を待っている人にとっては、大変な日々が続いていました。


それは、周南コンビナートに工業用水を供給している菅野ダム関係者にとっても同じです。


 菅野ダムでは、今年は、5月の降水量が菅野ダム地点で91mm、平年の34%にとどまり(この量は過去10年間では最少)、さらに昨年より12日遅い梅雨入りとなった上に、雨らしい雨も降らないという状況のため、梅雨時期にもかかわらず、30%自主節水を余儀なくされており、ユーザー企業側も、大変な苦労をしておられるようです。


 ところで、工業用水について、皆様はどのくらいご存知でしょうか?


 このたび、YABによる県政番組「教えて!リカちゃん」で、この工業用水について取り上げられることが決まりました。(リカちゃんとは、Dr.リカことアナウンサーの松田梨香さんのことです)


 放送日は、7月6日(月)23時10分から5分間です。


 内容は「工業用水って何?

 

 *なぜ「水は産業の血液」と言われるの?

 *工業用水の給水能力は一日どのくらい?・・・・約171万トン(全国1位)

 *ダムから流れる水の力で発電も行っているの?

 *その発電量は一般家庭が一年間に使用する電気の何世帯分?・・・・約51,000世帯


ぜひ、ご覧になってください。


     ***お知らせ***

工業用水道事業と電気事業を行っているのが県の企業局です。


企業局では、環境問題への意識を持ち、エネルギーの大切さを知ってもらうために、「自然エネルギー探検ツアー」と題したイベントを予定しています。

     日時:7月25日(土)9時~17時

     会場:ホタルの里ミュージアム(下関市)

     募集人員:小学生4~6年生の親子20組40名

     応募期限:7月15日(水)必着

     お問い合わせ先:県電気工水課  083(933)4038

菅野ダム便り

貯水率が79%に回復した菅野ダム  周南市と地元企業19社による「周南地区工水利用者協議会」は、菅野・川上の各ダム系と、富田夜市川系の工業用水、上水道で実施してきた自主節水を、本日から解除されました。


  昨年9月27日から始まった自主節水は、菅野ダムの工業用水で最高70%、上水道で最高35%でしたが、7ヶ月ぶりの全面解除です。


  水を再利用したり、設備の冷却水に海水を利用したりと、いろいろな対応で水不足を凌いで来られた各コンビナート企業も、ようやくホッと胸をなでおろしていらっしゃることでしょう。


  現在、貯水率は菅野ダム79%、川上ダムは38%まで回復しているようです。今後は梅雨時期を控えているため、ダムは「治水」という大きい役割を果たします。

菅野ダム便り

  昨年の秋から続いている降雨量不足のため、周南地区工水利用者協議会は周南工業用水の自主節水を継続し、今年1月からはさらに工業用水70%、上水35%と自主節水率を強化中でした。


  コンビナート企業各社の努力の中、先日からの雨(3月に入って約50mm)のおかげで、菅野ダムの貯水量も少しずつ増えてきています。

(3月6日現在の貯水量は3,397万6千トン、貯水率は37%)


 そこで、周南地区工水利用者協議会は、3月7日から節水率を工業用水65%、上水30%に緩和することとされました。私も少し安心したところです。


  昨年の暮れ、周南工業用水道事務所・菅野ダム管理事務所の所長さんたちと水不足について話す機会がありました。私は、

「県民の皆さんに、水を大切に使ってもらいたいという県からのPRが必要だと思います。県のホームページを利用され、水の少ないダムの状況を発信されたらいかがですか?」

と、提案しました。

  県はこの提案を受けて、早速企業局のページに菅野ダム等の写真を掲載しています。是非一度、ご覧になってください。


***参考***     

   http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a40100/index/

菅野ダム便り

水量が心配される、菅野ダム湖  先日から気温が急激に下がり、周南市の山間部では雪が少し積もり、市内でも冷たい雨がしとしとと降り続きました。


  そのおかげで、周南市の水がめである菅野ダムの水位は少しずつ上がり始めました。現在、ダムの貯水率は34.9%です。まだまだ充分ではないため、周南コンビナートへの工業用水の自主節水率は70%、上水の自主節水率は30%となっています。


  県では昨年12月末、渇水の長期化、広域化が懸念されることから、県域レベルでの対策を図る必要性が生じたため、「山口県企業局利水運用対策本部」を設置しています。


 市民の皆さん、お互いに水を大切に使いましょうね。

菅野ダムの水位が下がっています。

水位が下がり続ける菅野ダム   連日晴天が続くため、周南コンビナートや周南市民の水がめである菅野ダムの水位が下がり続け、ついに貯水率40%となりました。


 9月から11月までの降雨量は、菅野ダム地点で114ミリ、10年平均のわずか25%しかなく、この42年間で過去最低となりました。


  そのため、工業用水として利用しているコンビナート企業群で構成する「周南地区工水利用者協議会」では、今日から自主節水を60%に強化することになり、上水も30%自主節水となりました。


 大きく広いダムですが、今、一日に22-23cmも水位が下がっているそうです

 今日は朝から周南地域は雨模様でしたが、降雨量は菅野ダム地点で、わずか2ミリだそうです。まさに危機的状況です。このままでは、平成14年度、平成6年度の水不足の時の二の舞になりそうです。


 市民の皆さま、どうか節水にご協力ください。みんなの水を大切に使いましょう。


 ***参考***

   2007年7月11日(水)

      周南市内のダムの水位について

   2007年2月5日(月)

      水不足が深刻な菅野ダム


プロフィール

ふじいりつ子

Author:ふじいりつ子
山口県議会議員

リンク
カウンター
検索フォーム
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ